酢に重曹を混ぜる効果!掃除で効果的な汚れの落とし方
2018.11.27
おうちのお掃除に、どこのご家庭にもあるお酢と重曹を使って汚れを落とす方法をご存知ですか?
この2つを混ぜることによって、お酢が得意な汚れと重曹が得意な汚れの両方にアプローチできます。
まずは、それぞれの特徴を理解して、汚れに応じた使い方で効率よく汚れを落としていきましょう。
お酢と重曹を使った掃除方法をご紹介します。
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この記事の目次
酢と重曹を混ぜると掃除に便利!それぞれの特徴
皆さんのご家庭にあるであろう『酢』と『重曹』ですがこのふたつにはそれぞれ別の特性があります。
『酢』は酸性の液体。
酸性だとシンク周りなどに発生するアルカリ性の汚れ、水垢などに効果があります。
酢には菌の繁殖を抑えるはたらきもあるので雑菌によるヌルヌル汚れを減らすなどの効果もあります。
『重曹』はアルカリ性の粉末。
油汚れなどの酸性の汚れに効果のあるアルカリ性の特徴を持っている重曹は、粒が硬く研磨作用なども持っているのでガスコンロなどを磨く際にももってこいのお掃除グッズとなります。
それぞれが特性にあったお掃除に役立つ便利な成分を持っているふたつですが、混ぜ合わせるともっとすごい効果が期待できるのでしょうか?
ふたつを混ぜ合わせると危険かもしれないといった懸念を持つ方もいらっしゃると思いますが、このふたつは混ぜ合わせて使っても全く問題ありません。
重曹とお酢を混ぜ合わせると化学反応によりもこもことした泡が沢山発生します。
この泡は炭酸飲料などと同じ二酸化炭素が発生したことで生まれています。
ふたつを混ぜ合わせることで、
- 重曹を使った拭き掃除の仕上げ
- 炭酸の力で汚れを浮かせる効果
を利用できますよ。
重曹に酢を混ぜると排水口のお掃除におすすめ
このふたつを混ぜ合わせた炭酸もこもこ泡は排水口のお掃除などにもおすすめです。
排水口はいろいろな生活排水が流れ出ていく場所です。
特にキッチンの排水口は食器洗いの際に出た中性洗剤と料理油の混ざった汚れなどでヌルヌルすることが多い場所です。
生ゴミなどの影響も受けているそこをこのもこもこ泡で掃除します。
掃除していくと炭酸が汚れを浮かしていき、さらに重曹の拭き掃除仕上げできれいなシンクになるはずです。
掃除するときは以下のような手順を踏むと楽にお掃除が出来ます。
お酢と重曹のもこもこ炭酸泡でお掃除(排水口編)
- 排水口の蓋を開けて中に重曹をふりかけます。
内部に直接重曹をふりかけていってください。
量は汚れ具合にもよりますがスプーン1杯ほどからが目安です。 - ふりかけたら放置しましょう。
重曹に汚れが染み込むまでの5分ほど放置します。 - 5分待ったらお酢をかけます。
原液のままのお酢をかけていきます。
重曹がなくなるまで少しずつ加えていきましょう。 - 浮いた汚れを流します。
水で浮いた汚れを洗い流せば終了です。
汚れ具合によってはピカピカという状態にはならないかもしれませんが、ちょっとしたお手入れには向いていると思います。
手を汚さずにきれいにできるお手入れなので試してみてください。
頑固な油汚れに重曹とお酢を混ぜるクレンザー
ガスコンロなどの頑固な油汚れのついた場所にもこの掃除法は使えます。
ガスコンロの掃除の拭き仕上げなどに使ってみてください。
手順は排水口と同じく、汚れた場所に重曹をふりかけてスタートです。
ふりかけたら粉のままの重曹を雑巾で拭き取ります。
こうすると汚れが重曹に絡みつき取れていきます。
汚れはどんどん取れていきますが、白い跡が残ったと思います。
その白い跡まで拭き取るためにお酢を使います。
一度すすいだ雑巾にお酢を含ませ少し絞って再度拭き掃除をしてみてください。
重曹がお酢で中和されたことにより炭酸に変わって白い跡まで拭き取ることが出来たと思います。
最期に乾拭きすればガスコンロのベタベタ油汚れがすっかり落ちてピカピカになったのではないでしょうか。
この方法は他にもテーブルの掃除やフローリングの皮脂汚れなど、『水で洗い流せない場所』でも効果を発揮できるのでおすすめです!
床掃除にも使える優しい洗浄剤
フローリングも皮脂で汚れる代表的な場所です。
さきほど紹介したやり方で床拭き掃除をしてみてください。
床には素足でも触れますので意外と皮脂がついてしまい、見た目にはわからない汚れがついているところがたくさんあります。
特に多く歩く場所には念入りに、ついでに素足を付けるイスの足の部分やテーブルの足なども重曹とお酢の力を借りて掃除をしていきましょう。
お酢と重曹は口に入れてしまってもなんの問題も無いものです。
混ざった炭酸も同じで人体に影響のないものですので、小さなお子さんの居るご家庭でも安心して使える優しい洗剤ですね。
優しい洗剤ということは使い方次第でどんな掃除にも役立ってくれる洗剤になります。
世の中の汚れは大抵の場合、一般家庭だとアルカリ性と酸性の汚れがほとんどです。
市販の洗剤でもいいのですが、汚れを落とす力が強すぎて手が荒れてしまったりということもありますので肌荒れなどが気になる方もこの方法でお掃除をしてみてください。
刺激物よりこうした方法で安全にお掃除できる方が安心ですね。
酢と重曹を使ったトイレ掃除の方法
お酢と重曹はトイレ掃除にも使うことが出来ます。
トイレの便器も床も重曹とお酢のタッグでピカピカにしましょう。
トイレの便器内は重曹をふりかけた後、少し置いて汚れが吸収されるのを待ちます。
お酢をかけつつ泡をブラシなどで定着させつつこすります。
時間をおけば炭酸で汚れが浮いてきたりなどの効果も期待できますので、ほどほどのこすり具合で大丈夫です。
床は他の場所の床掃除のときと同じ要領で掃除します。
お酢と重曹でするこのお掃除は消臭効果もありトイレの独特な匂いを抑えてくれる効果も期待できます。
ありとあらゆるところまで掃除ができるので、手が触れる部分などをポイントに掃除をしてみてください。
大掃除などでも大いに活躍する方法だと思いますので、いつもやらないところもこうしたテクニックと化学反応を使って掃除を楽しみましょう。