刺身には寄生虫がいる?寄生虫対策をして美味しく食べよう!
2018.7.30
お刺身を食べる時は、寄生虫対策を行って食べることが大切です。お刺身には「アニサキス」などという寄生虫がいることがあります。
誤ってこれを食べてしまうと、体にとっても辛い症状を起こしてしまい、激痛や吐き気などに悩まされてしまいます。お刺身を食べる時は寄生虫に注意して、美味しく食べるようにしましょう。
今回は、お刺身の寄生虫についてのお話をお伝えします!
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この記事の目次
刺身の寄生虫対策!「アニサキス」にご用心!
魚の内臓に寄生するといわれるアニサキス、生の内臓を食べることが無いから大丈夫!と安心は出来ないんですよ。
このアニサキスは魚の鮮度が落ちてくると、内臓から身に移動をしてくると言われているからです。
だから内蔵を取れば安心というわけではなく、生で魚を食するときには十分に注意が必要なのです!
アニサキスはどのような寄生虫?
見た目についてご紹介します。長さは10ミリ~40ミリ程度で糸状、白色です。一見筋のようにも見えますので、注意をしましょう。
もしアニサキスが人の体の中に入ってしまったらアニサキスは移動しながら、胃や腸壁などを食い破ります。
そのため物凄い激痛に襲われるのです。病院へ行くと内視鏡や外科手術を行ってアニサキスを取り除く処置を行ってくれます。
お刺身で食べたい!寄生虫対策はどうしたらいい?
生で魚を食べる時は、捌く際にとにかく目視で寄生虫がいないかどうかを確認します。
怪しいと思ったら、その部分は切り捨てること!また切断されるとアニサキスは生きてはいられませんので、刺身を薄くきったり、細作りにするなんて方法もあります。
しかし絶対安心とはいえませんよね。
寄生虫によっては醤油やわさび、酢などに漬けることで大丈夫なものもありますが、アニサキスには通用しません。
アニサキスに有効な手段
切断するか、加熱、冷凍、これらが有効です。
私はイカなどを捌いてお刺身にするときは、必ず開いたときに光に当てて透かして見ることにしています。
こうすることでアニサキスが身の中に潜んでいても、見つけることが出来ますよ。
アニサキスを見つける自信が無いという方は、鮮魚店ですでにさばかれ刺身になっているものを購入すると良いかもしれませんね。
対策必須!刺身の寄生虫を食べたらこんなに辛い!
アニサキスが人の体内に入ると
居心地の良い場所を見つけて移動をしますので、胃や腸の壁を食い破ります。
その際に激しい腹痛に襲われますが、きりなどで内臓に穴を開けられるような痛みと表現する方もいらっしゃいます。
また痛みだけでなく吐き気も伴う場合もあるようです。痛みは1~2日ほど続くようですが、耐えられる痛みではないため、病院にいって処置をしてもらう方がほとんどです。
でもこのアニサキス、最近になって騒がれるようになりましたよね。それはナゼなのでしょうか?
アニサキスは元々、魚に寄生しています。しかし流通方法が発達していなかったために生で流通されることが無く、冷凍や加工品になっていたため、それほどの被害が無かったと考えられています。
逆に今は流通が発達したため、魚の鮮度が落ちる前に市場に並べられ以前では、生で食べることの出来なかった魚も、刺身として食べることが出来るようになりました。
それがアニサキスの食中毒が増えた原因だといわれています。
刺身の寄生虫対策のあとは二次汚染対策を!
内臓にいたアニサキスが捌いている最中に、身に移動することもないとはいえません。そんな二次汚染を防ぐにはどのような対策をすると良いのでしょうか。
捌いたときの内臓をまな板の上に置いたままにしない事。
短時間で移動ができる寄生虫なので、内臓を取り出したら直でゴミ袋などに入れて始末をして下さい。
低温管理をする事も有効だといわれています。アニサキスは6度以下で動きが鈍くなるので、低温で保管をすることで内臓から身に移動を防ぐことが出来ると考えられます。
またアニサキスが移動をすることを考えると、作業は手早く行うと良いでしょう。
最後になんと言っても重要なのは目視!コレが一番です。魚をおろした際にはしっかりと光に透かして、寄生虫がいないかどうかの確認を。
また切り身にした際の断片なども確認するとなお良いと思います。
イカを刺身にする時などは、出来るだけ薄く細切りにしてアニサキスを切断するという方法もあります。
食品の寄生虫・食中毒対策
アニサキス以外にも食品に潜む寄生虫は存在する
食中毒を起こさないためには、まず食品を十分に加熱すること。
また冷凍する方法も有効です。冷凍もサッと冷凍ではなく温度はマイナス20度以下になるように、そして48時間以上は冷凍しましょう。
魚の種類によっては寄生虫が付きやすいといわれるものもあります。サケやタラ、イカ、サバなどは熱を通すか、冷凍をするか、生で食べる際には目視で寄生虫がいないかどうか必ず確認を行いましょう。
また魚だけではなく、野菜にも付着している場合があります。特に野菜は生で食べる機会も多いので、害虫の卵などが付いていないか?しっかりと流水で洗い流してから調理を行ってください。
その他にも調理をしている手に卵などが付着してしまう場合もあります。生ものを触った後はしっかりと手を洗ってから、他のものを調理しましょう。
コレは手だけではなく調理器具に関しても同じことが言えます。野菜を切るときは生ものを切る前に使用するなどの工夫を。またしっかりとまな板や包丁などは洗ってください。