ニュース速報の音が怖いのは音と緊急性を結び付けるため
2018.10.23
ニュース速報の音の中でも特に地震速報の音は怖いですよね。
あの何ともいえない怖い音ですが、なぜあえて怖い音にするのか疑問に感じたことありませんか?
ニュース速報でも地震速報の音はどうしてあんなに怖いのでしょうか。
「怖い」=「よくないことだ」と感じられる音こそが大事なようです。
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この記事の目次
ニュース速報でも地震速報の音はどうしてあんなに怖いの?
人間は普段の生活の中で、さまざまな音に囲まれて生活をしています。
心地いいと感じる音や緊張感を感じる音など、種類によって感じ方もさまざまです。
ニュース速報で流れる音を聞くと、多くの人は怖いという感覚を持ちます。
緊急事態と重なり、音でも恐怖を感じることで、さらなる心のゆとりを失ってしまいますよね。
しかしニュース速報の音が怖いと感じるようになっていることには、きちんとした理由があります。
やはり緊急事態だという緊張感を持ってもらうためです。
それも音を聞いた瞬間に、緊急事態に気付くようにです。
ですがただ怖いだけでは、あまりの恐怖心から身動きが取れなくなってしまいます。
緊急事態を知らせたせいで、身動きが取れなくなってしまっては、ニュース速報の意味を果たしません。
恐怖で体がすくまないような程度の緊張感を持たせる音、という部分を重視して考えられた音が、今現在聞いているニュース速報の音なのです。
ニュース速報の音が怖いのは注意を引くため
ニュース速報は緊急地震速報や津波警報、武力攻撃事態などさまざまな危険が迫っている状況を、いち早く国民に知らせるための音です。
危険を知らせるためなので、心地いいリラックスするような音では意味がありません。
警戒が必要だという注意を引くために、聞いた瞬時に音に意識が向き、ある程度怖いと感じるような音にあえてなっています。
人間は不快な音や恐怖を感じる音に対しては、非常に敏感に反応します。
ニュース速報の音も、すぐに反応出来ることを考えて設定された音です。
この音を何度も聞いたことがあると、聞いた瞬間に緊急事態だと認識して、条件反射として緊急性を理解します。
ニュース速報の音に怖さが含まれていることには、自分や家族の身を守れるように、いち早く行動するための注意を引くという大切な意味が込められているのです。
怖い地震のニュース速報の音は統一されている?
一番身近で多く耳にするニュース速報の音は、緊急地震速報の音ではないかと思います。これから強い揺れが来るかもしれない、という可能性を知らせる音です。
自然災害なので、いつ発生するかという予測も難しく、速報が流れているときには揺れも同時に起こっているため、恐怖がさらに重なりますよね。
緊急地震速報は地震が発生した直後に、震源から近い位置の地震計で観測したデータをすぐに分析して詳しい地震の情報を推定します。
具体的には正しい震源地、地震の規模などを推定しています。
素早く分析をして、次は国民に情報として伝えられます。
より多くの国民に、正確に伝えるために、情報の内容を報道する前に注意を引く必要があります。
そのためにニュースを伝え始める前、報知音を流して注意を集めます。
この報知音は、誰でも、どこでも、すぐに理解出来る、ということを基にしている音で、NHKのチャイム音が一番強く推奨されている音です。
緊急の地震ニュース速報の音はどうやって作られたものなのか
今までニュース速報の音の緊急性や、なぜ緊急性を感じさせる必要があるのかということを説明してきました。
ではこの音、いったいどのようにして考えられ、作られた音なのでしょうか。
最初のきっかけは、NHKがある大学の教授に依頼したことから始まります。
- 雑音の中でもきちんと聞き取ることが出来る音
- 性別や年齢を問わずに気付くことが出来る音
これが音を作るにあたり、NHKが絶対条件として挙げたことです。
もちろん緊急性を知らせるための音なので、この条件は不可欠なことですよね。
この条件を満たす音を作るために、あるクラシック音楽を参考にしながら今のニュース速報の音が作られたと言われています。
参考と言っても真似をしたということではなく、和音を使ってみたり曲調やテンポを変えながら調整していきました。
いろいろな微調整を繰り返しながら、あのニュース速報の音が完成したとされています。
NHKが挙げた条件の他にも
- 注意を促すことが出来る音
- 瞬時に行動しなくては、と思わせる音
これらの効果がさらに加わった音が作り上げられました。
地震のニュース速報に備えて日頃から準備しておきたいこと
地震などの災害には、いつ巻き込まれるかわかりません。
状況によっては、起こってから慌てても遅すぎるということもあります。
そうならないためにも、日頃からの準備というのは必要なことです。
地震など緊急時の安否確認の方法を、事前に家族で決めておく
家族が仕事や学校などで離れている場合は、まず家族の安否が気がかりです。
方法を決めておかないと、安否確認をすることも難しい場合があります。
なのでもし連絡が取れない状況になったとしても、集合する場所を決めたり、災害ダイヤルを利用するなど、みんなが共通した方法を取れるようにすることで、早い段階で安否の確認をすることが出来ます。
ニュース速報が出てからの避難場所や避難経路を確認しておく
避難しなければならない状況は、地震だけとは限りません。
津波や豪雨、火山の噴火など状況によって、安全に避難出来る場所や経路は変わってきます。
状況によって的確な行動が出来るように、事前に知っておくことが大切です。
家具の置き方にも注意
地震で大きな揺れがあった場合、大きな重たい家具でも倒れてくることは十分に考えられます。
その家具が倒れたことで、命を落としたケースも過去には多くあります。
そのような事態を防ぐためにも、転倒防止の措置をしておいたり、人の出入りが少ない場所に置くなどの工夫が必要です。