馬の鳴き声には意味があった!こんな気持ちなんですよ!
2018.6.3
馬の鳴き声といえば、「ヒヒーン!」と答える人が多いのではないでしょうか。
じつは「ブルブル・・」「ググググ・・」「ブヒヒー!」など色んな鳴き方をします。
その時の鳴き声によって意味があるそうです。
エサがほしいとき、相手を威嚇する時など色んな場面でコミュニケーションをとっています。
また鳴き声の他に、馬の耳をよくみてみるとどんな気持ちかわかるといいます。
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この記事の目次
馬の鳴き声に意味はあるの?色んな鳴き声
馬の鳴き声といえば「ヒヒーン」ですよね。
馬の飼い主でなければ「ヒヒーン」くらいしか聞けないと思いますが実際は馬はこれ以外にもいろんな鳴き方でコミュニケーションをとっているのです。
比較的、聞きやすいのは食事の時です。
「ヒヒーン」「ブル!ブル!」「ブヒヒー」など様々な鳴き方をするんですよ。
鳴き方により表現も様々です。
馬が「ブルルー」「ブル!ブル」「ブヒヒー」と鳴くとき
声を出しつつ鼻を鳴らしたような感じは餌をもらいたい時、餌の時間が近いとき。
よく聞く馬の「ヒヒーン」
声を大きく長めに鳴く。遠くにいる仲間に向けて鳴いたり、存在アピールです。
「ブブブブ」「ググググ」と馬が鳴くときは?
母馬が子馬に向けて声をかけるとき。
低い声で安心感を与えてやさしく鳴きます。
「ヒィーン」「ヒュン」「クィーン」は馬の威嚇
相手を威嚇、警告するときに甲高く鳴きます。
馬は高低差を使い分けて鳴きます。
そしてそれを聞いた馬は仲間の馬かどうか判別できるのです。
馬の鳴き声やその意味は?人間とのコミュニケーションについて
よく聞く馬の鳴き声「ヒヒーン」は「いななき」といいます。
遠くにいる仲間を呼び合うときにこのいななきは使われます。
そして相手の馬もまた相手の馬が仲間かどうか判断できるのです。
日本では「いななき」で一つのくくりにされていますが馬も様々な状況、感情、その場に合わせて鳴いているのです。
馬はこのいななき以外にも食事の時間、出産した親馬が子馬を気遣うとき、喧嘩、威嚇など鳴き方が違います。
ちなみに英語では音声により言葉があります。
- 高いいななき「squeal」
- 低いいななき「whinny」
- 長いいななき「neigh」
英語と日本語で馬の鳴き声の表現方法が違うのは、海外に比べ日本はまだまだ馬と人との関係が浅いということでしょうか。
馬の鳴き声には意味がある?馬の習性とは?
どうして馬は人間を乗らせてくれるのか。それは馬の記憶力の良さにあります。
馬は犬と同じくらいの記憶力と言われていますが、犬のように「まて」「おて」と人間の言葉を理解するのではなく、声で記憶します。
音声による合図を学んでいるのです。
言葉を音で記憶し、人間とコミュニケーションをとるのですから、会話ができているといっても過言ではありませんね。
馬をよく観察していると馬の気持ちが鳴く声のトーンでよくわかるようになってきます。
馬がよくやる動作
前搔き(前足で地面を搔く)
何か欲しいときや存在をアピールしたいとき
耳を伏せる
警戒しているときや機嫌が悪いとき
耳を立てる
興味があるときなど
フレーメン(上唇を上げて空気を吸い込む)
何か不思議なにおいを嗅いだとき
馬は鳴き声の他に耳でもコミュニケーションがとれる!
馬はコミュニケーションの法として耳をよくつかいます。
そしてその動きから私たちも馬の感情を理解することができるのです。馬は聴力が優れているのです。
馬の耳は耳に付いている10個の筋肉により180度弧を書くように動きます。
馬は何か興味があるものにたいして、その方向にぴたりと耳を向ける。
これは好奇心の表れで、また耳を絶えず動かしている状態は、警戒心をもっていることを示しています。
牧場にいくとよく目にするのが、仲間のリーダー的存在の馬が自分より劣位の馬を追い払うときは正面から見ても耳が見えないほど両耳を後ろに伏せている。
追いはられた馬はすぐにその場を去ります。
私が育った環境は家の敷地の両端牧場です。
ですが、その環境が当たり前で馬にいろんな鳴き声があることなんて考えてもいなかったですし、気が付きもしませんでした。
近寄り餌の草を与えるときは寄ってくるのですが、私が違う動作をするとすぐに一歩下がるというような行動をよくしてたのを覚えています。
警戒心が強いということですね。
テレビで競馬を見る時に馬と騎手の関係性が深いなと思います。
ただ馬の警戒心はとても強く、誰にでも心を開くとは限らないし一度信頼関係を失うと信頼をとり戻すのは容易ではありません。
きっと色んな困難を乗り越えて馬との信頼関係を気づいていると思うととても感慨深いですね。
馬の寿命は何年?
馬の年齢は人間に換算すると「馬の年齢×4=人間の年齢」となります。
10歳の馬を人間でいうならば40歳ですね。
馬の平均寿命は20~30年とされていて、まれに40年生き延びる老馬もいます。
ギネスブックには62歳まで生き延びた馬がいると記載されています。
人間でもトレーニングに励み体を大きくいなければいけないスポーツ選手は平均寿命より早く亡くなることがありますが馬も同じです。
競走馬は若いうちからハードトレーニングで心肺機能を鍛えらます。
競馬場でレースでは体力も精神もギリギリのとこまで鍛えられるのです。
鍛えられた競走馬が牧場で過ごす馬よりも平均寿命が短いということは仕方ないことなのです。