ロシアでは結婚指輪を右手薬指につける!その理由とは
2018.6.7
ロシアでは、結婚指輪を右手薬指にはめるのが一般的です。その為、海外へ行くと既婚でも未婚と間違われてしまうこともあるようです。
どうしてロシアでは結婚指輪を右手薬指につけるのでしょうか?
また、ロシアの人が左手薬指に指輪をはめている場合は、離婚や死別という意味が込められているようです・・・。
はめる指によって意味合いが異なる、指輪をはめる位置について調べてみました。
スポンサーリンク
こんな記事もよく読まれています
-
旅館やホテルのキャンセル料は何日前から?キャンセル料について
旅館やホテルのキャンセル料は何日前から発生するのか知っていますか?旅館やホテルによって違いがある場合...
スポンサーリンク
この記事の目次
ロシアなどの北欧の国では、結婚指輪を右手につける?
日本では結婚指輪は左手の薬指につけますが、海外では右手につける国も多いのです。
右手に結婚指輪をする国にはドイツ、オーストリア、ポーランド、ロシア、ウクライナなど、北欧などとなりこの他にも東や西のヨーロッパでも同じく右手に結婚指輪をする国が多数あります。
右手に結婚指輪をする習慣のある国では婚約指輪を左にするそうです。
また男性も右手に結婚指輪をしますので、外国へ行った時は未婚だと勘違いされる事もあるそうです。
なぜ右手に結婚指輪をつける習慣になったのかは諸説ありますが、例えばドイツでは右手につける事で「幸運を招く」と昔から伝えられているそうです。
そして薬指につける理由は心臓につながる太い血管が薬指を通っていると考えられていたことが起源とされています。心臓には人間の心が宿っているものと考えられ左手の薬指が「心に通じる愛の象徴」という理由から結婚指輪をはめる指として定着して行ったのです。
ロシアでは結婚指輪を右手の薬指につける!理由は?
ロシアでは日本とは逆で右手の薬指に結婚指輪をはめる習慣になっています。それはなぜなのか?その理由ははっきりと解明されていませんが結婚指輪自体を薬指につけることは古代ローマ時代からあった習慣のようです。
最初は左手の薬指にはめていましたがある時から「左」が不吉だと唱える風習が広がり右手にはめるようになった人々が増えたのです。
結婚指輪の起源であるローマ帝国の歴史の中でも、東ローマ帝国と西ローマ帝国に分かれていた通り、宗教もギリシャ正教とカトリックに分かれていた事は有名ですね。
これを機に、カトリックは「左」という習慣を受け継ぎ、ギリシャ正教は「右」という習慣となったようです。
このためギリシャ正教の習慣が主だったロシアは結婚指輪を右手の薬指にするという習慣が定着したのでしょう。
ロシアの結婚指輪は左手じゃなくて右手!左手薬指についている場合の意味とは
以前ロシアに旅行に行った際、タクシーの運転手さんが格好良くて既婚者かな?と思って何気に左手の指輪を確認しましたが、運転手さんは右手の薬指に指輪をしていました。
不思議に思いましたがロシアではそれが一般的な結婚指輪の付ける場所だったのですね。
左手の薬指に指輪をつけるのは、ロシアでは「離婚や死別」の意味合いがあるそうです。
もし気になるロシア人が右手に指輪をしている時は、結婚している証拠ですので諦めましょう。
またロシアの結婚式事情についてお話しますと、ロシアでは一般的には人前結婚式が主流で市役所などであげる事が多いそう。
当日は新郎新婦それぞれに同姓の付添人が同席し結婚行進曲のBGMの中、書類にサインして指輪の交換や誓いのキスを交わしていきます。
ロシアでは市役所で行う式は、あくまで書類を提出するための形式的なものなのでメインは披露宴となります。
披露宴の前には新婦の母親がパンと塩を持ってきて、それを二人で分け合い食べると披露宴が始まるというロシアならではの伝統があります。
親しい友人や親族を交えて料理やお酒、ダンスなどを楽しんで過ごします。
日本では会社の人や取引先の方まで呼ぶ場合が多く厳かな雰囲気になりますが、ロシアでは親しい人のみで行うためもっと和やかな雰囲気の結婚式となります。
右手?左手?指輪をはめる指によって、異なる意味合い
人間の手には10本の指がありますがその1本1本に意味があると考えられていますのでご紹介します。
- 小指(ピンキーリング)・・・チャンスを呼び込む指で右は恋を引き寄せ、左は自分の魅力を高めるなどの意味
- 薬指(アニバーサリーリング)・・・創造性を象徴する指で右には心の安定、左には愛を深めるなどの意味がこめられている
- 中指(ミドルフィンガーリング)・・・直感やひらめき。右は邪気から身を守る、左には精神力を高めるなどの意味
- 人差し指(インデックスリング)・・・行動力や自立心を象徴する指で右は集中力を高め、左は精神力を高めるといわれています。
- 親指(サムリング)・・・親指にリングをはめると望みが叶うと言われています。右は指導者の指、左は信念を貫くなどの意味が込められています。
婚約指輪はどこに付けるべき?実は決まりは無いってホント?
欧米や日本では婚約指は左につけますが、北欧やドイツあたりの地域では婚約指輪は右手の薬指につけるそうです。
そしてインドや東南アジアでは足の指につけるそうです。
ただ国や地域によって一般的にはそうなっているという形はあるものの、婚約指輪をはめる位置と言うのは正式な決まりと言うのは一切無いものなのです。
ですから、日本でも左手にこだわらず右にしてても良いのです。ファッションの一部としてカップルで同じ指に指輪をはめる二人だけのルールを作っても楽しいですよね。
ただ、特別な理由が無い場合は彼氏は黙って彼女の左手に婚約指輪をはめてあげると良いでしょう。