気になる服の生地の名前を知りたい時は調べてみよう
2019.4.1
服を買おうと思った時に、最も気になるのがデザインですが、それと同じくらい生地に何が使われているのかを知ることも大切です。
というのも、生地の素材や織り方などによって、温かさや涼しさ、肌触りなどが異なるからです。
さまざまな生地の名前を知ることで、自分の服を選ぶ時の参考にしてみてはいかがでしょうか。
また、ファッションコーディネートは生地の素材や色だけではなく、小物などにも気を配ると、より良い印象にさせることが出来ます。
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この記事の目次
服の生地の名前、まずは自然素材の繊維について知ろう
服に使われている生地には色々ありますが、自然素材とはどのようなものなのでしょうか?
植物繊維
繊維を取り出すために栽培されている繊維植物からとる天然の繊維のことで綿、麻などのことを言います。
綿
肌触りがよく静電気がおきずらい、保温性が適度にあり吸湿性にも優れている。
麻
自然の感じが出ていて織り方により色々な風合いがある。放熱性が良い。
動物繊維
毛や絹など動物から取れる繊維で、糸をつくりその糸を織り布を作る。
毛
毛の種類のは羊毛、獣毛がありカシミヤ、アンゴラ、モヘヤ、アルパカなどがあります
多くみられるのがウールで羊毛のことをいいます。伸縮性がありしわになりにくく保温性があります。
絹
蚕が繭を作るために吐く繭糸からできている布で軽くしなやかで上質な雰囲気がある。
服の生地の名前、化学繊維にはこんなものがあります
服に使われている生地には天然素材と化学素材があります。化学繊維は4つあり、原料や製造方法によって異なります。
石油が原料の合成繊維は普段手を通すことの多い衣類に使われています。その中にポリエステル、ナイロン、アクリル、ポリウレタンがあります。
ポリエステル
非常に使い勝手が良いポリエステルはペットボトルと同じ原料から作られています。フリースやブラウス、スカートなどに使えわれていて、保管が簡単、耐久性がよく着崩れしない点が魅力です。
ナイロン
ナイロンは歴史が古く合成繊維のなかでも早い時代から使用されています。軽い素材で弾力性がありしわにもなりにくく渇きが早いところからスポーツウェアーなどに使われています。
アクリル
ウールに似た風合いを持っているふんわりしているアクリルは毛よりも軽く保温性が高い素材です。しわにもなりにくく冬物の衣類に多く使われています。
ポリウレタン
ゴムのような伸縮性があり天然ゴムとは違う染色性があり強く丈夫な素材です。水着やスポーツウェアーなどに使われています。
また再生繊維という化学繊維もありキュプラというシルクのような上質感をもち滑らかな肌触りの素材で裏地やおしゃれ着に使われている素材やレーヨンという木材の中の繊維で作られたものもあり水に弱くしわになりやすい点からカーテンやインナーなどに使われています。たくさんの化学繊維があり用途に使い分けて使用できるほどの種類があります。
春・夏の服に向いている生地の名前をご紹介します
季節によって生地を考えながら着ると心地よい時間をすごせます。
夏の生地
レース
レースには編み方によりすかし模様や刺繍部分があり、編んでいる糸も細い糸のため涼しさが感じられる。
デニム
ジーンズやジャケットなどデニム素材を使った服はたくさんあり色落ちの具合や夏にはダメージを生かしたり色々な着こなしができます。
シフォン
光沢感のない糸を使い柔らかく透明感のある素材で夏の服の袖の部分やスカートの上の部分に使われているのを多くみられます。
コットン
Tシャツなどに多く使われているコットンは肌触りがよく汗を吸収するのでさらさら感を感じ快適さを味わえます。
リネン
使うほどに柔らかくなって使い心地がよく、吸水性にも優れているため洋服や生活の中にも多く使われています。
秋・冬の服に向いている生地の名前をご紹介します
秋、冬になると自然と暖かいものを求めて、身の回りの物も暖かいものに囲まれているとほっとします。どのような素材に囲まれているのでしょうか。
フランネル
フランネルというとわからないですがネルと聞くと聞きなじみがあり、パジャマやシャツに使われており私たちが多く目にするのはチェックのシャツが多いです。
フリース
ポリエステルのニット生地で作られたニットジャケットが多く目にすると思います。動きやすさや防寒機能の良さの面からアウトドアで使われることが多いです。
コーデュロイ
コール天と言うほうが一致する方もいるかもしれません。黒板消しの消す部分の生地がコーデュロイです。表面がでこぼこしていて保温性もありそのでこぼこ部分に空気の層もでき中の暖かさを外に逃がしません。ボトムスにコーデュロイ素材をみられます。
ウール
ウールは羊毛の繊維でできており高い保温性があるためコートやスーツなどに使われています。
ツイード
厚手で頑丈なツイードはジャケットや小物などに使われており、落ちついた色が多く上品な着こなしのものが多いです。
洋服を選ぶ時は、季節感を考えることが大切です
洋服の季節感とは?
その季節にあった素材や色風合いや肌触りなど季節に合ったものを身に着けたり、季節感を意識した小物を持ったりしおしゃれを楽しむことは大事なことですね。
例えば夏には涼しい印象のある透け感のある素材のものや、寒色系のもので涼しさを感じたり、秋や冬の寒くなってくる季節には暖色系の暖かな色合いのものや、ふわふわもこもこ素材のもので暖かく周りの人たちが見ても暖かそうなものを身に着けたりで季節を楽しみましょう。
季節の小物
時期によって違いますが、2018年の冬にはファー小物が多くみられました。バッグにファーがついているものも多く色の濃い目のかごバックにファーがついていて取り外しのできシーズン通して使えるタイプのものもありました。
また、ヘアーアクセサリーにもヘアバンドやバレッタなどに冬素材のアンゴラや、ニット素材が使われています。
夏にはかごバックや木の素材のアクセサリーなど外に出る機会が多くなる季節には天然の素材のものが合うでしょう。着るものも薄くなるこの季節足元も開放的なサンダルで、寒い季節には挑戦できなかった色をさし色にし季節を楽しんでみましょう。