バス乗車中の両替・・・ベストなタイミングを教えます!
2018.4.4
バス乗車の時には小銭を持っていれば両替せずに済むのですが、忘れてしまうこともあるでしょう。
そんな時に考えるのが「両替するタイミング」ですよね。
バスに乗車してすぐに両替する人、降車時に両替する人などいろいろいますが、一番よいタイミングはいつなのでしょうか?
バス乗車中の両替のベストなタイミングについて、バス関係者などに聞いてみました。
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この記事の目次
バスに乗ったけど小銭がない!両替するベストなタイミングとは?
目的地までバスを利用しようと乗車したけど、財布の中には小銭がない…という状況になることは、皆さんもよくあるのではないでしょうか。このようなときは両替が必要になります。
両替機は運賃箱と一緒になっているため、どのタイミングで両替をしたらいいものか悩んでしまいます。バス会社や路線バスの車両形態によって乗車と降車のドアが異なり、運転席の前から乗車して車両中央部から降車するパターンもあればその逆もあり、乗降車は運転席の前のドアのみで行うというパターンもあります。
その車両によっては信号や踏切などで停車中に両替を行えやすいこともありますが、乗車や降車をする時にしか難しそうな時もあります。両替にはどのタイミングがベストなのでしょうか。
基本的には乗降中に両替をするのは、マナー違反とされているようです。乗降中だと、他のお客様に迷惑をかけたり、運行の遅延の原因となってしまうためです。そのため、信号や踏切で停車しているときがベストなタイミングと言えるでしょう。しかし、一部のバス会社は乗降車時の両替を推奨しているようです。アナウンスや車両内の広告などを見て確認することをおすすめします。
バス運転手が嫌がる両替のタイミングがある?
今は観光客が路線バスを利用することも多くなっていますよね。また、休日になると普段利用しない乗客もたくさん乗車してきます。このような普段あまり利用しないお客様は、小銭が無くて両替をするという方が多いようです。バス停や信号などで停車中に車内を移動して両替をしに行くのはいいのですが、バスの運転手としては走行中の移動はやはり危険なので嫌がります。
走行中は周りの安全確認をしながら、車内にも気を配っています。何らかのアクシデントがあって、急ブレーキをかけなければならないこともあります。そのため、走行中に車内を移動していると転倒してしまわないかと、運転手はヒヤヒヤします。「走行中はお座りいただくか、手すりなどにおつかまりください」などのアナウンスが流れるのは、私たち乗客の安全を守るためなのです。
もし、走行中に移動している乗客に気づいた場合は、すぐに「両替は停車中にお願いいたします」「走行中は移動しないでください」などのアナウンスを入れることもあるようです。バスの運転手は、停車時間が長い時に両替やICカードのチャージをして欲しいと思っているようです。
バスに慣れていない人は両替のタイミングよりも支払いに注意!
バスの運転手が普段の業務を通して、バス慣れしていない乗客でよくあると感じるハプニングがいくつもあるようです。その中かから、乗客側が注意したほうが良いと感じるものをいくつかご紹介いたします。バスを利用する機会がほとんどない方は、ぜひ読んでいただきたいと思います。
運賃を間違って両替機に入れる
現在はICカード乗車券を利用される方が増えてきています。しかし、バスなどをほとんど利用しないという方は、従来通りに整理券と運賃を一緒に運賃箱に入れて行かれます。
しかし、この時の運賃を「運賃箱」ではなく、「両替用の投入口」に入れてしまうというお客様がよくいらっしゃるようです。乗客は運賃を支払った気持ちでそのまま降りていくのですが、払い戻し口からは硬貨がジャラジャラ出てきます。
そうなると、運転手は整理券と硬貨を全て運賃箱に入れから、発車しなければならなくなります。運行の遅れの原因にもなりますが、運転手の手間や労力をかけてしまいます。運賃を入れる場所には、気を付けたいものです。
運賃を多く入れる
細かいお金が無く、運賃箱に入れればお釣りが出ると思って多く入れる方もとても多いようです。たとえば、180円の運賃の時に運賃箱に200円を入れるというケースですね。20円のお釣りがどこからか出てくると、思い込んでいる方がいらっしゃいます。
確かに、お釣りが出るように設定しているバス会社もあります。しかし、全てのバス会社や路線がそのような設定になっているわけではありません。むしろ、「お釣りが出ないバスが多い」と思っていた方がいいでしょう。
もし運賃箱に多く入れてしまった場合は、運転手が返金するのに時間がかかってしまいます。運行の妨げにならないように、両替をしてピッタリの運賃を支払いましょう。
バス乗車時に整理券を取り忘れてしまったら・・・
乗車するときは、ICカードをかざすか整理券を取らなければなりません。これは自分がどこから乗車したのかを示すためのものです。乗車した時の整理番号を元に、運賃表で運賃を確認して降車する時に運賃を支払います。この整理券は紙の定期券を利用する方も、取らなければなりません。
しかし乗車するときに、整理券を取り忘れてしまうという方もいらっしゃるようです。もし取り忘れてしまった場合は、どうなるのでしょうか。
整理券を持っていない場合は、始発から乗車したとみなされて、その路線の一番高い運賃を請求されてしまうでしょう。また、紙の定期券を利用する方も、乗車位置が証明できないため、始発からの乗り越し運賃を請求されます。取り忘れには注意したいです。
また、取り忘れたからと言って、気付いた後の停車中に整理券を取る行為をする方もいらっしゃるようです。これは乗車位置をごまかしたと判断されるので、絶対にやめましょう。
バスに乗り慣れていない人のために基本の乗り方を解説!
先ほども簡単に触れましたが、地域やバス会社、路線によってはバスの乗降口が異なります。
バスの乗り方は基本的には3パターンに分けることができます。それだけ把握しておけば、バス停に停まったバスにスムーズに乗り降りすることができるでしょう。
- バスの中央(後ろ)のドアから乗って、前のドア付近にある運賃箱で支払ってから降りる
- バスの前のドアから乗って運賃を支払い、中央(後ろ)のドアから降りる
- バスの前のドアから乗り、前のドア付近にある運賃箱で支払ってから降りる
この他の乗り方を採用しているバスもあるかもしれませんが、ほとんどの路線バスではこの3パターンのどれかになります。ICカードを1枚持っていれば、どのパターンでも簡単に乗り降りできるので、機会があればお近くのバス営業所などで作ってみてはいかがでしょうか。