筆ペンの書き方は?左利きでも上手に筆ペンで書くコツを解説
2018.12.11
左利きの人の中には、筆ペンで綺麗に文字を書くことができるようになりたいと思っている人もいますよね。冠婚葬祭やお手紙、年賀状を書く時に、筆ペンで美しい文字を書けたらとっても素敵です。
ですが、左利きの人が筆ペンで美しい文字を書くことは至難の技でもあります。どのように書けば綺麗に書くことができるのででしょうか。
そこで今回は、左利きの人が筆ペンで文字を書くコツについてお伝えします。
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この記事の目次
左利きの人が筆ペンで書くコツ
左利きの人って何かと不便ですよね。世の中の大抵の物は、右利き用に作られています。左利き用の物も作られている場合もありますが、中々店頭では見かけない場合もあります。たとえ、左利きであったとしても、右利き用の物を駆使して、上手に左利きの人自体が対応して使いこなしているという状況も良く見かけます。
左利きの人が直面する問題の中には、筆で字を書くというも挙げられるでしょう。左利きだったため、学生時代の書道が苦痛だったという経験をお持ちの人もいるかも知れません。学生時代のように、書道をすることが無くなった今でも、これと同じ問題に直面することがあります。
年末年始には年賀状に筆ペンで名前を書くという人もいるでしょう。また筆ペンは祝儀袋や香典袋に名前を書く際などにも使われます。
果たして左利きの人が、筆ペンで美しい字を書くためにのコツは在るのでしょうか。
通常のペンと筆ペンは違います。特に筆ペンを使う際に気をつけたいのは、トメやハネ、ハライでしょう。これがシッカリできているかどうかで文字の印象は変わってきます。出来ればこの部分が美しきめて、筆字の上手な人という印象にしたいものです
左手用の筆ペンなど、存在するわけもありません。頭を悩ませる人もいるでしょうが、そんな時は紙を斜めに傾けて、筆ペンで字を書いてみましょう。左利きの人にありがちなのが、慣れない手の動きによって紙に筆先を強く押し付けてしまうという失敗です。それを避ける為にも、紙を30度程度傾けてみてください。筆の運びを少しでも自分の体の方向に傾けるということで、強く押し付けてしまうのを若干ながら防ぐことが出来ます。
左利きでもコツを掴めば筆ペンで綺麗に書ける
紙を傾けるという他にも、左利きの人が筆ペンで綺麗な文字を書く方法があります。それは、手首を少しひねって書くという方法です。このコツさえ掴むことが出来れば、悩んでいたトメやハネ、ハライは書きやすくなるでしょう。
まずは筆ペンを構え、左手首を少し内側にひねってみましょう。筆ペンの軸の角度が、右利きの人が筆ペンを持った場合の角度と、近い状態になります。トメやハネ、ハライというのは右利きである人には何等問題はありませんか、そうでなければ非常に難しくなることは言うまでもありません。左手首をひねって軸の角度を右利きの人に近づけた状態にすることで、このトメやハネ、ハライがぐんと書きやすくなるのです。
とは言え、普段のペンを持った時とは違い、この書き方に違和感を感じる人もいるでしょう。何度かこの状態で、筆ペンの練習をして慣れる事が、上手に筆ペンを使いこなすコツを掴む近道になるのです。
左利きでも筆ペンで書くコツ・右手で練習という方法も
左利きであったとしても、筆ペンで美しく字を書きたいというのは、誰しも願う所では無いでしょうか。紙を傾けたり、左手首をひねったり、様々なコツを試してみるというもの良ですが、結局のところ、本来は字というものは右手で書くべきであり、筆文字であれば尚の事そう感じることもあるでしょう。
ですから、本当に筆ペンを使って美しい文字を書きたいのであれば、いっそ右で書けるように練習してみてはどうでしょうか。勿論、左手で書くよりも、右手で書いた方が筆の運びは上手く行きます。トメやハネ、ハライもうまくいく事は請け合いです。
しかし、左利きの人が右利きの人と同じように筆ペンを使い熟すまでには、相当練習が必要になります。
まずは、曲線の練習をしてみましょう。筆ペンで丸を描いていきます。丸みはひらがなに多く使われています。筆の運びは、直線よりも曲線の方が難しいため、この練習を多く取り入れるとよいでしょう。
右手を使えるようになれば、より美しい文字が書けるようになる可能性もあるでしょう。狭い部分の文字も書きやすくなるはずです。
左利きの筆ペンはない?左利きが書道をする時は
結論を申し上げます。左利き用の筆ペンは存在しません。勿論、それは書道も同じ。左利き用の筆など無いのです。
左利きで書道をしないように、学校で右手書きに矯正されたという経験をお持ちの人もいるでしょう。一昔前であれば、左利きであっても、書道のときだけ右で書いていたという人が殆どでは無いでしょうか。
左手で書を書くと、筆の入れ方やハネ、トメ、ハライが難しくなってしまういます。また文字が手で隠れて見えにくく、左手で筆を持つことで右下がりの文字になりかねません。字というものは、基本的に左から右へ、上から下へ書くものです。ですから、バランスを重視する書道において、左で書くという事はかなりのリスクがあると考えるべきでしょう。
とは言え、左利きの子供に、右で書くように矯正するということは、子供にとってストレスのかかることに違いありません。最近では自分の思うようにそのまま矯正せずに左手で書かせるという学校なども多いと聞きます。
左利きであり左で書を書いたとしても、実際、上手に入りやハネやハライなどが出来る子供も存在します。
万が一、上手くかけないようであれば、本来、書道というのは右手で書く必要があるという事を理解できるように説明した上で、右手で書けるように練習するというのも手でしょう。
左利きの人が書道をするときコツというべきコツはありません。もし、左利きのあなたがこれから書道を始めたいと思うのであれば、美しい字を書くためにも、最初から右手で書くという練習をするべきかもしれません。
左利きは字がヘタ?右利きに都合よくできているからそうなる可能性も
左利きの人は字がヘタだと言われています。しかし実際は、左利きの人は字がヘタな訳ではありません。書きにくいというだけなのです。筆ペンのハネやハライ同様、左利きの人にとって、字を書くのは難しいことなのです。しかし、実際、左利きでも字の上手な人は存在します。
世界的に見ても、その多くは右利きであり、左利きの人は不便を強いられていることは言うまでもありません。世の中の大抵は、右利き用で作られています。文字を書く時は、左から右に書くというのは、このためです。
ですから、左利きの人にとって、字は書きづらいもの、書きづらいから好きではないもの、好きではないから練習したくないものという、負のスパイラルにハマってしまう可能性もありえます。
これは筆ペン然りです。ペン文字は仕方がないとは言え、筆を扱う時には、出来れば右で書けるように練習してみることが必要かもしれません。
しかし、どうしても右で書くことがストレスに感じるという人もいるでしょう。そのような人こそ、左手でも筆文字が書けるコツを習得することが必要になるのかもしれません。
入り、ハネ、ハライ、トメ、全てにおいて完璧になるためには、結局の所、左利きであろうと、右利きであろうと練習に敵う物はないのです。