日本代表のサッカーユニフォームはなぜ青?その理由について
2019.3.23
サッカーのユニフォームといえば、他の国を見てみると国旗のカラーがそのまま使われている場合が、多いですよね。
ではなぜ日本代表のサッカーユニフォームは青いのか?「なぜ青?」皆が気になるその理由について調べてみました。
その説はいろいろとあり、過去には青ではなかった時期も存在します。青色に戻ったワケ、そしてエンブレムの八咫烏に込められた思いにも触れていきます。
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この記事の目次
日本のサッカーのユニフォームはなぜ青?空と海の青が一般的な理由
オリンピックやワールドカップが開催されるたびに、日本中がサッカーへの熱の高まりが強くなりますね。
その時に注目するのは、選手の動きだけではなく、ユニフォームのデザインにも目が行くのではないでしょうか?
サムライブルーとも呼ばれる綺麗な青は日本代表のチームカラーとしておなじみ
そもそも日本のサッカーのユニフォームはなぜ青なのでしょうか?
一般的に知られている理由としては、「日本は海に囲まれている国なので、海と空の青さを象徴とするために青を使われている」といったものがあります。
実はこれは後付の理由で、なぜ青を使われたのか本当のところは不明なのです。
日本のサッカーユニフォームはなぜ青?藍色に込められた意味
「日本のサッカーユニフォームはなぜ青?」という疑問が解消されず、モヤモヤしている人もいるかも知れませんが、青は藍色とも呼ばれ、その藍色には勝利を掴むための縁起を担ぐためには必要とされているのです。
ユニフォームの青、藍色に込められた意味
藍色は別名「勝色(かちいろ)」と呼ばれていました。
その由来は、戦国時代の武将たちが鎧の下の着物として藍色に染めた着物を着ていたことから起因します。
勝色と呼ばれる理由
藍染をする時は布を叩きながら染め、その作業を「喝(かつ)」と呼ぶため、「喝」は「勝つ」と言葉が同じことから縁起を担いで着ていたのです。
もう一つの理由は、藍染の布は抗菌作用があることにあります。
衛生状態が悪く、薬も豊富では無かった時代、小さなケガ一つでも命の危険に繋がる事は日常茶飯事でした。
しかし、抗菌作用のある藍染の着物を鎧の下に着ておくことで、傷口から菌が入り込むことを防ぎ、それによって生きながらえることが出来たのです。
現代では藍染のユニフォームではありませんが、万が一ケガをしてしまっても、ケガを治して無事に帰ってきますようにという願いが込められている藍色の布は、ケガの多いサッカー選手にもピッタリなのではないでしょうか。
なぜ青色に日本のサッカーユニフォームはなったのか?大学のカラーがそのまま使われているという説もあります。
「なぜ青色に日本のサッカーユニフォームはなったのか?」その理由の一つには、大学のカラーがそのまま使われているという説もあります。
その起源とされるのは1930年の極東選手権競技大会におけるサッカー競技から始まります。
その大会に参加したのサッカー選手の多くが、とある大学の生徒、もしくは出身者で大会に出向く時もその大学の青いユニフォームを着用していたそうです。
そのため、「日本が着るユニフォーム=青」というイメージが植え付けられ、そのままチームカラーとして使われるようになったという説があります。
現在では正式なユニフォームだけではなく、着ていく服装も統一されることがありますので、昔ならではの、出来事なのではないでしょうか。
日本代表のサッカーユニフォームが青ではないときもありました!
日本代表のサッカーユニフォームといえば青ですが、ユニフォームが青ではない時もあります。
それは、1988年から1991年の間のわずか4年間の期間です。
その当時は、日本の国旗の色を元に赤色が採用されていました。
しかし、その期間のサッカー日本代表の成績はあまり良いものではなく、それを理由としたのかは定かではありませんが、1992年に再び青と白を貴重としたユニフォームに戻される事になったのです。
ちなみに、その時の韓国のユニフォームは赤ではなく青だったので、日本と真逆だったのです。
ですので、日本代表のユニフォームが青じゃなかった事を知っている人は、なかなかのサッカー通と言えるでしょう。
赤のユニフォームも悪くはありませんでしたが、やはり青のユニフォームの方がサッカーファンとしてもしっくりくるのではないでしょうか。
日本代用のサッカーユニフォームのエンブレム、八咫烏について
日本代用のサッカーユニフォームのエンブレムといえば、足でボールを掴んでいるカラスのマークですよね。
しかし、このカラスをよく見ると、足が3本あるのです。
日本のエンブレム、八咫烏とは
実はこのカラスは普通のカラスではなく、「八咫烏(ヤタガラス)」という名前があります。
その八咫烏ですが、日本神話から伝わるカラスで、伝承によると当時の天皇であった神武天皇が熊野国から大和国へ攻め入る際に道案内をして勝利へと導いたとされています。
その伝説から、日本代表の選手たちを勝利へを導いてくれるという願いを込めて、サッカーのユニフォームのエンブレムの象徴として採用されることになったのです。
決して印刷ミスではありませんよ。
このように、サッカーの日本代表のユニフォームにはさまざまな願いが込められているのです。
良いユニフォームだからといって、必ず勝利に繋がるわけではありませんが、みんなの思いが詰まったユニフォームを着ると選手たちも身が引き締まり、良いプレーに繋がるのではないでしょうか。