鶏肉を蒸す。しっとりした仕上がりにするのにベストな時間とは
2018.12.5
鶏肉って、うっかりするとパサパサな食感に仕上がってしまいますよね?
食べた時に口の中でモサモサして、がっかり…。
そんな鶏肉食べたくないですよね。
今流行りの蒸し鶏を作る時、どのくらいの時間蒸すとしっとりと仕上がるのでしょうか?
また、蒸し器を使うのかレンジを使うのか、はたまたお湯にドボンと入れてしまうのか?
放置時間が必要ですが、調理自体に時間はかかりませんから、いろいろな調理方法で自分にベストなしっとり蒸し鶏の作り方を探してみませんか?
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この記事の目次
鶏肉を蒸す!しっとり仕上がる時間は?オススメは○分!
肉を加熱する調理方法としては、「焼く」「煮る(茹でる)」「蒸す」という方法がおもにありますが、この中でも、「蒸す」方法は、肉の表層にある余分な脂肪を落とし、肉のタンパク質を味わうことが出来るということが大きなメリットです。
肉に含まれる旨味成分を逃がすことなく、蒸すということが重要ですので、肉の種類によっては、生の状態で蒸し始めるのではなく、表面をフライパンなどで熱して表面に旨味を逃さない壁を作ってから蒸すという方法が効果的かつ簡単な方法です。
鶏肉の場合は、肉の柔らかさが特徴でもあるため、肉に味を漬けたら、お皿などの容器に乗せ、そのまま蒸します。
一般的な蒸し器でも美味しく仕上がりますが、蒸籠(セイロ)を使うと、よりジューシーに美味しく蒸すことが出来ます。
鶏もも肉1枚を用意し、皮にフォークで数箇所穴を開けます。
塩大さじ1をもも肉にまんべんなくすりこみ、お好みでコショウを振って料理酒に漬け込みます。
長ネギや生姜などの香味野菜を入れると、風味豊かになります。
湯気が出た鍋の上に、セイロを乗せ蓋をした状態で10~13分程蒸して完成です。
鍋の大きさや火加減によっても仕上がりは異なりますので、10分経ったら、火の通り具合をチェックしてみるのがおすすめです。
シンプルな味ですが、鶏肉の旨味が凝縮されて美味しくいただくことができます。
鶏肉をお湯に入れて蒸す!?放置時間は長いけど手間はかかりません!
鶏胸肉は、鶏肉の中でも脂肪分が少なく、タンパク質が豊富の部位です。
鶏は胸をよく動かすので、胸部分が引き締まるのです。
脂肪が少ないため、あっさりとした味なので、カロリーを控えたい人や筋肉をつけたい人の食材としてはパーフェクトとも言えます。
ただ、この鶏胸肉は、調理法によってはパサパサした味になってしまうこともあります。
鶏胸肉をジューシーに美味しく食べるには、旨味を逃さずに「蒸す」方法が最適です。
セイロを使わずに、お湯に入れて鶏胸肉を蒸す方法をご紹介します。
- 鶏胸肉にまんべんなく塩をもみこみ、30分ほど置きます。
- 冷凍保存用のフリーザーバッグを用意し、肉を1枚ずつ入れます。
- この時、なるべく空気が入らないように中の空気を抜きながら入れると良いでしょう。
- 深さがある鍋にお湯を沸騰させ、火を止めたら、そのお湯の中に袋に入れた鶏胸肉を入れます。
- あとは、蓋をした状態で30分ほど放置すれば、美味しい蒸し鶏の完成です!
沸騰したお湯ではなく、80度前後のお湯に漬けるというのがじっくり蒸らす秘訣です。
鶏肉をレンジで蒸す!びっくりするくらいしっとりするコツは〇〇。調理時間はなんと10分!
レンジを使って食材を蒸すということも出来ます。
電子レンジを使う調理法は、食材を加熱することが主な使い方ですが、タレに漬け込んだ肉を加熱し、放置するということを繰り返すことで、蒸す方法に近づきます。
レンジでも、しっとり感を保ったまま美味しく仕上げるポイントは、片栗粉です。
水溶き片栗粉を使うことで、柔らかく、しっとりした蒸し鶏を作ることができますよ。
- 鶏もも肉に味付けをします。
- 厚手のジッパー袋などに、塩、生姜のすりおろし、砂糖、片栗粉、水、料理酒を適量入れます。
- これらを袋の上からよく混ぜ合わせたら、鶏もも肉を入れ、味を染み込ませるようによく揉み込み、10~15分程置きます。
- レンジ対応の耐熱皿に、鶏もも肉を置き、ラップをふんわりかけます。
- 電子レンジ600Wで4分加熱し、そのまま5~10分置いたら、美味しい蒸し鶏の完成です。
鶏肉をお湯に入れて時間放置するだけ!下ごしらえなくしっとり蒸し鶏
鶏胸肉を使った料理で、有名なものに「バンバンジー」という料理があります。
きゅうりやチンゲンサイなどのたっぷり野菜と、蒸した鶏肉をソースでいただく料理ですが、中華料理の代表料理とも言えるバンバンジーは、漢字で「棒々鶏」と書きます。
これはもともと中国で蒸してかたくなった鶏肉を棒でたたいてやわらかくしていたからという説が有力です。
バンバンジーに使う鶏胸肉は、あらかじめ保水してから蒸すことで、しっとりジューシーな蒸し鶏になります。
バンバンジーに使う鶏胸肉の皮は剥ぎ取っておきます。
肉の両面に、フォークで穴を開け、砂糖、塩の順番にすりこみ。30分ほど置きます。
鍋に湯を沸かし、ぐつぐつ沸騰したら火を止めて、鶏胸肉を投入します。
蓋をして、1時間ほど置いたら、中まで火が通り、蒸し鶏が完成します。
あとは、お好みの野菜をカットし、鶏胸肉と共にお皿に盛り付けて出来上がりです。
タレは、市販のドレッシングやタレを使っても良いですが、好みの味にするために自分でアレンジしてオリジナルドレッシングを作っても良いですね。
しっとり仕上がった蒸し鶏に合うタレ
蒸し鶏は、しっとりジューシーな食感でありながら、味は至ってシンプルです。
そのため、どんなドレッシングでも、比較的合うため、色々な味を楽しむことが出来ます。
さっぱり食べたい人は、ポン酢は相性バツグンですし、コクを楽しみたい人にはゴマダレや焼肉のタレなどもよく合います。
和風料理とも相性が良い「ニラ醤油」の作り方についてご紹介します。
ニラ醤油は、文字通り、ニラと醤油など調味料を合わせた万能だれです。
ニラの香りがほどよく移ることで、食欲をさらにそそる調味料になります。
冷蔵庫で長期保存が可能なニラ醤油ですが、作る時に、ニラに水分がついていると傷みやすくなりますので、しっかりとニラの水気を切ってから作ることをおすすめします。
【材料】
- ニラ1束(100g)
- 濃口醤油150ml
- みりん50ml
- ごま油大さじ1
- 唐辛子1本です。
【作り方】
- みりんは、アルコールを飛ばすためレンジ600Wで1分~1分半加熱してから使います。
- ニラは洗い、水気をしっかり切ってから保存容器に入れます。
- ニラ以外の材料を保存容器に入れ、混ぜ合わせたらニラ醤油が完成です。
半日ほど冷蔵庫に置いたら、ニラの風味が香りたつ万能だれとして使えます。
鶏肉はお財布にも優しい毎日の食卓の味方
肉の中でも、鶏胸肉はボリュームがある割にとてもお手頃な価格で買えます。
節約主婦の心強い味方でもありながら、栄養価も高いので、毎日の献立を考える主婦にとっては救世主と言っても過言ではないくらい優秀な食材ですよね。
レシピも幅広く、鶏肉の部位によっては味や食感が違うので、色々な料理を楽しむことが出来ます。
鶏胸肉を美味しく調理する方法として、最適なのが「蒸す」方法です。
これは、鶏肉に含まれている水分が多く脂肪が少ないということが理由です。
短時間で火が通りやすいため、電子レンジを使って蒸すという方法も向いています。
鶏胸肉の調理には、鶏肉に塩などでしっかりと下味をつけておくこと、料理酒で保水しておくことが基本です。
シンプルな蒸し鶏は、ソースを変えることで、毎回違う味わいが楽しめることも魅力です。
今晩のおかずに悩んだら、ジューシーな蒸し鶏を作ってみませんか。