トマトの糖度を上げる方法に挑戦!美味しいトマトを収穫しよう
2018.7.1
トマトは初心者でも実を付けやすい家庭菜園にオススメの野菜ですね。私も毎年トマトを栽培しますが、実はつくけれど食べてみたら酸味が強い・・・。もっと甘いトマトは出来ないものか、といつも悩んでいます。
そこで調べてみるといろいろな方法でトマトを美味しくできる事がわかりました。
今年のトマトはぜひこの方法に挑戦してみたいと思います。
こちらではトマトの糖度を上げる方法についてまとめてみましたので、参考にしてみて下さい。
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この記事の目次
トマトの糖度を上げる方法!まずはしくみを知ろう
夏にかけて家庭菜園でミニトマトを育てるおうちは多くありますよね。
またスーパーでトマトが豊富で買いやすい値段にもなってきたはいいけど、あまり美味しくないトマトに出会う事もしばしば。
トマトの糖分はどのようにしたら上がるのか紹介します。
トマトの根に水分を上げすぎない。
そうすることにより、根は水を求め生命をつなげようとし根が張り出します。
根を張ることで水分を糖分に代えることができますが、このやり方ではトマトが大きく育たず成長も悪く、トマトの状態は良いとは言えません。
それを改善するためには根の水分あげすぎには注意しつつ、トマトの葉には水を与えます。
根からではなく葉から水分を加え栄養を与えるという方法です。
トマトは根から栄養をとるのではなく葉から栄養を送るのです。
葉は光合成をする事により水分と二酸化炭素で糖分を作り出します。
トマトの糖度を上げる方法としては光合成が大切
結論から言うと、トマトの糖度をあげるのは、「光合成」が必要不可欠であるということです。
光合成は水と二酸化炭素からでき、光のエネルギーと葉緑素によりデンプンを作り出し、これが糖度を上昇させることにつながります。
肥料に含まれる成分がトマトの根から吸収されアミノ酸に変化します。
そしてタンパク質を合成しタンパク質を合成し葉になるのです。
葉緑素にはマグネシウムが重要となってきます。
マグネシウムは海水に多く含まれており、植物にとって光合成作用に大きく影響します。
甘味を出す光合成に必須なもの
- 葉と葉緑素
- 水
- 二酸化炭素
- 太陽エネルギー
甘味につながるアミノ酸は、葉を作り出す段階で必要です。
甘味をあげる他の要素
- 太陽によくあたるようにする
- 水を切る
- 摘果する
日ごろからトマトがどんな常態かチャックし、手入れが必要になってきます。
トマトの糖度を上げる方法!水分管理が大切
最初にも記載しましたが、トマトを育てるときには根には水分を与えすぎず、葉には水分を与えて育てるように、水分管理が重要になります。
慣れない人は、水分をおさえすぎ、あげすぎにより枯れてしまったり、うまく育てられないケースも多くあります。
トマトの水分管理が上手くいく方法
水分を控えるのは実がついてから
花が咲き実がつくまでの間に水分を控えすぎたら枯れてしまうことがあります。
プランターで育てている方も畑に植えてる方も乾いているようであればたっぷり水をあげましょう。
畑で育てているよりもプランターの方が水分が乾きやすいのでこまめにチャックしてください。
雨は対敵
雨が降ることは植物にとってとても助かることでもありますが、根にあまり水分を与えて育てないトマトは雨の降りすぎに敏感になってしまいます。
トマトは元々アンデス高原で盛んに作られており、雨が多い日本はすこし注意しなければなりません。
雨の余分な水分がトマトに含まれ味が薄くなってしまうのです。
プランターで育てている場合には軒下や玄関フードなどに一時的にいれるなど対策が必要です。
畑で育てている場合は支柱とビニールで簡単にでき、雨を防げる方法があります。
トマトの実がついた後の水やり
実がついてきたら、水やりの回数を減らします。
そうする事でトマトは水分を欲しがりそのエネルギーが糖に変わるとされています。
トマトの葉は毎日こまめにチャックしましょう。
葉が少ししおれ、下を向いてきたなと思ったら水分を与えるのがポイントです。
水やりを忘れ、多少のことならトマトは丈夫と思われますが、慣れてない人だと、しおれてきたまま回復させられずそのまま枯れさせてしまうこともあります。
慣れるまでコツをつかんでいきましょう。
美味しいトマトを作るためには糖度が高めの品種を選ぶのも大切
家庭菜園でとれたトマトの皮がかたいのはなぜ?
それは
- スーパーで売られているトマトは販売用にハウス栽培で育てる柔らかい皮の品種なのです。
- 家庭菜園用に買うトマトの苗は雨に強く育てやすいトマトの品種です。
- 家庭でトマトを栽培する問題の1つである雨や水の与えすぎが多少影響してもそれに強いトマトの苗が販売されているのです。
このようなトマトは実が割れにくいトマトの種類が多いようです。
農家の方はより甘いトマトを栽培するために、土作りや、水分調節はあまり人にはいいません。
慣れない素人がここで水分の調節の知識を得たからといって、そのとおりに実践するのは難しいです。
したがって、家庭菜園用のトマトは、家庭菜園向きに育てやすいトマトの品種が多く出回っているのが、皮がかたいトマトができあがる理由です。
水分調整が難しく、神経質になるよりかは、より良い良質の土つくり、基本的にリン酸性成分の肥料を使うと、より糖度の高いトマトを育成させることができますよ。
糖度の高いトマトが食べたいのならこの品種を育ててみよう
「Mr.浅野けっさく」 というトマトの種類はご存知ですか?
この品種のトマトは中玉で1玉30gほど、正救円のような可愛らしく、赤色も濃く、つやつやしているのが特徴です。
大きいトマトの肉質と食感、甘み成分がたっぷりと詰まっている品種なのです。
通常のトマトを栽培でこのようなトマトを育てるには水分調節が重要ですが、この品種のトマトは水分制限をせずに育てられるトマトなのです。
時には水分管理が重荷になることもありますがこのトマトはそんな事もなく、実が割れてしまったり、味が悪くなったりということが少ないです。
ぜひ一度、試してみてはいかがでしょう。