着物の長襦袢は自分で洗濯出来る?洗濯方法とポイントをチェック
2018.4.16
着物を着た後はお手入れが大切です。きちんとお手入れをすれば、着物を長持ちさせることも出来ます。着物は高価なものも多く、なかなか着る機会もないので着た後はしっかりとお手入れしておくことが大切になります。
これは長襦袢にも言える事。着た後はきちんとお洗濯をして、長い間着ることが出来るようにしましょう。
そこで今回は、自宅で長襦袢を洗濯する方法と着物を長持ちさせる保管方法についてお伝えします!
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この記事の目次
長襦袢の洗濯方法!着物を着た後のお手入れは大切です!
長襦袢を自宅で洗濯する時の方法をご紹介します。
長襦袢の洗濯に用意するもの
- 中性の洗濯洗剤
- 柔軟剤又はヘアリンス
※長襦袢が色物の場合はヘアリンスの方が良いです - 洗濯ネット(洗濯機で洗う場合)
手洗いの仕方
- 長襦袢の汚れを確認して畳む
- 洗面器などに水を入れ、中性洗剤を適量入れる
- 畳んだまま長襦袢を浸して優しく押し洗いをする
- 汚れている部分に直接中性洗剤をかけて馴染ませて洗う
- 水ですすぐ
- もう一度洗面器に水を入れ、柔軟剤かヘアリンスを入れる
- 長襦袢をしっかりとつける
- 水でしっかりとすすぐ
- しわにならないように軽く脱水をする
洗濯機での洗い方
- 長襦袢を畳んで洗濯ネットに入れる
- 洗濯機についている「手洗い」コースを利用して洗う
- すすぎの時に柔軟剤かヘアリンスを加える
- 短い時間だけ脱水をする
※乾燥機能がある場合は、乾燥機能を使用しないでください。
着物を着た後は長襦袢から半襟を取り外して洗濯した方が良いの?
半襟が汚れているは洗濯をするようにします。取り外して洗う場合とそうでない場合があります。
取り外して洗濯する場合
- 半衿や長襦袢が絹素材の物
- 半衿が洗える素材で長襦袢が絹素材の物
- 半衿が絹素材で長襦袢がそれ以外の物
半衿を取り外さない場合
- 半衿も長襦袢も絹素材でない物
絹素材の物は取り外してから半襟だけを手洗いしましょう。
絹素材の半衿の洗濯方法
半襟は首に当たる部分がうっすらと汚れます。線のようになって汚れるので、その部分を綺麗に洗いましょう。
中性洗剤を水に溶かし、それに半襟をつけて軽くもみ洗いをします。
汚れが落ちにくい時は、柔らかいブラシなどを使って洗剤を付けて叩くように汚れを落としましょう。
汚れがキレイになった後は、よくすすぎをしてから水分をタオルでふき取ります。
その後にアイロンで仕上げを行えば綺麗な半衿に戻ります。
アイロンをかける時は、裏側から当て布をしてかけてください。
着物を脱いだ後の長襦袢や半襟の洗濯について
長襦袢を洗濯する時は、洗濯表示をしっかりと確認し、衣類の素材もチェックしましょう。
長襦袢の素材がシルクの場合、家庭での洗濯が可能な場合もクリーニング店に出す方が安心です。
その方が色落ちの心配が少なくなります。
家庭での洗濯が可能な場合、洗うときは洗濯ネットに入れて洗うようにします。
袖が取り外せるものは外して畳んで洗濯ネットに入れてください。
ウール素材の物は家庭での洗濯が可能な場合も縮んでしまうことがりますので、干すときはキレイに形を整えてから干すようにしましょう。
半襟を洗う場合は洗濯表示がない物もありますので、きちんと素材を確認してから洗濯をしましょう。
家での洗濯が可能な素材はポリエステル、綿、無地の物になります。
それ以外の物はクリーニング店にお願いする方が安心です。
着物を長持ちさせる方法
着物を長い間着るためには、保管方法に気を付けましょう。
着物・長襦袢
着物の襟を広げハンガーにかけて風を通して湿気を乾燥させます。着物と長襦袢は別々のハンガーにかけてください。
帯・帯揚げ
脱いですぐ、まだぬくもりが残っている状態で叩くようにして帯のしわを伸ばします。帯揚げも干して湿気を抜きましょう。
小物類
腰ひもや伊達締め、帯板、帯枕なども、しまう前に湿気を乾燥させましょう。風通しの良い場所において、直射日光が当たらないように保管をしてください。照明の光にも当たらないようにするのがポイントです。
着物を着た後は、綺麗にほこりをとることも大切です。
ハンガーにかけたままブラシや丸めたタオルを使ってほこりを落としましょう。
布目に沿って軽くなでるようにしながらほこりを取ります。
すその部分は草履がすれて汚れやすいので、裏面を重点的に綺麗にしましょう。
力を入れてこすると着物が傷んでしまうので注意してください。
着物を着た後はお手入れが大切!
着物を着た後に、しわや汚れを見つけた場合はなるべく早い段階で対処しましょう。
普段の洋服を着て汚れたときもお洗濯をしますよね!着物は洋服以上にデリケートですから、汚れをそのままにすると着物が傷んでしまうことがあります。
例えば、ファンデーションがついてしまったとき、そのままにしておくとファンデーションが落としにくくなることがあります。
また、着物の素材である絹は湿気や水分を寄せ付けやすいという性質がありますので、生地が悪くなってしまったり、カビが生えるなどのトラブルも起こりやすくなるのです。
カビには特に注意が必要で、湿気や加工の時に使用した糊にカビが生えてしまうこともあります。
大切な着物を長持ちさせるために、きちんとお手入れをして長い期間着ることが出来るようにしましょう。