色無地の着物の着方・50代から着物を楽しみたいあなたへ
2018.5.30
入学式や卒業式、結婚式や普段のときでも、素敵に着物を着こなすことができたらいいなと思っている人もいますよね。
着物を着たいと思っていたけど、子育てに忙しくてそんな暇もなかったという女性たちもいるのではないのでしょうか。50代になると子育てが一段落する人も多いですよね。
50代から着物のおしゃれを楽しんでみませんか?
TPOを選ばない便利な色無地の着物なら、初めての一枚にぴったりです。
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この記事の目次
50代の着物選び・色無地の着物って?
「色無地」とは、柄がなく黒以外の一色に染められた着物のことです。
お宮参りやお茶席、ちょっとしたお出かけに使えます。
また、色を抑えた色無地は黒い帯をすることで略式の喪服としても使えます。
他の着物に比べて、TPOを選ばず幅広く着られるので、とても便利な和服です。
色無地に1つ紋を入れることで、正式なお茶会や祝賀会などに着られる略礼装となります。
正式には紋を3つ付けるのですが、格が高くなりますので着られる機会が限られてしまいます。
帯あわせによって重くも軽くも見せることの出来る、1つ紋の色無地は人気があります。
柄がなく無地なので、派手すぎず、地味すぎない、上品で自分に似合う色を見つけましょう。
50代の着物・色無地などの着物のコーディネート
色無地の着物は帯によって格を調節しやすく、着まわしのきく着物です。
普段着からフォーマルな場まで幅広く使えます。
フォーマルの装いには決まりがあります。
金銀を使ったフォーマル向けの袋帯に、金糸が入った平打ちの帯締めを合わせるのが定番です。
全体のまとまりを出したいときには、帯締、帯場、伊達衿などの小物に着物の色を使うと良いでしょう。
「着物一枚に帯三本」という着物のコーディネートの考え方があります。
この考えをベースにすると、効率的に素敵なコーディネートのローテーションをつくれるのではないでしょうか?
そろえる帯は、古典柄の袋帯、洒落袋帯、染名古屋帯の3種がおすすめです。
この3種類の帯があれば、カジュアルからフォーマルまでカバーできるからです。
50代でもピンクの色無地を着てもいい?
50代でも「ピンク色」は大丈夫です!
「ピンク」と、ひとことで言っても、薄いものから濃いものまで、鮮やかさだって違います。
赤の色無地などインパクトの強いものを除けば、大抵のものは20代~60代まで、幅広い年齢層の方に着ていただけます。
「ピンク」が似合うかどうかは、年齢よりも顔うつりで判断しましょう。
家族に判断してもらうのも良いと思います。
本人が思うほど、誰が何を着ているかなんてたいして気にしていないものです。特に卒業式などの子供の行事のときは、子供しか目に入っていないのですから。
さまざまな色合いの「ピンク」がありますので、50歳だからピンクなんてと思わずに、ぜひチャレンジしてみて欲しいと思います。
きっと、似合う1枚が見つかるはずです。
着物で結婚式に出席する場合の注意点
結婚式に着物で出席するときにはいくつか注意点があります。
まずは未婚か、既婚かで着る着物が変わってきます。
未婚の場合は、振袖が多いです。
そして、既婚の場合は、訪問着や付け下げです。
また、着物には紋が1つ以上入っているものを選びましょう。
結婚式は正式な場であるため、礼装で出席がマナーです。
紋が付いていない着物は礼装とは認められません。
そして色です。
黒色は着てはいけない決まりはありませんが、主に親族が着ていますので、勘違いされてしまうかもしれません。
控えた方が無難でしょう。
白色は意外にも大丈夫です。
洋装の場合、結婚式で白色は着てはいけない色とされますが、和装では白い着物でも大丈夫です。
着物の場合は白一色になることがないからです。
ところで、「振袖って何歳まで着ていいの?」と疑問に思ったことはありませんか?
ある程度の年齢になると、結婚式に振袖を着ていいのか迷うと思います。
原則、未婚なら何歳でもOKです。
でもちょっと・・・という方は、お友達の結婚式なら訪問着を選ばれると良いでしょう。華やかでおすすめです。
実は未婚女性はどんな着物でも着られるのです。
着物を着る時のアクセサリーについて
着物を着ようと思ったとき、それは特別なことの時が多いのではないでしょうか?
そんな時には、女性は誰だってオシャレしたくなりますよね?
でも、着物の時のアクセサリーには注意してください。
基本的には指輪はOKです。
結婚指輪や婚約指輪はもちろん、控えめなものであれば結婚指輪もう一つくらいつけても大丈夫でしょう。
沢山の指に派手な指輪をするのは控えましょう。
着物の際には、「上品」なコーディネートがおすすめです。
ですが、ピアスやネックレスはNGです。
なぜかというと、着物は衣紋を抜いて髪をまとめることで首周りと顔を美しく見せる着方をするものなのです。
ピアスやイヤリングといったものは、その着方と相反するため着けません。
また、ネックレスは着物を着るときに邪魔になるからです。
控えめなネックレスでも、衿を整えるときに首にチェーンが食い込む可能性があります。着付けの際には外すようにしましょう。
では、ブレスレットや時計はどうでしょうか?
こちらも基本的にはNGです。
特にブレスレットは着物を傷つけてしまう可能性もあります。
しかし、時計に関しては、幹事や進行係りなど時間を確認する必要がある席もあります。その時には小ぶりな腕時計を選ぶと良いでしょう。
また、懐中時計を帯締めに通しておくという方法もあります。