運動会で万国旗が飾られるのはなぜ?運動会にまつわるなぜ?特集
2018.11.16
運動会で万国旗が飾られるのはなぜだか知っていますか?
運動会といえば、カラフルな万国旗。
運動会のシンボルとも言えますし、万国旗がある写真があるだけで運動会をイメージしてしまうのも事実です。
ではなぜ万国旗が飾られるのでしょうか。その由来とは?
他にもある運動会の「なぜ?」について調べてみました。
万国旗については諸説ありますのでご参考までに…。
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この記事の目次
運動会で万国旗が飾られるのはなぜ?
運動会では、盛り上がるために様々な飾り付けがされていますが、中でも目をひくのは色々な国の旗である「万国旗」ではないでしょうか。
青空のもと、色とりどりの国旗が揺らめく会場は、生徒たちの士気を高めてくれますよね。
日本で、このような万国旗が運動会で飾られるようになったのは、明治時代からと言われています。
明治時代に、国際見本市(万国博覧会)に日本政府として公式に参加したことをきっかけに、当時の飾り付けを模倣して、日本でもイベント時には万国旗を飾るようになったという説があります。
特に明治時代は、他の諸外国からの文化が日本に大きな影響をもたらしました。
万国旗は、当時の日本人から見るとハイカラな雰囲気を醸し出していたのかもしれませんね。
今でこそ、当たり前のように使われている万国旗ですが、平和的国家として知られるスェーデンでは、こうした万国旗が街中に飾られています。
これは、200年以上にもわたり戦争をしていない「平和」の象徴や、外国を歓迎するという意味合いも含まれているようです。
なぜ運動会で万国旗が飾られるのか、それは愛国心の現れという説
運動会と言えば、風に揺らめく万国旗を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
日本のイベントなのに、なぜ日本の旗だけじゃなくて万国旗なんだろう、と疑問を持つこともあるでしょう。
日本で運動会に万国旗が飾られ出したのは、明治時代が起源だったということは間違いないようです。
先程も書いたように、万国博覧会で飾られていた万国旗を日本でも取り入れたという説の他に、同じ明治時代に外国からやってきた船が自分たちの国の旗と、日本の旗の両方を掲げて入ってきたので、それを模倣したという説もあります。
どちらにしても、外国からの影響を受けて、日本に取り入れたということが言えますね
国旗というのは、その国を誇るシンボルです。
自国の旗だけではなく、相手国の旗も一緒に出すことで「友好の証」を宣言しているとも捉えられます。
明治時代と言えば、西洋文化が多く取り入れられ始めた変化の時代です。
そんな中、万国旗を取り入れるということは、「日本も、たくさんの外国と変わらないまでの国になった」という自負や愛国心が含まれていると考えられます。
運動会でも、「友達同士、仲良く頑張ろう!」という意味が万国旗には込められているのかもしれませんね。
なぜか気になる運動会の万国旗は全ての国の国旗があるわけではない
「万国旗」という言葉から、世界中の国の国旗が入っているような気がしますが、万国旗に含まれる国旗は、日本の他、アメリカ合衆国、イギリス、フランス、ドイツ、オランダ、スウェーデン、カナダなどを中心にした数ヶ国です。
世界中の国旗を使うとしたら、その数は200近くになるので、大変な数になってしまいますよね。
このように、普通は、代表的な国の万国旗を使いますが、地域によっては住んでいる外国人の国が含まれていないことなどを理由に万国旗を使わない地域もあるようです。
せっかく友好の証という意味の万国旗が特定の国の国旗がないということで、面白くない気持ちにさせてしまうのは避けたいということもあるのではないでしょうか。
万国旗以外にもある運動会の「なぜ?」
日本では馴染み深い「紅白」の組み合わせ。
お祝いごとには紅白饅頭が配られたり、紅白幕が使われたりなど、日本において「紅白」は、おもに祝い事に伝統的に使われる組み合わせの色です。
この赤と白の組み合わせは、運動会でもよく使われる色です。
運動会で、頭に思い浮かぶのが赤白帽ではないでしょうか。
今でも、紅組と白組に分かれて競う学校は多いでしょう。
日本でこの紅白戦が行われたのは、なんと平安時代にまでさかのぼります!
平安時代も終わりに近い頃、武家社会に並ぶ平家と源氏の戦いが激しさを増していました。
この戦いで使われていたのが、紅白の旗だったのです。
敵と味方を見分けるために平家が紅の旗、源氏が白の旗というように使い分けされたということが、現代にも残り、日本で「紅白」と言えば、対抗する図式を象徴する色合いになったのです。
歴史で習う平家と源氏の戦いが紅白のルーツというのは、面白いですよね。
運動会にまつわる「なぜ?」運動会は日本独自のものなのか
学校行事のひとつである運動会は、クラスの団結を強めたり、体力強化のためには大切な行事です。
この運動会、他の国では行われているのでしょうか。
調べてみたところ、学校行事として運動会を開催している国は非常に少なく、もはや日本独自の行事と言っても良いほどです。
そもそも、日本で運動会が行われるようになったのは、明治時代に、海軍兵学校でイギリス人教師が「アスレチックスポーツをしたい」と提案したことがきっかけと言われています。
今でこそ、運動会は楽しむものですが、当時は軍隊を育成するための訓練の要素があったのですね。
イギリスやアメリカなどでは、運動会とは多少意味合いが異なるスポーツ大会をしているところもあるようです。
これらの国では、クラス全員で練習するということはなく、自分が出たい種目を選んで出るという選択型のスポーツ大会が行われています。
このようなことから、運動会の文化がない海外の人が日本で運動会を見た時に、特に団体で行う組体操やダンス、パレードなどを見て「素晴らしい!」と感動することも多いようです。