音楽の感想の書き方や表現方法とは?感想文のポイント
2018.12.15
音楽の感想表現は読書の感想や自分が経験したことの感想とは違って、思ったことや感じたことを書くのが難しいですよね。
感動したことを伝えたくても、その気持ちを文字にすることができない、そもそも何を書いたらいいのかわからないという悩みも多いのではないでしょうか?
そんなときには、他の感想文と同じように書くための下準備をすることで音楽の感想も書くことができるようになるでしょう。
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この記事の目次
音楽の感想表現は単調になりやすい
音楽の感想表現は単調になりやすいので、豊かな表現力が必要です。
音楽の感想を発言したり、文章などに書く際に、「明るい感じで良かった」、「暗い雰囲気が伝わってすごかった」などという簡素過ぎるものでしたら、感想を聞いた側からしても、「それだけ?」となってしまいます。
ですので、出来るだけ思いつく限りの言葉を使って、感想を表現しましょう。
仮に明るい雰囲気の曲の感想を伝える時は、「柔らかな日差しの下で湖のほとりを散歩しているような、明るく爽やかな雰囲気が伝わりました」と答えると、その場面をイメージできますよね。
ただ、その曲のテーマが舞踏会の様子を描くものでしたら、「ちょっとズレているかな」となります。
ですので、感想を伝える前に、その曲は作曲家がどういった状況をイメージして作ったのかも知っておくと、作曲家の意図とズレない感想を言うことが出来ます。
なので、舞踏会をイメージした明るい曲の感想を表現するときは、「舞踏会の会場の中でたくさんの人達が楽しそうに踊ったり、それを眺めて微笑んでいる人達の姿が思う浮かんで、私もその場にいるような楽しい気持ちになりました」などと言えば、相手にもどのような楽しい気持ちになったのか伝わります。
音楽の感想文の書き方 ポイントは表現方法
音楽の感想文の書き方で、ポイントは表現方法です。
気持ちや感想を表現する時に、頭に浮かんだ情景を伝えると言うのも一つの手ですが、なかにはその曲のタイトルや内容を一切知らされずに聞かされて、感想を聞かれることもあります。
その時は、浮かんだ情景で表現するのも良いですが、「リズムはどのようなものだったか」、「色に例えると何色か」といった表現方法で伝えるのも一つの手です。
例えば、軽やかに早いリズムであれば、「子供や小動物が走っているような、軽やかなリズムでした」といえば良いですし、重厚で心臓に響くようなリズムでしたら、「胸がドキドキするような、勇ましいリズムでした」というようにすれば良いのです。
また、曲の雰囲気が情熱的だったら、「バラのように真っ赤なイメージの曲ですね」と言ったり、悲しい悲壮感の漂う曲でしたら、「悲しい青色の涙を思い起こさせるような曲でした」と言えば良いのです。
音楽の感想の表現で困ったときには他のものと比較するのもOK
音楽の感想の表現で困ったときには他のものと比較するのもOKです。
その音楽に対する感想が上手く出ない時もありますよね。
そんな時は以前に聞いたことがある曲や、見たことがある絵画などを例にあげて、それと比較するような感想を言いましょう。
例えば「あの曲よりもテンポがゆったりで、心地よく感じました」とか、「〇〇という絵画の雰囲気にピッタリの優雅な曲でした」などいうと、これといった感想はわずかでも、それなりの感想を言っているようにつくろえます。
また、「あの曲とこの曲は、雰囲気が近いですよね。私はどちらかというとこちらの方が好きです」など自分の好みの感想を言ってもOKです。
時々、「どういうところが好きなの?」とさらに突っ込まれることもありますが、そんな時は「明るい感じが好きです」とか「勇ましい雰囲気が格好良く感じました」など、簡単に答えましょう。
音楽の感想文の表現は音楽以外のものを加えるといい
音楽の感想文の表現は音楽以外のものを加えるといいですよ。
音楽の感想を言う時は、その曲の雰囲気や、その雰囲気から感じた感想を言うことが多いでしょう。
音楽の感想の表現にはその曲の作者の情報やその時の時代背景も盛り込むという手もあります。
その曲の作者が神経質なタイプであれば、「彼の繊細さがよく表れている曲ですね」と言えば良いですし、女性にやたらとモテたタイプの作曲家の曲には「この丁寧な曲作りが、その時代の多くの女性を虜にしたんですね」などと言えば良いのです。
また、クラシックにもその時代の背景や流行りが反映されているものも、また逆行しているものもあります。
ですので「貴族が贅沢の限りをつくしていた様子が曲からも表れていますね」や、「彼は時代に流されない曲作りに没頭してきたんですね」などと言えば、「この曲についてよく勉強していますね」といった評価をもらうことも出来ます。
音楽の感想文の書き方も普通の感想文と書き方は同じ
音楽の感想文の書き方も普通の感想文と書き方は同じです。
ただ、その情報を得る先が、音楽なのか本なのかの差だけなのです。
音楽は紙を必要としない文章だと考えましょう。
出だしは優しい雰囲気で、中盤はテンポがあがり、最後は豪華な雰囲気で締められる曲があるとして、それを文章に直して感想を書けば良いのです。
一言で「優しい」とっても、色んな言い方が出来ます。
「お母さんのように優しい」とか「優しい風を感じた」とか、「優しい」を言い換えて「温かな気持ちに包まれているようでした」と言っても良いのです。
あまり音楽の感想を聞かれることが無いと、いい表現に困りますが、何かに置き換えたり、言い換えたりすると、それなりの文章に出来ます。