猫の毛が固まる理由!高齢の猫は飼い主さんが優しくお世話を
2018.12.13
猫が高齢になると毛が固まることがあります。飼い主さんの中には、どうして猫の毛が固まってしまうのかわからない人もいますよね。
猫が高齢になると毛が固まってしまうのは一体どうしてなのでしょうか。飼い主さんができることを知って、猫のお世話をしてあげましょう。
高齢の猫の毛が固まる理由と、猫のためにできるお世話についてご紹介します。
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この記事の目次
猫が高齢になると毛が固まる理由
猫が高齢になると毛が固まる理由は、以下のことが考えられます。
高齢のため自分でケアをすることが難しい
人間も同じですが、歳を重ねれば重ねるほど、体の節々が痛み、柔軟に体を動かすことができなくなりますよね。
それは、猫も同じなのです。
いくら柔軟性に優れている猫でも、体を自由に動かせなくなれば毛づくろいの回数も減ってきてしまいます。
その結果、毛が固まってしまい毛玉となってしまいます。
特にお腹や背中など、体を丸くしないと毛づくろいできないような箇所は毛玉になりやすく、飼い主さんがお手入れの手伝いをしてあげなければいけません。
また、綺麗好きな猫の性格を考えても、体に毛玉ができている状態なんてきっと嫌なはずです。
猫が出来ないことは、飼い主さんがお手伝いをしてあげることが大切です。
高齢の猫毛が固まることを予防するには
高齢の猫の毛が固まることを予防してあげるためには、以下のことが大切です。
猫の食事の栄養バランスを考える
毛玉対策のキャットフードがあるほど、猫の食事は毛並みにも大きく影響します。
そのため、炭水化物や油分の多い食事は避ける必要があります。
品質の良いタンパク質やミネラルを多く摂取できる食事を意識するようにしましょう。
毛が固まるのを防ぐため、日頃から汚れを取る
汚れを取るためにはお風呂が最も良いですが、高齢の猫であれば、お風呂は体に大きな負担をかけてしまいます。
そこで、オススメなのが「蒸しタオル」です。
蒸しタオルは、簡単に皮脂などの汚れを取り除くことができます。
また、乾燥した毛同士で固まることを防ぐ効果もあります。
猫にブラッシングをする
猫はよく毛が抜ける動物です。
そうした抜け毛が体に付着したまま放置してしまうと、そのまま固まり毛玉になってしまうことがあります。
そのため、日頃からブラッシングを心がけ、抜けた毛は取り除いてあげることが大切です。
高齢の猫の毛が固まる時のお風呂について
猫の毛が固まる場合、それを取り除くにはお風呂が最もオススメです。
しかし、猫が高齢の場合には、お風呂は避けたほうが良いでしょう。
高齢の猫のお風呂を避けるべき理由
1つめは「精神的」なもの
本来、猫という動物は水によって体を濡らすことを嫌がります。
またお風呂後のドライヤーも同じで、ドライヤーのような大きな音を嫌がる猫も少なくありません。
そうしたストレスは、体調を崩してしまう原因にもなります。
高齢の猫にとって、体調不良は命に関わることとなりますので、お風呂は避けたほうが良いでしょう。
2つめは「肉体的」なもの
高齢の猫を飼っている方であれば、お分かりかと思いますが、歳をとった猫は1日の多くを寝て過ごします。
そんな生活をしている猫にとって、お風呂で長時間立たされることは、大きな負担となり体力を消耗してしまいます。
また高齢な猫は、皮膚の状態がよりデリケートになります。
お風呂が原因で皮膚トラブルを招かないためにも、お風呂は避けたほうが良いです。
猫の毛が固まっている時に毛を切り取ることについて
猫の毛が固まって毛玉などができている場合、毛を切り取っても良いのだろうかと悩んだ飼い主さんも多いのではないでしょうか。
猫の体表で毛が固まっている場合
基本的には取り除いてあげるようにしましょう。
そのままにしてしまうと、固まった部分の毛がまとまって抜けてしまうことがあり、抜けた箇所の皮膚が変色することもあります。
固まっている場合の毛の取り方
コームで軽くほぐしながら取り除いてあげるのが良いです。しかし、中々毛がほぐれない場合もあると思います。
そういった場合には、固まった部分の根本を指で引っ張らない程度に優しく掴み、指の上をハサミでカットするようにしましょう。
また、カットする場合には、優しく皮膚を掴むことが大切です。
猫の皮膚は柔らかくのびやすいため、のびるだけ引っ張ってから毛をカットすると、皮膚を傷つけてしまう可能性がありますので、注意しましょう。
高齢の猫のために飼い主さんができること
高齢の猫は若い猫とは違い、自分でできることが限られてしまいます。
高齢な猫が自分でしづらいことの1つとして「毛づくろい」
毛づくろいは、毛の状態で健康に保つため、感染症や皮膚病を防ぐ上でもとても大切なこととなります。
しかし、高齢の猫は、体力の衰えから毛づくろいができなくなることが多く、飼い主さんが協力してあげる必要があります。
毛づくろいの代わりとなるのは、ブラッシング
基本的には毎日が良いですが、難しいようであれば、週に2~3回は行うようにしましょう。
一方で、食事後などで口周りが汚れてしまう場合には、汚れをこまめに拭いてあげることも大切です。
高齢な猫がより快適な生活を送るためには、飼い主さんの協力が必要不可欠です。
猫が健康で楽しく過ごすためにも、健康管理にはより気を配ってあげることが大切です。