はちみつ石鹸を手作り。色々な作り方とはちみつ石鹸について
2018.12.1
石鹸を手作りしてみませんか。はちみつを入れたはちみつ石鹸の作り方を紹介します。
まずはベーシックな作り方から、レモンソープ、好きなアロマを使った手作り石鹸の作り方をみてみましょう。
はちみつを入れるタイミングについても紹介します。
はちみつはお肌に良いイメージがありますね。石鹸に入れることでお肌に良いこととはなんでしょう。
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この記事の目次
はちみつ石鹸を手作りしてみよう。ベーシックバージョン
はちみつは殺菌力に優れているうえ、美容効果も抜群のすぐれものです。
そのはちみつをふんだんに使って手作り石鹸を作ってみませんか?
すぐれもののはちみつを使うのだからお肌に悪いわけもないし、せっけん作りはやってみると意外と簡単です。
はちみつ入り石鹸のとろとろとした泡立ちを手作りして手軽に手に入れましょう。
まずは基本の作り方を覚えましょう。
材料は
- バームソープまたは純石鹸パウダー…50g
- はちみつ…小さじ1/2
- グリセリン…小さじ1
- 水…50ml
- 石鹸の型…お菓子の型や牛乳パックの輪切りなどでも作れます!
- めん棒やすりこぎ
※純石鹸パウダーを使用する場合は必要ありません。 - ヘラ
- 湯せん用の大小の耐熱ボール
作り方は以下のとおりです。
- バームソープをビニール袋に入れて、めん棒やすりこぎでなどでできる限り細かく砕いていきます。
※純石鹸パウダーを使用する場合はこの手順は必要ありません。 - 1で作ったものを小さいボールに移して、
そこへグリセリン、はちみつ、水を入れてよくかき混ぜていきます。 - ボールを湯せんにかけながらしっかり練ります。
- 石鹸の型をラップの上において、湯せんでしっかりと練り込んだ材料をヘラで詰め込んでいきます。
- 石鹸の型に詰めきったら熱湯で濡らしたヘラを使って表面をきれいになでてください。
- 型をひっくり返して隙間が開かないようにきっちり石鹸を詰めヘラで整えていきます。
- 冷めて固まったら型から外して様子を見ながら5日ほどかけて乾燥させていきます。
きっちり乾燥したらはちみつ石鹸の出来上がりです。
簡単にはちみつ石鹸作り。レモンソープで手作り石鹸
基本的なはちみつ石鹸の作り方を覚えたら今度はアレンジを加えて、レモンソープを作ってみましょう。
レモンにはリラックスアロマ効果もあるため、はちみつで美肌効果を、レモンでアロマ効果を得ることができます。
材料は
- レモンソープ…1個
- はちみつ…適量
- おろし金
- ボール
- 石鹸の型
作り方も簡単です!
- レモンソープをおろし金で細かく削っていきます。
- 削った石鹸にはちみつと熱湯を加えて、スプーンなどを使ってよく練り込んでいきます。
- 練り込まれたものを石鹸の型に隙間なく詰め込んでいき、冷凍庫で寝かせます。
- 半日から一日ほどすれば石鹸が固まり乾燥もしていると思うのでそれを確かめて型から取り出します。
しっかり固まっていれば完成です!
基本のはちみつ石鹸作りを覚えていれば簡単にできてしまったのではないでしょうか。
実ははちみつ石鹸はこんなふうにアレンジ次第で様々な種類の石鹸を作ることができます。
好きなアロマを使ってはちみつ石鹸を手作り
レモンソープを作ることができたあなたなら今度は自分好みの香りが漂うアロマソープも作れてしまうかもしれません。
保湿力などにも優れた成分を入れていけばもっと貴方好みのオリジナリティあふれる石鹸を作成できます。
早速レシピを見てみましょう。
材料は
- オリーブオイル…270g
- 米油…75g
- ひまし油…50g
- バームオイル…75g
- 精製水…175g
- 苛性ソーダ…67g
- お好きなアロマ…適量
分量は作りたい石鹸の大きさによって変化しますので目安としてお使いください。
※苛性ソーダは取扱いに注意しなければならない危険な薬品ですのでお気をつけください。
購入の際はドラッグストアなどでお求めできますが、年々厳しくなっているそうなので調査が必要になるかもしれません。
使う道具や作り方などは基本のはちみつ石鹸と同じです。
コツは油脂類と苛性ソーダを混ぜ合わせる際にあとが残るようになるまで撹拌を行うことです。
20分ほど混ぜていると色が白くなり固まり始めるのではないでしょうか。
クリーム状になったらお好きなアロマをお好みの香りになるまで量を調整し投入しましょう。
しっかりとはちみつを入れ蜂蜜の抗菌作用と油脂類の保湿成分、アロマのリラックス効果を手に入れましょう。
手作りはちみつ石鹸の良いところ
手作りはちみつ石鹸は『天然の美容液』とも言われるはちみつの栄養素を簡単に取り込めることです。
はちみつの美容効果は化粧品業界でも注目されており、持っている美容効果は石鹸作りととても相性が良いのです。
はちみつに含まれている栄養素はたくさんあるのですが、その中でも豊富なビタミンB1やB2といったビタミン群、さらにバリンやロイシン、イソイロシンやグリシンなどといった豊富なアミノ酸が美容に効果的な成分なのです。
コラーゲン生成に欠かせないビタミンCも豊富に含まれていますので、石鹸の材料にしない手はないのです。
さらにこうした成分を有する材料を手作りで配合することにより、市販の石鹸よりも保湿効果が高く抗菌作用も高い上質な石鹸を簡単に作り出せるのです。
石鹸にたっぷりはちみつを入れる方法
そんなにいいことばかりをもたらしてくれるはちみつですから、できることならたっぷりと石鹸に入っていてほしいものですよね。
そこでたっぷりとはちみつを石鹸に配合する方法を紹介します。
方法は以下の3つです。
はちみつを石鹸に配合する方法
苛性ソーダ水に混ぜ込む方法
このやり方には注意が必要です。
蜂蜜のように糖分がたっぷり含まれているものを苛性ソーダ水の中に入れると、苛性ソーダ水は急激に温度が上がってしまいます。
そのため苛性ソーダ水の温度急上昇を起こさないよう、
『ある程度苛性ソーダ水の温度が下がってから少しずつ入れる』
『大きめの容器で苛性ソーダ水を作る』
ことを守って安全にはちみつ石鹸を作りましょう。
石鹸生地を型に流し込む前に混ぜ込む方法
そのままだととろみが強くて石鹸生地と分離してしまうはちみつは、湯せんや電子レンジでの加熱を行うことでサラサラとした液体状になってくれます。
こうした状態にしておくと石鹸生地とも喧嘩せず混ざってくれるのでそうした対策を取りましょう。
※オイル総量250gの場合、はちみつは12~13gというように、はちみつを入れる量はオイルの送料に対して6%ほどが限度です。
あらかじめオイルに入れておく方法
苛性ソーダ水に直接はちみつを入れるのは前述したとおりちょっとリスクが高いです。
そのため直接入れないようにこの方法をとることがほとんどです。
ボールに量ったオイルにあたためてサラサラにしておいたはちみつを入れていくのが良いでしょう。
分離してしまいますが根気よく混ぜているとまとまりますし、あたためないで入れるよりまんべんなく散らばるためおすすめです。
分量や手順を守って楽しく安全にはちみつ石鹸を作りましょう。