台風でマンションが揺れた場合を想定してしっかりと備えよう
2018.12.15
日本は台風の通り道になっているせいか、毎年たくさんの台風被害が報告されていますよね。
マンションに住んでいると、強風によって揺れたということもあるようですが、どのくらいの揺れなのでしょうか?そのために必要な備えとは?
台風によるマンションの揺れの状況や揺れた場合に備えてやるべきことについて詳しく説明します。
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この記事の目次
台風で揺れたマンション…ある人の体験談
高層のマンションは、地震にもある程度耐えられるように、あえて揺れやすい造りになっていると言われていますが、台風の時にも強い風であれば揺れる可能性は充分にあります。
大きな勢力の台風であれば、揺れる事もあれば、高層マンションの上の階の方でも物が飛んできたりする可能性もあります。
私の知り合いのところでは、剥がれた外壁の1部がベランダに落ちていたと言っていた人もいます。
また、地震の時よりも台風の時の方が大きく揺れたように感じたと言っている人も多いようです。
ネジなどの部品が外れて飛んできたり、そのベランダの柵が割れてしまったりする事もあります。
特に免振構造である方が、揺らす事によって揺れの力を分散させるしくみなので、大きく揺れたと感じてしまいます。
また、築年数が経っていて劣化していたり、地盤が弱いなども揺れ方の感じ方に違いが出てきます。
台風によってマンションが揺れた場合に備えてやるべきこと
丈夫に作られていて、耐震性に優れているというマンションも、台風の大きさによっては揺れる事はあります。
台風が来る前にやっておく事(屋外)
外に置いているものを室内に移動させる
物干し竿、プランター、植木鉢、物置、ゴミ箱やゴミ袋、ハンガー、洗濯挟み、掃除道具、スリッパなど、全て室内に移動させましょう。
また、エアコンの室外機は、しっかりと固定されているか確認します。
ベランダや玄関前、排水溝の掃除
排水溝が詰まってしまい、水があふれてしまう事のないようにしっかりと掃除をして水はけをよくしておきましょう。
掃除の後の掃除道具やスリッパなどをそのまま忘れてしまわないように、しっかりと全て室内に入っているか確認します。
物干し竿や植木鉢などの重たいものでも飛ばされる可能性は多いですし、割れて破片が飛んでしまってもケガや事故の原因にもなります。
スリッパのような軽いものでも危険がありますので注意しましょう。
窓を閉めきる
雨戸などが付いていなくても、窓をきちんと閉めて、カーテンなどをしましょう。
地震よりも台風の方がマンションが揺れたと感じる理由とは
大きな勢力の台風ですと、地震よりも揺れたと感じる事はあります。
マンションが揺れる主な理由
- 耐震構造より、揺らして分散させる免振構造の方が台風などの強い風で揺れることが多い
- 鉄骨は柔らかい
- 地盤によって柔らかくて弱ければ揺れやすくなる
- 築年数が経っていて劣化している
- 揺れやすさの順番が木造、鉄骨、鉄筋コンクリート
- 欠陥住宅
欠陥住宅である可能性もなくはありませんが、その地域のホームページなどでお住まいの場所の地盤を調べてみたり、どのような構造なのかを把握しておきましょう。
また、タワーマンションと言われている超高層建築物での上の方が、下のほうから徐々に伝わって振り子のようになるために、下の方に比べて揺れも大きく感じやすくなってしまいます。
タワーマンションは地震や台風に弱いことがデメリット
超高層建築物のマンションである、いわゆるタワーマンションですが、大体地上から60メートル以上、20階以上のものが言われています。
駅前などに建てられていたりと、交通の便が良かったり、敷地内にも緑が充実していたり、住民の共用の施設が使用できたり、サービスがあったりなどするので人気があります。
しかし、やはり上の方の階になると、それでなくても風が強く感じるので揺れが大きくなってしまうなどのデメリットもあります。
地震がおきるとエレベーターも停止しますので、その分、取り残されてしまう可能性、階段を使用しないといけないなどの問題も出てきます。
風が強い上の階では、窓を開けていると砂埃がたくさんはいってきたりします。
また、洗濯ものも外で干すのは大変で、布団なども含めて外に干すのを禁止されているところもあるようです。
マンション住人は台風対策をしっかりとしておこう
マンションの場合は、雨戸やシャッターなどがついていない所が多いです。
しかし大型の台風の場合は、物や折れた木の枝などが風で飛ばされてきたりして、それが小さいものでもその風の強さで窓ガラスが割れてしまう可能性が充分にあります。
窓ガラスが割れてしまったら、ガラスの破片などが、強風や大雨と共に家中に飛び散ってしまうことに繋がります。
台風がくる前にやっておく事(室内)
窓ガラスが飛び散る事を防ぐ
窓が割れてしまっても飛び散る事を防いでくれる「窓ガラス飛散防止フィルム」が市販されています。
窓ガラス飛散防止フィルムを窓の内側から貼りましょう。
もしも手に入らなかった場合は、格子状にガムテープを貼ったり、ブルーシートなどを貼ったりしてもある程度の対策ができます。
カーテンなどもしっかりと閉めましょう。
停電した時の対策をする
懐中電灯、ランタン、予備の電池などを用意します。
いつどこで停電するか分からないので、いくつかの場所に分けて置くのがお勧めです。
スマホは連絡や情報収集、ライト機能など色々と使用できるので、予備のバッテリーを充分に用意しておきましょう。