タコの吸盤は食べる?正しい処理方法で旬のタコを味わおう
2018.5.22
海外ではあまり食べられることのない「タコ」ですが、日本では古くから食卓に登場してきた食材ですよね。しっかりとした歯ごたえが美味しいですが、タコの吸盤は食べますか?
一般的にスーパーで販売されているのはボイルされたタコが多いと思います。その場合はそのまま食べることができますが、生のタコの場合は吸盤に汚れがたくさんついているためしっかり下処理をしてから食べる事をお勧めします。
タコの吸盤の処理の方法についてご紹介します。
スポンサーリンク
こんな記事もよく読まれています
-
豚汁には隠し味が必要?コクを出す方法と使う豚肉の部位について
豚汁は味噌汁ではありません! ですから、味噌だけで調味してしまうと、なんだか抜けたような味の汁...
-
タルタルソースの賞味期限が知りたい。手作りの場合と保存の仕方
フライにはタルタルソースが欠かせないという方も多いでしょう。 市販のタルタルソースも美味しいで...
-
【簡単パン作り】パン作り初心者OK!炊飯器で作る美味しいパン
家でパン作りをしてみたいけど、パン作りはちょっと難しそうでと感じる方は多いと思います。 パンは1次...
-
メレンゲクッキーの作り方はとっても簡単!不器用さんでも大丈夫
「メレンゲクッキーって簡単に作れるよ~」とは言われても、お菓子作りがあまり得意ではない人だと「本当に...
-
食べ物の意外な組み合わせでこんな美味しい味に!おもしろレシピ
子供の頃には、食べ物にちょっと意外なものを合わせて食べた記憶はありませんか? 特にバイキングなどに...
-
マッシュルームアヒージョの簡単レシピでおしゃれなバーベキュー
「アヒージョ」という料理を耳にするようになったのはここ数年の話ですよね。 まだ一度も食べたことがな...
-
初心者向けの高菜の漬物の簡単な漬け方とアレンジレシピをご紹介
高菜の漬物を自分で漬けてみようと思って漬け方を調べて見ると、いろいろな方法があって迷ってしまいますよ...
-
ネギの青い部分も食べよう。切り方と合うメニューとレシピの紹介
ネギの青い部分はどうしていますか?捨てているという人もいるようですが、青い部分の特徴を活かした活用法...
スポンサーリンク
この記事の目次
タコの吸盤はどうしている?正しい処理方法
「タコ」と聞いて、みなさんはどんな料理を思い浮かべますか?
たこ焼き、お刺身、カルパッチョ、唐揚げなど、タコを使った料理は色々ありますよね。
「たこ」はタンパク質を豊富に含む魚介類です。
たんぱく質と聞くと、肉に多く含まれているイメージがありますが、魚介類にもタンパク質は多く含まれています。
しかも、タコには脂質がほとんどありませんので、非常に効率的にタンパク質を摂取できるのです。
タコといえば、印象的な吸盤がありますが、この吸盤の独特な食感が好きという方も中にはいるのではないでしょうか。
タコの吸盤の正しい処理方法についてご紹介します。
タコの吸盤を生のまま食べる
生のタコを塩もみした後、薄めの塩水でよく洗い流し、ぬめりを取り除きます。
吸盤の中は、雑菌などが入りやすい部分なので、吸盤の中までしっかり洗います。
タコの吸盤をさっとボイルして食べる
塩もみして洗うというところまでは同じです。
吸盤つきのまま刺身にする場合は、薄めの塩水のお湯でサッとボイルしてから皮を剥くと、表面のぬめりもとれ、吸盤の中も殺菌できるので、おすすめです。
ボイルする時は、白身に火が通らない程度の時間でボイルします。
タコが冷めたら、水切りをして、吸盤を残して皮を剥きます。
生のタコを刺身にする時は身と吸盤を分けて処理。吸盤部分も食べるんです
生のタコを料理したことがある方はご存知かと思いますが、生ダコの皮はなんといっても皮が剥きずらくてやっかいです。
素手では持てないくらいのヌメヌメ感なので、それが苦手という方もいませんか?
生のタコを刺身にする場合は、塩もみしないのが普通なので、ヌメヌメと戦いながら調理しなければいけません。
そして、包丁のキレが良くないとうまくタコを捌けませんので、包丁もよく切れるものを使います。蛸引きという名前の包丁もあるくらいです。
タコの刺身は、普通「足部分」のみを使いますので、足だけを切るのはそんなに難しくはないでしょう。
吸盤と身の部分に分けて、身の部分だけを刺身に使い、吸盤はボイルするか、もしくは煮物や揚げ物の料理にそのまま使うという方法がおすすめです。
タコの吸盤は下茹で処理をしてから食べよう
タコを世界で一番好んで食べるのは日本と言われています。
海外では、その不気味な外見から「デビルフィッシュ」とも言われているタコ。
タコを食べない代表的な国がおもに中東地域です。
「旧約聖書」では、”水中に住む生き物のうち、食べても良いのは、ウロコとヒレがあるもので、それ以外は食べてはならない」と記されていて、タコに限らずカニや貝なども、そのような宗教上の理由から食べないそうです。
でも、タコにはタンパク質をはじめ、ビタミンB2、タウリン等の栄養素が多く含まれています。
なかでも、タウリンの含有率は魚介の中でもトップクラスに位置しています。
「タウリン」は、よく栄養ドリンクに含まれている成分ですが、これはコレステロール値を下げる働きがあるということで知られています。
このように、栄養がたっぷりつまった食材であるタコ。
日々の食事でも、積極的に取り入れたい食材でもあります。
タコの旬はだいたい11月から1月にかけてといわれています。
タコのメジャーな調理法として、茹ダコがありますが、タコに含まれる水溶性の栄養素であるナイアシンや亜鉛が溶け出てしまいますので、それを防止するためには蒸し料理にすることをおすすめします。
また、活タコは真水と油分に弱いという性質があるので、油の強い食材と一緒にしたり、真水につけると皮がはがれてしまうので注意しましょう。
タコはどんな生き物?タコの吸盤について知りたい
「タコの頭」と聞いて、思い浮かべる部分は、大部分の人は、大きく膨らんだ袋のところではないでしょうか。
私も、今まで疑いもなくそう思ってました。
でも、実はタコの頭は別の部分にあります。
胴体と腕の間あたり、ちょうど目や口、脳が密集している部分がタコの頭なのです。
なので、口の周りからいきなり腕が8本も生えているということになりますね。
そして、心臓はなんと3つもあり、そのうちの1つは全身に血液を送り、残りの2つは血液を循環するという機能を持っています。
また、脳の数は驚きの9つもあります!
頭部分の脳のほかに、8本の足にもそれぞれ脳があるので、全部で9つと言われています。
とても知能が高い生き物としても知られるタコ。
以前、サッカーのワールドカップの勝利予想を当てて、世界中に衝撃を与えたことも有名ですね。
敵から身を守るために、墨を相手にかけたり、体の色や形を様々に変えて物に同化したり、といった行動も取ります。
また、タコの吸盤の力は強力で、いったん吸い付くとなかなか引き剥がせないほどですが、あの吸盤は、トイレの詰まりを除く清掃用具と同じ仕組みで、吸盤の内側の筋肉をぎゅっとへこませることで強力に吸い付くことができます。
この吸盤で、敵から身を守ったり、エサをしっかり捕らえたり、といった働きのほか、なんと味覚の細胞も備わっているので、エサの味もわかるということです。
タコには意外な栄養素がたくさん含まれている!
日本では、日常的に多く食されているタコ。
種類も色々ですが、イイダコ、ミズダコ、マダコの3種類は日本で頻繁に食べられているタコです。
世界中のタコの6割を日本人が食べているというデータもあります。
前述のように、タコには多くの栄養成分が含まれており、高タンパク低カロリーのヘルシー食材ですから、積極的に取り入れたい食材のひとつでもあります。
特に、良質なタンパク質を摂ることによる疲労回復の効果や、ビタミンEの抗酸化作用による老化防止効果、またタウリンによるコレステロールを下げる効果などが期待できます。