納豆の常温保存夏は絶対にNG!納豆菌がなくなり腐敗します
2018.11.28
夏に納豆を買ってきて、冷蔵庫の中にしまい忘れてうっかり常温のまま放置してしまった経験、ありませんか?
放置してしまった時間にもよりますが、夏の暑い時期は、その放置してしまった納豆を食べるのはやめたほうがいいでしょう。
でも、そもそも納豆は腐っているものでは?と疑問に感じたあなた。
発酵と腐敗は違います。
全く別ものだということを知っておきましょう。
また、特売などで納豆をまとめ買いすることもあると思いますが、その場合は冷凍保存がおすすめです。
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この記事の目次
夏に納豆を常温保存するとどうなってしまうのか
健康に良いと言われている食品「納豆」ですが、スーパーで買ってきたのを忘れて常温のまま放置してしまったことないでしょうか。
また、納豆は発酵食品だから大丈夫!と食べてしまったことありますか?
夏など、暑い環境で納豆を常温保存してしまうと、納豆は再発酵が始まり、アンモニア臭が出るようになります。
アンモニア臭自体には身体に害はありませんが、美味しく食べることは難しくなるでしょう。
また、常温保存をしてしまうと、納豆の発酵するスピードが冷蔵の状態時よりも早まり、賞味期限が短くなってしまいます。
常温保存をした場合の賞味期限は、購入日から数日程度と覚えておきましょう。
夏など気温の高い時期の常温保存は、納豆の品質を損なうことに繋がります。
美味しく食べるためにも、気温の高い時期は基本的に冷蔵保存をするようにしましょう。
納豆の常温が許されるのは冬だけ、夏はNG
夏など気温の高い時期に納豆を常温で保存することは、納豆の品質低下に繋がることをご紹介しましたが、常温保存が可能な季節もあります。
納豆の常温保存が可能な時期は、気温が10度以下になる「冬」です!
上記でもご紹介したように、納豆は気温の高い場所に置いておくと、発酵活動が活発になることで再発酵が始まってしまい、アンモニア臭が出てきます。
それを避けるためには、なるべく涼しい場所で保存しなければいけません。
そのため、基本的には冷蔵庫での保存が適していますが、気温が低くなる冬は冷蔵庫と保存環境が似ることから、常温での保存が可能となります。
保存場所は、シンクの下や床下など、冷暗所がオススメです。
また、常温保存の場合、賞味期限内であっても納豆の傷み具合が早い場合がありますので、食べる際には、納豆の臭いなどの状態を確認してから食べるようにしましょう。
夏に常温保存した納豆は腐るが、発酵と腐るではどう違うのか
納豆は、大豆を納豆を作るための種菌(納豆菌)によって発酵させた発酵食品ですよね。
発酵食品なのに、なぜ、夏など気温の高い時期に常温保存した場合に腐るのか?疑問を持ったことないでしょうか。
そこで、発酵と腐るの違いについてご紹介します。
発酵と腐敗の違いについて
発酵とは?
発酵とは、微生物の働きによって食品中の糖分などの有機化合物を分解することで、乳酸菌など人間にとって有益となる物質を作り出す現象のことを言います。
その結果、納豆を含めたチーズやヨーグルト、味噌などの発酵食品が作られるのです。
腐敗とは?
一方で、腐敗とは、食品中のタンパク質などを分解することで、アンモニアなど人間にとって有害となる物質を作り出す現象のことを言います。
簡単に説明すると、人間にとって有益な物質に変化したのか、有害な物質に変化したのかによって、発酵か腐敗かが決まります。
まとめ買いした納豆は冷凍保存がベスト、その方法とは
体の健康を保つ上で、重要な食品のひとつである納豆ですが、そんな納豆をまとめ買いするという方もいると思います。
しかし、納豆の賞味期限は、1週間程度と決して長いとは言えないですよね。
まとめ買いしたは良いものの、毎日納豆ばかりの生活に…なんて時には、「冷凍保存」がオススメです!
納豆は、冷凍保存しても納豆菌が死滅することはなく、解凍することにより、納豆菌は再発酵すると言われています。
そのため、1ヶ月~3ヶ月程度の期間であれば、冷凍保存をすることが可能です。
保存方法は、買ってきたパックのまま保存することもできます。
しかし、これだと他の食材にニオイが移ってしまったり、冷凍焼けが原因で納豆の品質が落ちてしまう可能性があります。
そのため、ジップロックなどの密閉袋に入れたり、パックごとラップをするなどして冷凍保存をするのがオススメです。
また、納豆を食べる際には、食べる前日に冷蔵庫に移して低温で自然に解凍をするようにしましょう。
常温や電子レンジでの解凍は品質低下に繋がりますので、避けることをオススメします。
納豆を冷凍保存した場合の賞味期限
納豆をまとめ買いした時の保存方法として便利な冷凍保存ですが、冷凍保存の場合の賞味期限は3ヶ月程度です。
また、この賞味期限は、冷蔵庫の開け閉め回数や部屋の温度等によっても、多少変わります。
極力は早めに食べることをオススメしますが、もしも、冷凍保存の期間が長くなってしまった場合には、食べる前に納豆の状態を確認してから食べるようにしましょう。
- 納豆が乾いている
- 糸を引かない
- 明らかに異臭がする
このような場合には、納豆菌よりも雑菌が増えてしまうことで、腐敗している可能性があるため、食べないようにしましょう。
一方で、納豆の状態に問題が無い場合でも、口にした際にザラザラとした食感を感じる場合があります。
ザラザラとした食感はアミノ酸の結晶である可能性が高く、基本的には、食べても問題ありません。
どちらにしても、美味しく納豆を食べるためには、なるべく早めに食べることをオススメします。