生地を染める簡単な方法と低コストな材料。オリジナルを作ろう
2018.12.11
古い洋服のリメイクやシミがついてしまった洋服など、生地を染めることで違った味わいが楽しめます。
ここでは簡単に生地を染める方法を紹介します。しかも低コストな方法が満載です。
またこんな物で色が染まるの?という驚きの染め方もあります。
普段は捨ててしまう物、天然のもの染める天然染料も優しい色合いに仕上がりますよ。
また縛り方を工夫することで様々な模様が楽しめるのも魅力の一つです。
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この記事の目次
生地を簡単に染める方法と模様のつけかたを紹介
染色は意外と簡単に出来ます。
準備するものはいろいろありますが、材料は最初は100円ショップのものでも充分に染め物体験が出来ます。
100円ショップでプリンター用のインク(染色と表示のあるもの)とバケツ、酢と塩、体験用の白い布を手に入れたら早速自宅で染め物に取り掛かれます。
ゴム手袋やわりばし、輪ゴムなどもあるともっと便利です。
染液の作り方
たらいに70℃ほどのお湯を張ってインクを投入するだけ。インクの量を調節したり混ぜたりすると好きな色が作れます。
生地を染める方法
染液に布をつけたら全てに色がついたのを確認して1時間ほど置きます。
最後に布を水洗いしたら色止め用の酢と食塩の入った水につけるだけ、1リットルに50mlの酢と大さじ1杯の塩が目安です。
色止め液に30分ほど浸けたら水洗いで干しましょう。あっという間に染色できましたね。
模様の付け方
ビー玉をくるんで輪ゴムで縛り、てるてる坊主のような丸を布にたくさんつけて染めると輪ゴムのかかった部分が丸く白く染め抜かれて残ります。
布を三角に折り、両側から木などで挟んでギュウギュウに圧迫し固定します。
それを染めてみるときれいなひし形模様が染め抜かれます。
模様の付け方には様々なやり方がありますし、工夫次第で色々な染め抜き方をすることが出来ます。材料もお手軽に手に入ることがわかったのでいろいろなものを試してみましょう。
漂白剤を使って簡単に生地染める方法とやり方
100円ショップの材料での染め物に慣れたら、今度は漂白剤を使って染めたものをブリーチしてみましょう。
実際にお洋服のシミを取るときよりも少し濃い目に漂白剤を使って、染めた布やもともと色の濃い布地をブリーチしてみます。
模様を描いたり、ムラができるように漂白剤をかけてみたりいろいろなやり方で漂白剤を使ってみましょう。
漂白された部分と元々の色が残った部分のコントラストや、抜けかけた部分の淡い色などがうまく合わさって味のある染め物になったのではないでしょうか。
漂白剤の使い方によってはロックなテイストに出来たり、儚げな印象を持たせられたりと様々な使い方ができます。
色の濃いものであればあるほど漂白剤を使った後の状態ははっきりとわかりますので、いろいろな布地で試してみましょう。
思ったとおりにならないところも染め物の面白いところですので、偶然の産物を楽しみましょう。
コーヒーを使って生地を染めるのは意外と簡単
染め物にはコーヒーなどの食品を使って染める技法もあります。
コーヒーで染め物を行うと染めている間はコーヒーのいい香りが漂い、布地にはその時の温かみのあるほっこりとした色合いが移ります。
コーヒー染はアンティーク調の風合いを出すのが得意なので、薄い素材のものや紙などもコーヒーで染めてみると楽しいと思います。
コーヒーの濃さや浸け置きの時間でも色が変わってきますので、丁寧に作っていくとグラデーションなんかも作り出せるかもしれません。
コットンボールなどもコーヒーで染めてあたたかい色味にすることが出来るので、
コーヒー染はいろいろな布地のアレンジに使える優しい染め物です。
シミの出来てしまったお洋服等は思い切ってコーヒーにつけてしまって、ガラッと印象を変えてしまうのもいいかもしれません。
捨ててしまう物で生地を染めることもできます
ダメにしてしまったフルーツや玉ねぎなどを使って、『草木染め』と呼ばれる染め物にも挑戦してみませんか?
玉ねぎで染める事が出来る
玉ねぎでの染め物は、玉ねぎの皮を煮出して染料を作ることで染液を作ります。
お料理のときにでる玉ねぎの皮をためておいて、こうした染め物の材料として使ってみましょう。
ポイント
玉ねぎでの染め物は、出来上がった後に媒染液という液につける必要があります。
天然の野菜や果物の色のままでは糸に定着しないために、媒染液につけて色味を定着させるのです。
色素に化学反応を起こすことで糸との結びつきを強くする働きをしてくれます。
媒染液にはミョウバン媒染や鉄媒染などの種類があり、媒染液の種類によって同じ玉ねぎ染めでも全く違った風合いに出来上がります。
草木染めの中でも玉ねぎ染めはあたたかみのある黄色に染められるうえ、材料も手軽で意外と簡単にできてしまうため、染め物をはじめたばかりの方にもおすすめの染め方です。
天然の物で生地を染めると優しい色合いになります
玉ねぎの他にもにんじんやハーブなど天然のものを使って同じように染め物が出来ます。
ナスやよもぎ、ミントなどでも染め物を行うことが出来るそうなので、
いろいろな材料と媒染液で様々な違いを楽しみながら染め物が行えますね。
食品だけでも染め物に使えるものはとても数があります。
この食品の色で染めてみたいなというものを見つけたら、とりあえず試してみるというのもいいかもしれません。
食品に限らず染め粉を使っても染色は行なえますので、好みの色に出来るくらいに上達するまで染色にはまり込んだら天然のものでそういった配合にチャレンジしてみてもいいですね。
深めれば深めるほどハマっていってしまうのが、染色のような偶然の産物を楽しむ世界です。
趣味ではじめるには意外と手軽に始められますし、一度ちょっとした材料ではじめてみてはいかがでしょうか?