水槽のフィルターの交換頻度はどのくらい?注意点について
2018.4.26
水槽のフィルターはどのくらいで交換するべきなのでしょうか?交換頻度についてわからない人も多くいると思います。
また、水の色が変化してきたからと頻繁に変えてしまうのはよくないようです。どうして頻繁にかえるのはだめなのでしょうか?
フィルターの交換をするときに気をつけることや、水槽が汚れる原因についてなども併せてご紹介していきます。
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この記事の目次
水槽のフィルターの交換頻度について
水槽の濾過槽の掃除について、「掃除は必要ない!」という方もいます。
濾過槽を掃除することによって病気が蔓延する場合もありますので、そんなリスクを負ってまで掃除の必要はないということだと思います。
そういう方は海水を扱っている場合が多く、淡水よりもバランスが繊細なので、トラブルもおきやすいのかもしれません。
さて、私は淡水魚しか飼っていないし、掃除をしたい!という方は3ヶ月に1度くらいが妥当だと私は考えています。
あまりにも掃除せず黒髭苔が大量発生するようになったうちの水槽は、1年以上掃除していませんでした。
ここまで来ると何らかの悪影響が出てくる可能性が高いと思います。
3ヶ月程度の頻度で掃除していれば、水槽に影響が出る前に掃除が出来ると思います。
この話は私のオーバーフロー水槽での経験に基づいたものですが、外部フィルターなどでも大した違いはないと思います。
市販のフィルターであれば説明書に掃除の仕方や頻度が記載されているので、そちらをご覧になった上で、参考にしていただければと思います。
水槽のフィルターの交換頻度は?交換するときに注意すること
水中フィルターの交換でよく誤解されている方がいます。
気をつけて欲しいのは、茶色=汚れではないということです。
買ったばかりの水中フィルターは真っ白で、使用とともに茶色くなります。
この茶色いものはバクテリア(微生物)です。
どんどん茶色に変色してくるのは、バクテリアが増殖してきた印です。
水中フィルターは茶色くなって初めて、生物ろ過が機能し始めているということになります。
ここからが本番です!
それを知らずに、どんどん真っ白な新しいフィルターに買い換えている方は、販売店は大喜びかも知れませんが、水槽にとってはマイナスです。
水槽で魚を飼う際には、水質維持の為にバクテリアがとても重要です。
水槽の上部フィルターの交換頻度について
水槽の上部フィルターの交換時期は、白いウールマットは約2週間に1度です。
下部のろ過材は、半年に1度程度の間隔で洗浄しましょう。
また、このときには必ず飼育水を使います。
上部フィルターというのは、熱帯魚や海水魚の水槽のフレームの上に設置して使うタイプで、水槽内の水をポンプで吸い上げて濾過槽を通し、水槽へと戻す仕組みです。
空気に触れる面積が多いのでバクテリアが繁殖しやすいため、生物ろ過能力が高いのがメリットです。
濾過槽は「ウールマット」、「セラミック濾材」、「スポンジ」、「活性炭」の順で使用されていて、目の粗いものから細かいものへ水が通ることで通水性を高めています。
目詰まりを防ぐ為にカスタマイズする方もいます。
水槽の水の交換について!どんなことに気をつけるべき?
水槽の水は、有益なバクテリアの働きにより、観賞魚にとって有害な物質はほぼ無害なものに変えられていきます。
しかし完全に無害ではないため、時間の経過とともに蓄積されていき、水質も変化してしまうのです。
そこで、定期的に水を交換する必要が出てきます。
水換えには専用のホースの使用をおすすめします。
水槽全体の3分の1程度の水を交換します。
砂利には食べ残した餌や排泄物、水草などゴミが蓄積していますので、それらを取り除くように吸出しましょう。
また、ガラス面の苔もそぎ落としたり、フィルターの濾過材も定期的に洗うようにします。
水槽や砂利を洗うときには、水槽の水を別な容器にいれ、そこに観賞魚を移してから洗います。
これらを洗うときには吸い出した水槽の水で軽く洗うくらいがベストです。
洗いすぎると、有益なバクテリアがいなくなってしまいます。
また、水槽の水も出来るだけ捨てないようにします。
バクテリアの死滅を防ぐためには、「水槽」、「砂利」、「フィルター」の清掃時期を別々にするのがポイントです。
水槽が汚れる原因について
水槽の汚れについて、よく聞かれるものをまとめてみました。
水槽の水が緑色になる
ヘドロ状や膜状になっている苔(藍藻)です。
これは実は植物ではなく細菌の一種で、濃い緑色をしていて、水槽や水草を覆い尽くします。
とても厄介な細菌で、成長スピードが早い上に、臭いや毒素も発生させるので、水質に敏感な観賞魚に悪影響を及ぼします。
見つけたら早めにお掃除をしましょう。
水の流れが悪かったり、生態系のバランスが悪いことが原因と思われます。
水槽のガラスに張り付く汚れ
水槽のガラスに張り付く汚れは茶ゴケや珪藻と呼ばれる苔の一種です。
水槽を買ったばかりの水質が不安定な時期に、表面についた汚れを餌に発生します。
また、時間がたった水槽でも生物の排泄物からでる物質に集まって発生します。
他の植物が中にいれば時間がたつとほとんど発生しなくなります。
植物プランクトンがいれば茶ゴケは生まれないので、日光にあてるとよいでしょう。
水槽の細長い汚れ
細長い糸状になっているのが特徴的な糸状藻(しじょうそう)です。
水槽の生態系が整っていても発生する厄介なもので、水草に付着するとなかなかとれず、水草を丸ごと水槽から取り除くことになってしまいます。