合唱のピアノ伴奏をするコツとは?上手く弾くために必要なこと
2018.11.7
中学校で行われる合唱コンクールでピアノ伴奏に選ばれ、さあ!練習しなきゃ!と思っても、いつも通りの練習でいいのかと悩んでしまいませんか?
合唱でピアノ伴奏をする時は、どのように弾くべきなのでしょうか。そのコツとは?
普段のピアノの弾き方ではいけません。合唱の伴奏ということを頭に入れ、歌う人の立場になって弾くことが最優先です。
スポンサーリンク
こんな記事もよく読まれています
-
サッカーの練習着は冬でも動ける準備で寒さも風邪も負けない対策
サッカーの練習着について、冬の寒い日の練習にはどんな服装を準備したらいいのでしょうか?冬の練習は寒さ...
スポンサーリンク
この記事の目次
合唱でピアノ伴奏をするコツは?
普段のピアノ演奏では自由に弾けていても、合唱の伴奏だと歌い手と合わせなければならないため、なかなかいつも通りの演奏とはいきません。
伴奏を成功させるためのコツをいくつかご紹介したいと思います。
合唱でピアノ伴奏をするのに大切なことはテンポ感
歌い手が歌いやすくするためには大事なテンポ感。
歌い手は伴奏を聴きながら歌うので、伴奏がきちんとベースを作らなければいけません。
伴奏のテンポがずれてしまったり、急に早くなってしまったりなどしてしまえば、歌い手はすごく歌いずらいのです。
曲によっては途中でテンポが変わる曲もあるので、一定のテンポを保てるようにしましょう。
ピアノ伴奏をする時は歌い手のことを考えたリズムを意識しましょう
リズムも大事です。
自分の感じているリズムと相手の感じとるリズムは違うものです。
自分のイメージしているリズムは早くなりがちです。
自分のリズムで弾いていても、声を出して歌う人は追いつけなく歌いずらいということがあります。
合唱曲は歌詞のメッセージ性が強いものが多いので、そのメッセージを歌にのせれるように歌い手さんのことも意識してみましょう。
練習にはメトロノームを使用し、リズム、テンポを体に叩き込みましょう。
合唱のピアノ伴奏はフィーリングを意識するのもコツ
合唱は歌だけでなく、伴奏と一緒に『全員』で仕上げるものです。
歌と伴奏の気持ちが一体化していれば、曲全体にまとまりが生まれます。
フィーリング(雰囲気)が大きなポイントです。
ただ楽譜通りに弾くだけでなく、歌の雰囲気を読み取りながら弾いてみましょう。
また、もし、ミスタッチをしてしまっても弾き直したりして曲を止めないことです。
曲が止まると流れも切れてしまい、歌も止まってしまう可能性があります。
音の間違いは案外、自分しか気づかないものです。
間違えても気にしないでください。
止まって引き直している間にも歌は進むので歌い手も混乱してしまいます。
焦らず、何でも良いので音を出し、弾き続けましょう。
流れを大事にしてください。
合唱のピアノ伴奏のコツは歌う人の立場になり楽譜ばかりにとらわれないこと
楽譜通りに弾けることはもちろん大切です。
ですが楽譜に集中しすぎて自分一人だけの演奏にならないように気をつけましょう。
ピアノは指や体を使うだけで良いので、息が苦しいなんてことはありません。
しかし、歌い手は、息継ぎをしながら歌います。
ritardando(リタルダンド)の記号で、あまりにゆっくりにしすぎると歌い手の息が続かなくなり、次のフレーズを歌いだすときには酸欠です。
いかにも絞り出したような声だと、歌が伝わりにくくなってしまいます。
また、逆にテンポが走りがちだと、歌い手の中にあるリズムよりも早いので常に焦りながら早口で歌わなくてはなりません。
自分のペースだけでなく、歌い手の気持ちになりましょう。
指揮者を見ることも忘れずに。
楽譜に集中しすぎて、指揮者の合図に気が付かないこともあるので、指揮者を確認しながら弾きましょう。
合唱のピアノ伴奏に必要な条件とそのコツ
伴奏は歌のベースを作り、ハーモニーやメロディライン、雰囲気作りをするを大変重要な役割です。
この伴奏ありきの歌なのです。
とにかく止まらないこと。
演奏が止まってしまうと、音が一気に薄っぺらくなります。
何より歌い手が動揺してしまいますよね。その後の演奏に大きな影響を与えかねません。
何が何でも空白の状態をつくらないことです。
もし、止まりそうになってしまった場合は、何でも良いので音を出し続けてください。
全部楽譜どおり弾こうとせず、右手だけ弾いたり、左のベース音だけとか、小節の最初の音だけ弾くとか、音は少なくなっても良いのでとにかく何かしら音を出してください。
落ち着いて入れる場所から、持ち直しましょう。
また、曲の一体感を作ることも大事です。どんなにピアノが上手でも、自分よがりな演奏だったり、自己主張が強く、ピアノばかり目立つような弾き方では、伴奏者としては上手な弾き方ではありません。
前奏や間奏、ピアノのソロパート、歌のメロディーと掛け合いになる場面では主張してOKです。
控えるところは控える。控えすぎて音が小さすぎても、良い音楽とは言えません。
曲のイメージと、歌い手との雰囲気を大事にしてみましょう。
合唱のピアノ伴奏で本番までに心掛けたいこととは?
まず、伴奏が無ければ歌も歌いにくいので、早めに曲をマスターしてください。
練習は歌がメインなので、伴奏は裏方の仕事と思いましょう。
その中で歌の雰囲気などつかみながら強弱をつけたりなどしてみてください。
そして、右手は優しく演奏しましょう。
前奏や間奏はいつもの演奏で良いのですが、歌が始まれば歌がメインのメロディーです。
ピアノの右手が主張しすぎていたら、音と音が喧嘩してしまい、テーマがよくわからなくなります。
また、合唱練習は歌に合わせての演奏をするので、「サビの2小節前から伴奏お願い!」とか、「1番のAメロだけ練習しよう!」などリクエストされるので、楽譜のどの場所からでも弾けるようにしておくとスムーズな練習ができます。
以上、何点かコツをご紹介しましたが、少しでもお役に立てれば幸いです。無事、成功しますように!