自尊心とプライドの違い。持つべきは自尊心。プライドを捨てよ!
2018.6.16
自尊心とプライド。
同じような意味合いを持つ言葉のように聞こえますが、実は全く違います!
自尊心とプライドの違いについて調べてみました。
自尊心を持ち、プライドを捨てること。
これが人生をよりよく歩むためのコツなんだとか。
あなたの中にある自尊心と、プライド。
どちらを多く持っていますか?
それでは、自尊心とプライドについて御覧ください!
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この記事の目次
自尊心とプライドの違いについて。
英語で自尊心のことを『Self-esteem』といいます。
『esteem』は、人や人格などを尊重する、重んじることをいいます。
『自分の存在を重んじる』
『自分の自信』
などの表現をする時の用いられます。
一方プライドは、劣等感に由来します。
ですから、『Self-esteem』が自分自身の自信を表すのとは逆の意味で、表現されます。
他人と自分を比較して、自分に優劣をつけたり、自分の欠点を許せずに攻めたりする時に用いられます。
自尊心(Self-esteem)は、自分を肯定する時に使い、プライド(Pride)は、自分を否定する時に用いられることが多いようです。
自尊心とプライドの違いはシンプル!
プライドは、他人に認められたい『他社承認』の欲求です。
行動のすべてが正しく、周囲に認められなければならないという感情に囚われてしまいがちです。
ですから、完璧主義で怒りや劣等感を感じやすく、常に周囲にどう評価されるのかを気にしています。
自尊心は、自分で自分を肯定する『自己承認』の上に成り立ち、自分に自身を持ち物事に取り組み、出来事を柔軟に受け入れ、楽しむことができるのです。
言葉の定義としては同意語のように用いられがちですが、実はまったく逆の意味合いを持ちます。
自尊心とプライド。どちらも自分に対する言葉ですが、違いは明確です。
『自尊心』と『プライド』はどちらも、自分に対する単語ですが、意味合いは全く違います。
どちらも『自分への自信』というような意味がありますが、『自尊心』は、自分自身への誇りを『プライド』は虚栄心やうぬぼれなどを保つための『見栄』です。
自尊心はあくまでも自分への自信と誇りです。
一方プライドは他者からの評価や、自分を誇張して見せたいと思う見栄などです。
自尊心が過剰になりすぎ、強烈な劣等感や悔しさなどがプライドを作り上げるとも言えます。
自尊心が低く、自分に自信がない人の特徴とは?
自尊心が低い人の特徴とは?
自尊心が低いといいますが、それは一体どういったことでしょう?
自尊心が低い人は、自分で自分を肯定することができません。
自尊心が低い人は、自分で自分のことを認めることができません。
それは、成功と失敗、どちらのことについてもです。
あるがままの自分を自分で受け入れることができないため、常に他人と自分を比較してしまいます。
そして、他人と自分を常に比較、自分の悪いところや劣っているところのみをフォーカスし、さらに自分を認めることができず、否定してしまい劣等感を高めていくことになってしまいます。
また、自尊心が低い人は、自分の意見や意志よりも周囲の雰囲気や意見に流されやすいのも特徴の一つです。
人格形成される時期に、家庭環境や教育環境により、自分の意見や自分の存在を認められずに育ってしまったため、何をしても無駄、何をしても意味がないなどと、感じてしまいます。
自分は正しい判断を下すことができない人間だと思い、物事を決めることができずに、中途半端なことを繰り返してしまいます。
そんな態度で仕事に取り組んでいると、周囲からの信頼を得ることはできません。
失敗を恐れてばかりで、チャレンジできないと、人生経験を積むことができません。
失敗から学ぶことができなければ、仕事でスキルアップすることも、人生を豊かにすることもできません。
自尊心をしっかりと持っている人は、失敗することを恐れずにチャレンジします。
ですが、自尊心が低い人は、チャレンジする事柄を選ぶことすらできません。
このような姿勢は、人間関係を構築することにも影響を与えます。
プライベートでも、仕事でも信頼関係の上に成り立つ、人間関係を築き上げることができません。
常に他人と自分を比較して、自分が劣っている面を探す癖が付いているために、物事を悪い方向へ考えてしまい、負のスパイラルに陥りやすいのです。
プライドが高い人の特徴とは?
そんなプライド捨てちまえ!
ドラマのセリフによくある?捨ててもいいプライドってどのようなことを指すのでしょうか?
例えば、あきらかに自分に非があるのにそれを認めることができない人っていませんか?
謝罪することを「かっこ悪いこと」と思い、自分の非を認めることができないのです。
「謝ることがかっこ悪い」と思う「かっこ悪いと思われたくない」というプライドですね。
また、適度な負けず嫌いは、人間的な成長をするのに重要なことですが、どんなことにも誰にも絶対に負けたくないというのは、捨ててもいい「プライド」ですよね?
自分の欠点を見せたくないために、物事を自分の思い通りに進めようとする傾向があり、自分の思い通りに物事が進まなかった時に、臨機応変に物事に対応することが苦手です。絶対に自分の勝ちパターンに持っていきたいため、そのパターンからそれてしまうと焦り、どのような対応を取っていいのかわからなくなってしまうのです。
日本語では、プライドのことを『誇り』という意味合いで使われることが多いと思います。
ですが、プライドは、劣等感の上に成り立つ虚栄心です。
自尊心や誇りを持つことは大切ですが、劣等感の上にあるプライドは持つべきではありませんね。