形容詞を理解するために日本語を使ったゲームをしてみよう
2018.5.28
普段私たちが当たり前に話しているはずの日本語。でも、いざ文法となると、きちんと理解している日本人はどれくらいいるのでしょうか。
日本語を学ぶ外国人もネイティブの日本人も、形容詞ゲームを通じて日本語の基本を学習してみましょう。
ゲームを楽しんでいるうちに、語彙や文法を覚えるのに役立ちますよ。
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この記事の目次
絵ハガキなどを使ってゲームで日本語の形容詞を学ぼう
「形容詞」ってどんなものか知っていますか?
簡単に言うと、「名詞(人や動物やものなどの名前を表す言葉)」を説明する言葉です。
日本語の形容詞はたくさんあります。これらを覚えるために絵ハガキゲームをしてみましょう。
まず、用意するものです。
- 絵ハガキ・・・美術作品などの絵ハガキをできるだけたくさん集めます。
- 模造紙・・・数枚
- 短冊カード
- 付箋
短冊カードには「あたたかい」「こわい」「やさしい」「楽しい」「寒い」など絵ハガキに関連しそうな形容詞を書いておきます。
まずは「あたたかい」「こわい」でゲームをはじめましょう。
参加者の前に、自由に手に取れるように絵ハガキを並べます。
絵ハガキの中から「あたたかい」や「こわい」に当てはまると思うものを選んでもらいます。
そして、理由を付箋に書いて絵ハガキに貼ってもらいます。
その絵ハガキを「あたたかいコーナー」と「こわいコーナー」に分けられた模造紙に貼り付けてもらいます。
全員が終わったら、どんな絵ハガキが貼られているか、また選ばれた理由はどんなか、お互いにゆっくり観察して、話し合って見ましょう。
形容詞カードをくじ引きのようにして、絵ハガキを選んでもらうのも楽しいでしょう。
ゲームを通して外国人の日本語学習。形容詞でビンゴ!
日本でお馴染みのゲーム「ビンゴ」を形容詞でやってみましょう。
形容詞を書き込むのでマスは大きめが良いです。マス目には自由に形容詞を書いてもらいます。
そして必ずルールを説明しましょう。日本ではお馴染みですが、外国人の方は知らない人もいます。
今回は教師が形容詞を言ったら、同じ形容詞に「×」をつけましょう。
そして「×」が縦・横・斜めのどれか一列揃ったら「ビンゴ!」と言います。
先生が形容詞を言っても聞き取れない場合もありますので、黒板などに書き出すと良いでしょう。
そして、学生たちが思いつかないような「もったいない」や「惜しい」などのような形容詞も混ぜてゲームします。
こうすることで、新しい形容詞を覚えることに繋がります。
また、教師が形容詞を言って「×」をつけますが、時間があればこのときにその形容詞を使った文を作ってもらうと良いでしょう。
この方法を使うと形容詞が定着しやすくなります。
時間があれば1列だけではなく3列で「ビンゴ!」にしてみるのも良いでしょう。
また、教師が形容詞を言うのではなく形容詞カードを作っておいてくじ引きのような形をとれば、難易度を下げることもできます。
日本語の文法は難しい?ゲームで形容詞を覚えていこう
形容詞で他にもこんなゲームが出来ます。
形容詞言いあいっこゲーム
「高い」「明るい」「楽しい」「赤い」など、形容詞を交互に言い合うゲームです。
このゲームはバリエーションをつけやすく難易度も調節しやすいので、幼稚園児から大人まで楽しめると思います。
たとえば言った形容詞にジェスチャーをつけてみましょう。
「かわいい」といったときに赤ちゃんの真似をしてみるといった具合です。
ジェスチャーでアウトになるとこもあるかもしれませんが、それもこのゲームの楽しみの一つです。
また、「良い意味の形容詞だけ」とか「悪い意味の形容詞だけ」と言うように条件付で行うことも出来ます。
他にも「様子を表す形容詞だけ」、「気持ちを表す形容詞だけ」、「い」で終わる形容詞だけなどいくらでもバリエーションが増やせます。
「反対語」でと言うのも良いでしょう。
「高いの反対は?」とか「新しいの反対は?」と言うように質問していくのです。
このゲーム最中に知らない形容詞を混ぜていくと良いでしょう。
相手が5歳くらいのお子さんなら「心苦しい」と「喜ばしい」などのように普段は使わないような言葉を入れていきます。
その時にその意味も説明してあげましょう。そうすることで沢山の形容詞に触れることが出来ます。
日本語の語彙を増やす「一文字ゲーム」ってどんなもの?
「一文字ゲーム」とは語彙を増やすためのゲームです。
授業などでやる場合はホワイトボードや黒板に書くと良いでしょう。
まずはマスを書きます。
言葉を書き込むので幅は適当にとってください。
縦に5本の線を書きます。
1行目に「3文字」「4文字」「5文字」「6文字」とお題を書きます。
そして、お題の下に単語を書いていきます。
例えば、このような感じでです。
- 3文字・・・「おかし」「でます」
- 4文字・・・「かきます」「よみます」
- 5文字・・・「みつけます」「きょうかい」
- 6文字・・・「さんぽします」「おんなのひと」
やり方がわかったらチームに分けて、お題を割り当てます。
チーム内で話し合わせます。
話し終わったら各チームの代表者に一つ一つ書かせていって、一番多くかけたチームの勝ちです。
英語バージョンの形容詞ゲームにはこんなものがありました
形容詞ゲームには他にもこんなものがありました。
形容詞と言うのは「名詞」の説明をする言葉です。
「”赤い”りんご」や「りんごは”赤い”」と前後につけて使えます。
そこで、形容詞をくっつけて遊ぶゲームです。
形容詞に慣れていない方もいると思うので、反対語になる形容詞をくっつけて遊ぶというものをご説明します。
今回は「ホット(あたたかい)orクール(冷たい)」でやってみましょう。
問題の単語があります。
それに「ホット(あたたかい)」か「クール(冷たい)」の好きな方をつけて想像してみます。
例えば単語が「うどん」なら「あたたかい(ホット)うどん」や「冷たい(クール)うどん」と言う具合です。
前につける以外にルールはなく、正解もないので気軽にやってみましょう。
また、先に形容詞を選んでおいて、単語を探すという逆パターンも楽しいのではないでしょうか?