親猫から子猫を引き離すベストなタイミング
2018.6.18
子猫がお家でたくさん生まれたら、里親に出そうと考えている人も多くいますよね。
親猫から子猫を引き離す時期はあるの?子猫をあまりも早い時期に母親から引き離してしまうと、成長後の問題行動に繋がる可能性があります。
親猫から子猫を引き離す時期や子猫を引き取る時期について、調べてまとめてみましたので参考にしてみて下さい。
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この記事の目次
親猫から子猫を引き離すには時期があるの?
ペットショップなどで販売されている子猫は、ほとんどが離乳を終えて1人エサができる段階なので、比較的飼育が簡単です。
しかし、ブリーダーからの購入や友人・知人から生まれたばかりの子猫を引き取る場合には、引き取る時期を決めておく必要があります。
知り合いから生まれたばかりの子猫を引き取る場合の時期について
- あまり早い月齢だと、哺乳瓶での授乳が必要で3~4時間おきに与える櫃があるなど世話が大変になります。
- 母猫の母乳である程度まで育ち、自分で餌が食べられるようになってからがいいでしょう。
- 子猫は幼いほど周囲の環境になれるのも早いものですが、親猫と引き離す場合には可能な限り親猫に気づかれないようにしてあげましょう。
子猫の姿が見えなくなると、母猫は子猫を探し回ります。
特に、誰かが連れ去るところを見てしまうといつまでも鳴きながら探し続けることになります。
子猫を引き取り、家まで長距離の移動が必要な場合は厚めにバスタオルを敷いたキャリーバッグなどを用意します。
このとき、鳴き声をあげることもあると思います。
それまで母猫と一緒にいた場所で使っていたタオルや毛布などがあると、安心させてあげられるかもしれません。
親猫と子猫を引き離すときに注意することはあるの?
子猫を引き取る場合、早いほど環境の変化に順応できます。逆に成長してから環境が変わると、猫にとっては大きなストレスになる場合があります。
とはいえ、生後3週間程度は母猫の母乳やミルクで育ちますので、世話することが大きな負担になることも考えられます。
また、ミルクを使った人工保育では十分な免疫力を得られないこともあり、ある程度までは母猫の母乳を飲んで育つほうが良いのです。
親猫から子猫を離すときの注意点について
- 生後4週間程度で離乳期に入り、自分で餌が食べられるようになりますので、引き取るならこの時期が最適といえます。
- 子猫を引き取る場合、まず気をつけたいが温度の管理です。
- 生後4週頃までの子猫は、まだ自分で体温が調節できません。母猫と身を寄せ合って身体を温めています。
- 母猫から引き離したら、身体を冷やさないよう保温には十分配慮してください。
- 冬場の移動は特に注意が必要で、キャリーバッグやキャリーケースにカイロを入れるなどして保温に努めます。
- 自分の腕に抱きかかえるという方法もありますが、お漏らしの危険性もあるので要注意です。
親猫から子猫を引き離すのは○ヶ月以内って本当?
生後1ヶ月半を過ぎると、母猫は少しずつ子猫に生きるすべを教え始めます。
これが、いわば親離れのスタートで、その後生後6ヶ月頃までには親から離れて自立するようになります。
生後3ヶ月未満で母猫と離れてしまった子猫が、愛情や教育を受けられない状態で育つと成長してから問題行動を起こすようになる場合があります。
分離不安
飼い主と離れることを異常なまでに不安を覚えます。
- 飼い主が移動するとついてくる
- 飼い主が出かける準備を始めると、そわそわと落ち着きをなくす
- 留守番の間鳴き続ける
- 下痢、嘔吐などの体調不良
- 自分で毛をむしるなどすることによる脱毛
- トイレ以外での粗相
- 食欲低下や体重の減少
ウールサッキング
身近にある布をかじったり食べてしまう病気で、突然症状が現れます。
置きっぱなしの衣類や布団カバーなど、布に穴が開いていることに気づいたら原因が猫だったというケースがあるのです。
原因は不明ですが、早すぎる母猫のとの離別が関係しているといわれています。
子猫が親離れを始めたら注意することは○○?
子猫が成長し、親離れする日が近づくと互いの縄張りを意識し始めます。
それまではいつもべったりとくっついていた仲良し親子も、離れて過ごす時間が増えてきます。
子猫を里子に出す場合はそのままで問題ありませんが、飼い続ける場合にはそれぞれが自由に過ごせる居場所を作ってあげましょう。
そのままだとストレスの原因になってしまう場合があります。
複数の猫を飼っていると、それぞれにリビングや子供部屋、キャットハウスやクローゼットなどお気に入りの場所があります。
そこを自分の縄張りだと思っているので、たまたま他の猫がその場所にいると追い払ったり喧嘩になってしまいます。
部屋の数は変えられませんが、ダンボールや空き箱、キャットハウスやタオルケットといった猫が落ち着けるスポットを複数作っておくと、それぞれにお気に入りの場所を見つけられるでしょう。
子猫を家に迎える一番いい時期とはいつなの?
生後2週程度までの子猫は、常に母猫と一緒。
母猫自身の食事やトイレのとき意外は、とにかく子猫と一緒に過ごします。
この時期は、母猫の母乳で育っていますし、育児は母猫に任せて子猫がもう少し大きくなるのを待ちましょう。
生後3週~1ヶ月になると離乳の時期。この頃になると、一緒に生まれた兄弟猫たちとじゃれあい、どの程度なら噛んでも相手がケガをしないのかなど、社会性を学び始めます。
生後5週~2ヶ月くらいになると、母猫や兄弟猫との関わりによって社会性を持ち始めます。
子猫を引き取るのなら、このくらいの時期が良いという説もあります。
この生後1~2ヶ月の時期を「猫の社会下期」と呼び、この時期に母猫や兄弟猫などと接して社会性を学ぶことなく成長すると、あとから新たに猫を飼った場合に受け入れられない場合があります。
この時期、人間として接していない猫は極端に臆病になったり、逆に攻撃的になることもあるなど、とても重要な時期だといえます。