お菓子に入っている乾燥剤は再利用できる?再利用の方法と注意点
2018.12.7
お菓子などの袋の中には乾燥剤が入っていますよね。色々な種類の乾燥剤がありますが、皆さんはこの乾燥剤は捨てているでしょうか。
実はこの乾燥剤、種類や状態によっては再利用することができるものもあるようです。
お菓子の袋に入っている乾燥剤は、一体どうやって再利用すれば良いのでしょうか。再利用の方法・注意点について解説します。
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この記事の目次
お菓子に入っている乾燥剤は再利用できる?乾燥剤の種類
お菓子に入っている乾燥剤は再利用できるという話を聞きますが、それは乾燥剤の種類にもよります。
まずは種類を確認して再利用可能かどうか知ることが大切です。
乾燥剤の種類は主に3種類でシリカゲル、石灰乾燥剤、脱酸素剤に分かれます。
シリカゲルは皆さんも聞き馴染みがあるのではないでしょうか。成分は二酸化ケイ素で包装に使用されている紙に付着した水分を吸い取り、お菓子の湿気を防ぎます。
次に石灰乾燥剤ですが、こちらの成分は生石灰です。メリットはコストが安く湿気をよく吸い取る点です。しかしデメリットもあり水に濡らすと発熱するので、使用する際に水分には十分に注意をしなければいけません。
最後に脱酸素剤ですが成分が還元鉄、こちらは酸素を吸着することで空気中の湿気を少なくします。
全てが再利用できるわけではありませんので、まずは手元にある乾燥剤がどの種類なのかを確認することが重要です。
お菓子の乾燥剤はこんな方法で再利用ができます
お菓子の乾燥剤に使用される3種類をご紹介しましたが、この中で同じように乾燥剤として再利用できるのはシリカゲルだけです。
シリカゲルが水分を吸い取った後は、もう一度乾燥させることで再利用が可能です。
乾燥させる方法ですが、弱火にフライパンをかけてシリカゲルを袋から取り出し熱を加えます。
シリカゲルの湿気を取り除いた後は、お茶パックなどに入れてまた乾燥剤として使用してください。
靴の中に入れて湿気を取り除きカビ予防に、またタンスに入れて洋服のカビ予防として使用する方法もあります。
しかし小さいお子さんやペットを飼っているお家は、間違って口にしないように注意をしてくださいね。
お菓子の乾燥剤の再利用方法は他にもこんなものがあります
シリカゲルは湿気を吸い取るので、靴の中に入れるとカビ防止になるとお話しましたが、湿気を吸い取ることで汗などの嫌な水分も吸い取ってくれて、消臭効果も期待できます。
また生石灰は水を十分に吸い取ると消石灰となり、強いアルカリ性となります。そのためガーデニングに使用する石灰と同じように使用することが可能です。
土に混ぜ込んで土壌改良に使用する場合は根に直接触れると、植物の育ちが悪くなってしまいますので、しっかりと土に混ぜ込んで準備をしておくことを忘れないでくださいね。
脱酸素剤は、再利用が出来ない乾燥剤ですが、使用期限の期間内であれば乾燥剤として十分に使用できますので、捨てる前に使用期限を確認して見ると良いでしょう。
乾燥剤のシリカゲルを再利用する時の方法
乾燥剤のシリカゲルが十分に水分を吸い取っているかどうかは、その色の変化で判断することが可能です。
シリカゲルの粒一つ一つに色が付き、使用できないサインが出たら先述したように弱火で熱したフライパンに袋から取り出したシリカゲルをのせ、焦げないように炒って水分を蒸発させます。
また電子レンジを使って水分を蒸発させる方法もありますが、この場合も袋から取り出すこと、電子レンジは温度が高くなりやすいので解凍モードなどを利用すること、その場合も少しずつ熱を加えて様子を見ながら加熱する必要があります。
フライパンを使う方法よりもかえって手間がかかってしまうことが考えられますのでオススメしません。
どちらの方法でも水分を飛ばした後は、そのままにしておかず密閉容器などに入れて湿気を吸収しないように注意をしましょう。
お菓子に入っている乾燥剤を再利用する時の注意点
乾燥剤を再利用する際、生石灰の場合、水に触れると発熱をするので水分をしっかりと吸い取り消石灰になってから使用しなければいけません。
またどの乾燥剤も同じように、再利用する場合には小さなお子さんやペットが間違って、食べてしまわないように注意が必要です。また目に入らないように気を付けなければいけません。
もし飲み込んだり、目に入ってしまった時は自分で対処をせずに、落ち着いて病院に連絡をして対処方法を確認して応急処置をした後、速やかに病院にいき治療をしてもらいましょう。
種類によっては乾燥剤は再利用することが出来ますが、その使用方法には十分に注意をすることが大切です
乾燥剤、時にシリカゲルは含んだ水分を取り除くことで、もう一度乾燥剤として再利用することが可能でした。
また湿気を取り除く効果は食品だけでなく、靴や衣服などのカビ防止に、またすぐに湿気でサビてしまう金属製品と一緒に保存しておくことでサビ防止効果も期待できます。
また湿気があると温度変化が激しい場所では結露が起こってしまい、やはりその水分がカビの発生に繋がります。このような場所にも乾燥剤を置いて結露防止に役立てましょう。
その他にも沢山シリカゲルがあれば、ドライフラワーを作る時に湿度をすばやく取り除き、普段よりも早くドライフラワーを作ることが可能です。
しかしこの場合は、生花が埋まるほどのシリカゲルが必要となるので、お菓子に入っている乾燥剤では溜まるまで時間が掛かりそうですね。
どのような場合も、使い方を間違えないこと、また誤飲等に細心の注意をしてください。
せっかく再利用が出来ても、事故につながってしまってはエコどころではありませんよね。まずは乾燥剤がどの種類なのか、再利用が出来るかどうかを調べるところから始めましょう。再利用できずに廃棄するときも生石灰の場合は、水と一緒にならないように必ず注意をして捨ててくださいね。