歌舞伎座の座席表の中で一番見やすい席について教えます
2018.11.28
明治時代に建てられ、平成25年にリニューアルされた歌舞伎座。その外見は見たことはあっても実際に歌舞伎を見るとなると、どの席が良いのかよくわからないですよね。
座席表を見ると1等席や2等席などいろいろな席の種類がありますが、初めての人のおすすめなのはどの席なのでしょうか?見やすい場所は?
歌舞伎座の座席表の中の座席の種類とその特徴、そして見やすい場所について詳しく説明します。
スポンサーリンク
こんな記事もよく読まれています
-
ラジオで読まれるお便りの内容は?お!と思わせる内容のポイント
いつも聞いている人気アーティストのラジオにお便りを投稿して読んでもらいたい!そう思う方も多いのでは?...
-
幼稚園は夏休み期間の保育料がかかる!保育料がかかる理由を解説
幼稚園の夏休みの期間は地域によっても違いますが、8月は夏休みで幼稚園に行かない、行っても短い期間しか...
スポンサーリンク
この記事の目次
歌舞伎座の座席表でまずは座席の種類をチェック!見やすい席は何?
せっかく歌舞伎座に出かけるならいい席で観劇したいものです。
ですがチケット代も気になるところではありますよね。
同じチケット代でも場所によって見え方はずいぶんと変わってきます。
歌舞伎座に通い慣れた人たちは自分好みの席を持っていたり演目によっては観劇するときの席を決め、使い分けていたりとかなりのこだわりがあるのが座席です。
では歌舞伎座の座席について詳しく見ていきましょう。
歌舞伎座のチケットの種類は以下のような区分になっています。
- 桟敷席(ゆったりと座れる席)
- 1等席(1階・2階の前方)
- 2等席(1階・2階の後方)
- 3A(3階前方)
- 3B(3階後方)
この5種類のエリアに分けられた席で観劇しますが、他にも一幕ごとに入れ替えが行われる幕見席もあります。
歌舞伎座の座席表の中で一番見やすい場所とは?
一般的に見やすいとされている席が1等席です。
歌舞伎座では、1階席と2階席の正面側の大半と部隊を2階の横から見下ろす形になる、『2階桟敷』と呼ばれるところの前方が1等席の値段でチケットを購入できる座席です。
次いで見やすいといわれるのが1階後方と2階後方、2階桟敷の後方部分に当たる二等席です。
1階後方は花道側のお席を確保できれば花道の登場を間近で見ることができる位置です。
なかなか見ごたえがあるのではないでしょうか。
更に見やすいとなると残るのは1階の上手と下手両方の一番端に位置する『1階桟敷席』。
ですがこの席は歌舞伎座の中でも最も高価な席となるため手が届きにくい部分もあります。
この席はポットでお茶が常に用意されており、事前に頼んでおけば休憩時間に食事や飲み物を席まで運んでくれるなど、なんとも至れり尽くせりなお席です。
もしこのお席を確保できたらセレブ気分を味わえるかもしれませんね。
初めて歌舞伎座で歌舞伎を見るなら、座席表の中でも見やすい1等席にしよう
はじめての歌舞伎座のときは座席表の中でも見やすい位置にある一等席を取るのがおすすめです。
一等席はしっかりと舞台も役者も見ることのできる位置にあるため、はじめてのときに落ち着いて演目を楽しむことができると思います。
ですがこの一等席はお値段が18,000円ほどです。
なかなか手を出しづらいなという際には『一幕見席』という席でちょっとだけ感激体験をしてから、座席チケットを購入してもいいかもしれません。
値段はネックな部分になるかもしれませんが、役者さんたちはその日の演目のためにたくさん日々の鍛錬をなさってきています。
確実にお客さんを楽しませてくれると思いますので、はじめてだからこそちょっと値が張っていたとしても一等席で観劇するのがいいと思います。
歌舞伎座の座席表にある「一幕見席」とは?
さきほどのお話にも出てきた『一幕見席』はひとつの演目だけを見るチケットです。
一般的に歌舞伎は昼の部と夜の部に分かれており、それぞれ2~4部の構成となっています。
1等席などの席は昼の部や夜の部に行われる全行程を通して観劇するためのチケットです。
それに対しこの『一幕見席』というのは、通してみるまでの時間がないけれど少し見てみたいなというときなどにおすすめなチケットです。
こちらは当日券のみの先着順で歌舞伎座にしか無いシステムとなります。
歌舞伎座の4階部分に位置しており全体を見るには申し分ない席です。
お値段もぐっとお安く演目により800円から2000円ほどまででちょっと見たいなを安価で叶えてくれます。
映画よりも安く演目を見られるということもありお手軽で人気なチケットです。
歌舞伎座に行くなら「歌舞伎座ギャラリー」もお忘れなく!
歌舞伎座に行くのなら忘れたくないのが歌舞伎座ギャラリーです。
歌舞伎座ギャラリーとは2013年に歌舞伎座新会場と同時にオープンした歌舞伎を体験できる空間です。
歌舞伎を見たことがない人や海外からのお客さんにも気軽に歌舞伎に触れていただけるようにという思いを込められている、歌舞伎と親しめるスペースとなっているようです。
歌舞伎にタッチしてしる・みる・ふれる・やってみるをテーマに歌舞伎を体験していきます。
歌舞伎に登場する馬に乗ってみたり、舞台で実際に使われている道具を体験し、役者気分さえ味わわせてくれるのです。
歌舞伎座ギャラリー内では歌舞伎夜話と呼ばれるトークショーやかぶきざ芝居噺、スタッフトークなど様々なイベントも開催されていますので、行かれる際はこちらでのイベント情報もキャッチしてから会場に足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
歌舞伎を見るだけでない歌舞伎座の楽しみ方を発見できるかもしれません。
日本の伝統芸のである歌舞伎を目一杯楽しむことのできる歌舞伎座の魅力はたくさんあります。
座席ひとつで楽しみ方も変わってくるくらいに多種多様な歌舞伎の世界で、自分なりの観劇スタイルを見つけてぜひ歌舞伎を楽しんでください。