香典の立替のマナーについてお金の渡し方や金額の目安とは
2018.11.18
香典の立替にはマナーをきちんと守らることが大人の常識です。
ましてや、立て替えてもらうのだから、その相手には失礼のないような渡し方をしなければなりません。
そこで、香典の立替のマナーについてお金の渡し方や金額の目安、さらに香典を郵送で送るときに気をつけることなどご紹介致します。
ぜひ参考にしてみてください。
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この記事の目次
香典の立替をしてもらったときのマナーとは
香典の立替をしてもらったときのマナーとは一体どんなものなのでしょうか?
香典の立替をしてもらったときは封筒で返すのが基本となります。
金額が少なかったり、相手と仲が良いという場合でも、現金をそのまま手渡しするのは良くありません。
渡した時にすぐ金額を確認できるように、封はしないでおきましょう。
また、封筒の表面にお札の顔が向くように揃えて入れましょう。
立替をしてもらったお金を渡す時は、「〇〇の件で立て替えてくださりありがとうございました。〇〇円入っておりますが、念の為確かめてもらえますか?」などと一言添えましょう。
封筒には何の件の代金か、いくら入っているのか内容と金額を記載しておくとより丁寧です。
立替をしてもらったお金を返す時はお釣りが無いように用意しておきましょう。
相手にお釣りを要求するのは少々失礼になってしまいますし、相手がお釣りを用意できない場合またお金のやり取りが長引いてしまうので、立替をしてもらったお金はお釣りが出ないように用意しておくことが良いです。
立替てもらうときの香典のマナーや金額の目安は
立替えてもらうときの香典のマナーはどんなことがあるのでしょうか?
また、金額の目安はどれくらいなのでしょうか?
立替えてもらうとき、立替える人も香典のマナーには気をつけなければいけません。
香典に包むお金は使い古したお札を入れるのがマナーと言われています。
それは何故かと言うと、新札を包んでしまうと亡くなることをあらかじめ予測して準備していたという印象を与えてしまうため、使い古したお札を入れることがマナーなのです。
新札しか持ち合わせていないという場合は、一度折ってから入れると良いです。
香典の金額の目安ですが、関係性の強い方が亡くなった際には香典を多く包むのが一般的です。
友人や知人、隣人や近所の場合は五千円、会社関係や仕事の得意先の場合は五千円~一万円、祖父母や親戚の場合は一万円~三万円、兄弟や姉妹の場合は三万円~五万円、両親の場合は五万円~十万円が目安となります。
香典袋には金額を記載しておきましょう。
記載の仕方ですが、数字は旧字体で記載しましょう。
香典の立替にはきちんと大人のマナーを
外出先などで突然相手にお金を渡さなければならないという状況があるかと思います。
そんな時香典袋があるはずもなく、そのまま渡すしかありませんよね。
そのまま渡してしまうことが失礼になるのでは?と心配する方もいるのでは無いでしょうか。
しかし、包む袋が無くても慌てる必要はありません。
そのまま渡す形になってしまっても「このままで申し訳ありませんが…」と一言添えれば良いのです。
マナーとは相手への思いやりのことを言います。
形式ばかりにとらわれていてはその場に合った振る舞いができませんよね。
大切なのは相手を思いやる気持ちで柔軟に対応することなのです。
お金は価値があるものなので、しっかり取り扱うことが大切です。
マナーは相手の立場に立って物事を考えることなので、その場に合った心遣いをするのが大人のマナーといえるのです。
形ばかりにとらわれず、心遣いを忘れずに自然に振る舞うことが大人のマナーの上級者と言えるのではないでしょうか。
周りへの配慮や心遣いなどは日頃からしていなければ、そのような場になってもすることはできないものです。
日頃から思いやりを持って生活をすることを心がけたいものですね。
香典を郵送で送るときに気をつけること
香典を郵送で送る時に気をつけることは何でしょうか。
まず香典の送り方についてですが、現金書留に不祝儀袋とお悔やみの言葉を書いた便箋を入れましょう。
この時、封筒に直接現金を入れないように気をつけましょう。
現金書留の封筒は不祝儀袋も収まる大きさのものがあるので、わからない時は郵便局で聞くと良いですよ。
次に不祝儀袋についてですが、不祝儀袋に入れるお札は新札やシワの付きすぎたお札は失礼となるので気をつけましょう。
折り目のあるお札を入れたら、表書きや中袋へ住所や名前など記入します。
現金書留の場合、封筒にも同じように記入しましょう。
最後にお悔やみの言葉についてですが、記入する紙は白い便箋一枚を使用します。
複数枚使用してしまうと、重ね重ねという意味になってしまい、不幸が続くという印象を与えてしまうため避けましょう。
封筒は一重のシンプルなものを使用し、明るい色のついたものや柄物は避けてください。
お悔やみの言葉は忌み言葉を避けて記入しましょう。
香典を渡さないのはマナー違反
突然の不幸のことで香典を葬式当日に渡すことができない場合や、出張に行っていて直接渡しに行くことができない場合もありますよね。
しかし、自分と親しい付き合いがあった場合には、必ず香典を渡すのがマナーです。
四十九日を過ぎてしまうとしても渡しに行くべきだと思いますし、どんなに遠くにいたとしても、きちんと対応すれば香典を送ることができますよね。
香典はお悔やみの気持ちを表すためのものでもあるので、何も対応をしないというのはマナー違反です。
故人が仕事の取引先に関係する人だったり職場先の人に関係する人だった場合は、ビジネスマナーがなっていないという以前に人格を疑われてしまい兼ねません。
大人として、社会人として、葬式に出席できない場合の香典の渡し方のマナーはしっかりと勉強しておきましょう。
香典だけがマナーではありません。
親しくしていた方なら、お線香をあげに行くことも大切です。
あなたが相手を思うその気持ちが何よりも大切で、そうすることで故人も喜んでいることでしょう。
香典の立替をしてもらうとき、もらったときのマナーはしっかりと!
香典の立替をしてもらうときや、してもらったときのマナーをしっかりとしなければ、相手からはあなたの印象が良くないものになってしまい、再び立替をしてもらわなければならなくなったときに、拒否されてしまうこともあります。
人間関係を良好に保っていくためにはきちんとマナーを守ることが大切です。
しかし、マナーを守っているからといって何度も立替を頼むのはマナー以前の問題なので気をつけましょう。
香典だけではなく、冠婚葬祭のマナーは大人としてしっかり身につけておきたいものです。
突然の時に慌てないように、日頃からしっかり勉強しておくことが必要ですね。
マナーとは相手を思いやる気持ちなので、日頃から相手を思いやる気持ちを忘れずに過ごしましょう!