台風が強い場所はどこ?基礎知識とメカニズム・雨や風が強い場所
2018.11.10
台風で雨や風が強い場所があるってご存知ですか?一言に「台風」と言っても、台風の場所によってその強さが違うようです。
台風が強い場所はどこ?どうして強さに違いがあるの?台風の時はどんなふうに行動したいい?
そこで今回は、台風が強い場所と基礎知識、台風の時の行動の注意点についてお伝えします。
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この記事の目次
台風で風が強い場所ってどこ?
台風は空気が大きい渦巻き状になっている
上から見ると、時計の反対回りに強い風が吹いています。
時計の反対回りに風が吹いているので、台風が向かっている方向の右側の半円では、その台風自体の風と、台風が移動している時の、周りの風も同じ方向になるために、風もとても強くなります。
反対側の左の半円になると、周りの風と台風自体の風が逆になるために、吹く風も弱まります。
大きい渦巻きの、ちょうど真ん中にあたる、ポッカリと空いている場所は、「台風の目」と言われていて、吹いている風も弱くなりますが、台風の目の周辺はとても風が強くなります。
また、台風が向かっている方向によって風の向きも変わってきます。
建物があったりすると風向きがまた変わってしまいやすいですが、基本的には風向きの変化も決まりがあるようです。
台風の時に雨が強い場所は?
台風で気になるところは、風以外にも、あの強い雨です。
雨も、風と同じように、台風が向かっている方向の右側の半円で強くなる事が多いようです。
真ん中の方向に向かって、海からの暖かい湿っている空気を取り込んでいて渦になっている風は、それがどんどん発達していき、強い雨を降らせることになります。
なので、台風がくると、その進路や、その進路によって、台風の右側にあたるのか左側にあたるのかも大切です。
もしも台風が向かっている方向に向かって、右側に、自分が住んでいる地域が重なるなら、特に注意や対策が必要になってきます。
台風が強いとされる場所
- 進行方向に向かって、右側
- 台風の眼(渦の中心)の周辺
台風が比較的弱くなる場所
- 進行方向に向かって、左側
- 台風の目の中
強い雨と風の台風が発声する場所とエネルギー源
天気予報を見ていても、台風が発生するのは海の上ですよね。
台風ができるところ
台風は、いつも暑い地域の海の上でよく発生されます。
他の場所と違って、海水も暖かく、雲が多いような場所です。
比較的、北緯5度から20度くらいの海の上で出来る事が多いのは、その場所が風が渦を巻いて台風となってしまう力もあるからと言われています。
台風のエネルギーの素
暑い地域の海の上で、空気の渦ができはじめます。
その渦の真ん中のほうに向かって、たくさんの水蒸気が含まれた空気がどんどん流れ込んでいきます。
それが上昇気流というものが生まれる現象になります。
雲ができて、どんどんと背が高く大きくなり、「積乱雲」になります。そして、水蒸気も水の粒状になります。
その時に出る熱も、周りの空気が暖かくなる原因になり、上昇気流が強くなっていきます。
そして、小さな渦がどんどん大きくなり、熱帯低気圧と呼ばれるものになっていきます。
この熱帯低気圧がどんどん発達してしまい、台風となるのです。
台風の基礎知識
台風とは
熱帯の海の上でできる低気圧の事を熱帯低気圧といいます。
台風の風の強さ
熱帯低気圧が、北西太平洋でどんどん大きくなって、台風の眼の周辺である、最も強くなると言われているところの最大風速が、大体17m/sを超えるものが、台風と言われています。
台風が動く場所
地球が周っている事によって、北の方へ向かっていきます。
上昇気流とは
暖かい地域の海は、もちろん海水の温度も高くなります。
空気の渦ができて、その渦の真ん中に向かって、水分がたくさんある空気がたくさん集まるので、上昇気流になります。
台風の発生
上昇気流が発生して、たくさん積乱雲ができて、これらが集まって更に大きい渦になっていき、渦の真ん中の気圧が下がるので、台風となります。
台風のときはどのように行動したら良いの?
台風が多くなる時期になると、必ず天気予報やニュースで台風情報がやっていますよね。
台風や大雨が近づいているなら、しっかりと対策をしないといけません。
もちろん、川などの危ないところに近づかないようにして下さい。
台風が近づいてくる前にやっておく事
非常時に持ち出すものチェック
普段から、必要なものや大切なものは、非常用の持ち出し品として、リュックなど両手が空くバッグに入れておきましょう。
避難場所の確認
避難する場所だけではなく、どの道を通ればいいのか、安全な道を把握しましょう。
台風に耐えられる家にしておく
家の補強など大丈夫か、もしも補強した方がいい所があれば、雨や風が出てくる前に済ませておきましょう。
台風による土砂災害など、様々な情報を把握しておく
避難勧告などが出れば、あわてないようにして、早めに避難しましょう。