テニス初心者への教え方は?まずはボールとの距離間を掴む練習を
2019.3.4
大学のテニスサークルに入ってきた初心者の後輩たちに、どんな教え方がいいのかと悩んでいませんか?
テニス初心者は、ラケットにボールを当てることさえ難しいものです。
まずは、ボールとの距離間を掴み、ミニラリーができるまで教えるといいでしょう。
テニスの楽しさを知ってもらうのが一番の目標です。
褒めながらミニラリーができるまで頑張って指導しましょう。
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この記事の目次
テニス初心者への教え方、まずはボールとの距離間を掴む練習を
初心者にテニスを教えるとき、何から教えたら良いのか迷ってしまいますよね。
基本的なラケットの握り方とストロークを覚えたら、次に出来るようになって欲しいのは「ラリー」です。
ストロークに時間をかけて教える方もいらっしゃいますが、「楽しい」と思えなくては続かないと思いますので、何よりもまずラリーを教えたいなと思います。
ラリーが出来れば他の人と一緒にテニスを楽しめますし、なによりテニスの醍醐味でもありますよね。
多少ラケットの振り方がおかしくても、ラケットに当たればボールは跳ね返ります。
ですから、ボールにタイミングを合わせることさえ出来れば、テニス初心者でもラリーは可能だと思いませんか?
テニス初心者がラリーするポイント
「ボールとの距離感」を覚えてもらう必要があります。
この距離感を掴むための練習として最適なのが、「缶を使ってボールをキャッチする」方法です。
- テニス初心者の方に缶を渡して、胸の前で固定してもらいます。
- サービスボックス程度の距離からボールを投げます。
- テニス初心者は必ずワンバウンドで、胸の前に固定したままの缶でボールをキャッチします。
慣れてきたら距離はベースラインくらいまでのばしましょう。
この練習で習得したいのは、「ボールとの距離感」なので缶でキャッチ出来なくても問題ありません。
缶の縁に当てられたらOKです。
重要なのは、「ボールの位置まで動けるようになること」です。
自然と足が出るようになるまで練習しましょう。
テニス初心者とミニラリーをしながら、褒める教え方がベスト
初心者にテニスを教える時のコツは「褒めること」です。
「子供に教えるわけじゃないんだから」と思うかもしれませんが、褒められるのは誰でも嫌な気分になりませんよね?
出来ないことばかりを指摘されると、だんだんとやりたくなってしまうものです。
それは、子供でも大人でも同じです。
初心者を褒める内容は些細なことで良い
- 「初めてなのに、ガットに当たってる」
- 「ボールがネットを超えた」
- 「○回ラリーできた」
などなど、思いつく限り言葉にして褒め言葉を伝えましょう。
「あれ??意外と私向いてるのかな?」とその気にさせることが出来たら、上出来です。
楽しいと思えば、夢中になって練習するはずです。
反対にできなことを指摘ばかりされると、誰でもやる気が萎えてしまうので注意して下さいね。
指摘する時には、「力抜いてボールよく見てね」という程度にやんわりと伝えましょう。
ハンドリングの教え方は?テニス初心者には鏡を使うとより効果的
ここまではストロークについてお話してきました。
ストロークの時には、ボールの飛んでくる位置に移動して打ち返すまでに時間があります。
ですから、その間にどのようにラケットを動かすかを考える時間がありました。
しかし、テニスにはボレーというものがあります。
ワンバウンドせずに打ち返すためには、素早く判断しなくてはいけませんよね。
ボレーではラケットは振らないので、構えるラケットの形がとても大切になります。
テニス初心者にボレーを教える時
まずフォアハンド、バックハンドの腰より上のボールと下のボールに対しての形を指導しましょう。
- フォアハンドで腰より上のボール
- フォアハンドで腰より下のボール
- バックハンドで腰より上のボール
- バックハンドで腰より下のボール
まずはしっかりとこの形を覚えてもらい、次に素振りの中でこのフォームが出来るように指導していきます。
鏡を見ながら練習すると、自分のフォームを確認できるのでおすすめです。
正しいフォームを習得できるように、ラケット面が向いている方向を意識するように指導しましょう。
テニス初心者には、とにかくボールをラケット当てる事に集中するよう指導する
テニス初心者や未経験が抱く、「テニスのイメージ」がどんなものかご存知ですか?
テニスを始める前の自分のイメージを思い出せると良いのですが、なかなか難しいですよね。
初心者の多くは、「大きなスイングで遠くにボールを飛ばしてラリーする姿」を思い浮かべるのではないでしょうか?
しかし、その様なテニスを初心者がするのは難しいですよね。
大きなスイングではボールが飛び過ぎてしまったり、当たらなかったりするでしょう。
コントロール技術も無いので、何処に飛んでいくかもわかりません。
それでは到底ラリーなどできませんね。
テニス初心者にはコンパクトなスイングから指導するのがおすすめ
初めの目標は「ラケットにボールを当てる事」です。
手出しのボールをラケットに当てることから始めるのが良いでしょう。
しっかりと振り抜くことも覚えてほしいので、ゆっくりとしたテンポで行いましょう。
初心者でもテニスが楽しくなるような教え方ができれば成功
初心者へのテニスの教え方のポイントは「楽しい」と思わせることです。
冒頭にもお話しましたが、とにかく褒めてその気にさせるのも一つの方法です。
また、一気にいろいろなことを詰め込むとパンクしてしまいますから、毎回テーマを一つ決めて練習するのがおすすめです。
課題をクリアできなかったら、次回に持ち越しでも良いでしょう。
ただし、飽きてしまったようなら気分転換もかねて別なテーマに変更しましょう。
出来ない事に執着すると自信がなくなってしまいますから注意してくださいね。
初心者の方が出来ないテーマに固執するようなら、「こんなプレーもあるよ」というように別なテーマへと誘導してみてください。
人によってはこだわりが合って乗って来ないこともあると思いますが、それはそれで問題ありません。
指導者がしなくてはいけないことは、自分の思い通りにプレーさせることではなく、プレーする人がいろいろな選択を出来るように知識を増やす手伝いをすることです。
いろいろな知識の中から、自分に合ったプレーを探すのも楽しさの一つですよね。
初心者の方がテニスを楽しいと思えたら、練習にも打ち込めますから、きっとグングン上達するはずです。