陸上スパイクの中距離の選び方や自分に合うスパイクの見つけ方
2019.3.27
陸上の中距離用のスパイクを選ぶときにはどのようなことに気をつけたらいいのでしょうか?
上履きのように、少し大きめのものを買っておけばいいわけではないスパイク。慣れるまでのことを考えて、早めに用意する必要がありますよね。
そんな陸上中距離用のスパイクを選ぶときのコツやポイントを紹介します。記録にも繋がる大切なものなので、迷ったときには先生や先輩、お店の人に相談しましょう。
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この記事の目次
陸上の中距離用スパイクを買うときにはまず試し履き
陸上のスパイクを試し履きして確認すること
陸上競技において、スパイクは自身の能力を最大限に引き出してくれる重要なアイテムです。
スパイクを選ぶ時には、短距離や長距離など競技の種類によってもスパイクを変える必要があります。
スパイクの特性によって、向いている競技もあれば、不向きな競技もあるからです。
特に、秒単位の精密な記録更新を目的とする陸上競技によっては、自分に合うスパイクはもちろん、種目によっても適切なスパイクを選ぶことが大切なのです。
スパイクを選ぶ時は、普通の靴を選ぶ時と同じように、試し履きをすることは必須です。
スパイクは、大きすぎても小さすぎても駄目です。
横幅もピッタリフィットして、足のつま先の指を動かせるくらいがベスト。
スパイクは、靴裏に付いているピンで地面をしっかり捉え、足の力を推進する力に変えます。
特に、スタートダッシュの時には、足の先で地面を蹴り進むため、スパイクを選ぶ時には、ピンが足の指の付け根あたりにしっかり来ているかを確認することもポイントです。
陸上用の中距離スパイクは日本製がいい?足の形に合わせましょう
自分の足の形の特徴を知り、合うスパイクを見つける
各国によって、体型には様々な特徴がありますよね。
体型が違うということは、もちろん足の形まで違うということです。
日本のスポーツメーカーであるMIZUNO(ミズノ)やASICS(アシックス)などは、日本人の体型に合わせた商品をおもに開発しています。
日本人に多い、親指が長く幅広で甲高な「エジプト型」という足の形にも合うように作られたシューズが多いので、このような足の形の人は日本製のスパイクがぴったり合うということがあります。
でも、日本人だからといってみんながみんな同じ足の形ではないので、中には足幅が狭い人もいるでしょう。
大切なことは、それぞれの足の形にフィットしたスパイクを選ぶことです。
店頭で試し履きをしてみて、フィットするようなスパイクが見つからないようなら、店員さんに合うスパイクを相談して、自分に合うスパイクを見つけましょう。
毎日、たくさんの靴と向き合っている靴屋の店員さんなら、たくさんの経験や知識の中から、ピッタリのスパイクを見つけてくれそうですね。
陸上で中距離はどこで練習をする?トラックに合わせてスパイクを選ぶ方法
地面が土かオールウェザーで使うシューズを変える
短~中距離の陸上競技では、スタートダッシュが肝心です。
スタートダッシュの瞬間に、全身の力とスパイクの力を使うため、スパイクがブカブカだと体の軸が定まらず、逆にキツすぎても動きを妨げてしまいます。
普段履くシューズは多少余裕がある方が動きやすいですが、陸上競技で使用するスパイクはピッタリのサイズを選ぶようにしましょう。
そして、スパイクに付いているピンは、地面を捉える重要な働きをします。
ピンは、付け替えることが可能な物が一般的で、そのピンにも土用のピンとオールウェザー用のピンの2種類があります。
陸上競技の試合ではオールウェザーが一般的で、ピンはオールウェザーの上でその力を発揮します。
練習するグラウンドがオールウェザーであれば、スパイクを使った練習が効果的ですが、土の上とオールウェザーではスパイクの感覚はかなり違いがあります。
そのため、普段の練習が土のグラウンドであれば、スパイクよりランニングシューズを使った練習がおすすめです。
陸上のスパイクの正しい合わせ方
スパイクを正しい姿勢で正しく履く
陸上競技用のスパイクは、走ることを目的としたシューズです。
そのため、自分の足に合ったスパイクを選ぶことが大切ですが、本当に足に合っているのか試し履きの状態では分からないということもあるでしょう。
スパイクを試し履きする時には、ただズボッと履くのではなく、実際に走る時のように、スパイクの紐やベルトをしっかりしめて、かかとに合わせた状態で履くことがポイントです。
できれば、地面に座った状態で膝を曲げ足は地面から45度の位置まで起こた状態で自分のつま先を見た時に、膝からつま先の中心までがまっすぐになっているかを確認しましょう。
この時、つま先がどちらかに曲がっているということは、膝が内側に入っているか、外側に開いているかということが考えられます。
正しい姿勢でスパイクを履いてみることも自分に合うスパイクを見つけるポイントです
陸上のスパイクを履くときの注意点
走る時にだけスパイクを装着することを意識する
普通に歩くのとは違い、陸上競技のスパイクには大きな力がスパイク全体にかかるため、使用頻度にもよりますが、スパイクの寿命は2年くらいと言われています。
スパイクを2年も履いていると、プレートが劣化してしまい本来の力を発揮出来なくなってしまいます。
プレートは、靴底に埋め込まれている部品で、これが走る時にバネの役割をするため、早く走ることが出来るのです。
走るという目的に特化したスパイクは、走る時以外はこまめに脱ぐようにすることも大切です。
固いアスファルトの上をスパイクで歩くと、大切なピンが削れてしまいます。
あくまで、”走る”時に装着して走り終わったらすぐ脱ぐようにして大切に使うことも、スパイクの寿命を長くする秘訣です。