合皮バッグは洗濯できるのか。合皮素材の正しいお手入れ方法
2018.11.21
合皮のバッグは軽くて、お値段も本革よりもずっとリーズナブル。
日常的に使っているバッグは、合皮素材が多いという女性も多いと思います。
一年中使える素材で、気兼ねなく使えますよね。
しかし、使っていると、どうしても汚れがついてしまう合皮バッグは洗濯することができるのでしょうか?
合皮のバッグの正しいお手入れ方法についてご紹介します。
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この記事の目次
合皮バッグの洗濯は要注意!劣化を早める原因に
バッグは使用していると様々な原因で汚れていってしまいます。
合成皮革の場合は通常の洗濯洗剤で洗ってしまうと、革の光沢感などが失われてしまい痛む原因となるため洗濯の仕方に工夫が必要です。
革専用の洗剤を使用することで革製品を洗濯することも出来ますが、その際には気をつけたいポイントがいくつかありますので紹介します。
レザーウォッシュと呼ばれる革用洗剤でバッグをネットに入れてお洗濯をします。
バッグから付属品を取り外し、洗濯ネットに入れたら脱水をしないお洗濯をします。
洗い終えたら柔軟剤で仕上げをし、洗濯機で30秒の脱水、もしくはタオルドライでの脱水を行います。
型崩れが気になる場合はタオルでの脱水を行うのがおすすめです。
お洗濯が終わったら風通しのよい日陰で陰干しをして乾かします。
形を整えて干しておくと乾ききったあともきれいな状態で使用できます。
合皮のバッグの汚れには洗濯よりも拭き取りがおすすめ
合成皮革のバッグは型くずれしたりひび割れてしまったりということが起きやすいため、洗濯機でお洗濯をするよりも汚れを拭き取るようなお手入れ方法のほうが向いています。
革製品専用のクリーナーを使うとそうした汚れを合成皮革を傷めることなく行えます。
クリーナーの液を染み込ませた柔らかい布を使ってバッグ全体をマッサージするように拭いていきます。
汚れが拭き取れたら仕上げ拭きを全体に行ってください。
強くこすりすぎてしまうと傷みの原因となってしまうので、気をつけつつお手入れをします。
無理なお洗濯をするとひび割れてしまったりしますし、もともとひび割れや布がぼろぼろになってしまっているものはさらに悪化してしまうので拭き取るといった手段を取るのがいいでしょう。
合成皮革は寿命が3~5年ほどといわれていますので、もし長年お使いになられている場合は買い替えたほうがいい場合もあります。
保管しているだけでも傷んでいくので、状態があまりにも悪ければ無理なお手入れをせず買い替えてしまいましょう。
汚れの目立つ白い合皮バッグを洗濯せずに汚れを落とす裏技
白いバッグは可愛らしいですが汚れが目立ってしまうという欠点があります。
ですが合成皮革についた黒い汚れは消しゴムで落とすことが出来ます。
消しゴムでいつも字を消すときのようにこすってみてください。
ノートに書いてある字を消すときと同じく、ケシカスが出てきてバッグが白くなっていくと思います。
ワンシーズンほどの黒ずみであればこの方法で根気よく落とせば、きれいな状態に戻すことが出来ます。
持ち手などにも使える方法ですし、消しゴムなら家にひとつはあると思います。
手軽に試せるのでやってみてください。
バッグは使っているといつの間にか油性ペンのインクが付いてしまっていたりと気が付かなかった汚れがあるときがあります。
そうした汚れには中性洗剤とクレンジングオイルを使ってみましょう。
中性洗剤とクレンジングオイルを1:1の割合で混ぜ、めん棒を使ってバッグの汚れを強めに拭いてみてください。
コットンや柔らかい布などを使うと広い範囲を拭き取れます。
何度か塗って拭き上げていくとどんどん汚れが落ちていくと思います。
落ち具合を見つつ何度か拭いてみてください。
合皮バッグのニオイが気になる時の対処法
合成皮革のバッグはなかなか洗えないため使用しているとにおいが気になってくることもあると思います。
そうしたときにはまず服飾用の消臭スプレーなどでニオイに対処してみましょう。
ニオイのもとを絶つことは難しいですが多少、消臭効果でニオイが消えてくれると思います。
まだまだニオイが気になるというときには、酢で拭く、重曹をふりかける、炭を入れるなどの方法が使えます。
消臭剤を使う以外の方法は次の日すぐに使える状態とならない場合もありますので週末のお手入れなどに向いています。
合成皮革のバッグを消臭する方法
お酢でバッグの消臭
5倍ほどに薄めた酢を含ませたタオルを固く絞り、それでバッグを拭きます。
目立たないところから試して変色などが無いかということを確認してから拭き上げてください。
重曹でバッグの消臭
大きなゴミ袋にニオイが気になるバッグを入れて、そこに重曹を入れます。
袋を振って重曹をまぶすようにして1~3日ほどおきます。
その間に重曹を増やしても効果的です。
日にちをおいたら重曹の消臭効果で気にならないくらいにニオイが取れていると思います。
炭でバッグの消臭
和紙や布に炭を包んでバッグの中に入れます。
この方法は炭がバッグの中やバッグに入れているものに付かないような対処をしておけば、炭を入れたままバッグを使用することも出来ます。
即効性はありませんが炭の消臭効果は確かです。
様々な方法がありますので、お家にあるものや簡単に用意できるもので試してみましょう。
合皮バッグのお手入れでNGなこと
合成皮革は寿命が3~5年ほどで長く使い続けることには向いていません。
さらにお手入れで気をつけなければならないことがいくつかあります。
- 揮発性有機溶剤を使用しない
ベンジンやシンナー等がこの揮発性有機溶剤に当たります。
合成皮革はこうしたものを使用すると変質や変色などの劣化を起こしてしまいます。 - 汚れた状態での放置
汚れた状態での放置はカビやニオイの原因となります。
他のバッグもそうですが合成皮革の場合も高温多湿の場所を避け、清潔な状態で保管してください。 - 丸洗い
洗濯機で丸洗いをすることには合成皮革は向いていません。
専用洗剤などを使って洗濯することは出来ますがその際はしっかりと水分がバッグから抜けるようにしなくてはなりません。
裏地などに水分が浸透したままだとカビなどの原因にもなりますのでお気をつけください。 - 高温の場所
直射日光などの当たる高温の場所に置いてしまうと表面素材が変形したりなどの劣化が起こります。
乾燥機やアイロンの使用などでも変質を起こします。 - 色うつり
他の素材と密着すると色が移ってしまうことがあります。
合成皮革は表面の素材のおかげで多少の雨などに強く、バッグとして機能性、ファッション性などに優れている場合もありますが上記のものには弱いです。
きちんとしたお手入れで劣化をあまり起こさせないように使っていきたいですね。