児童養護施設で実習する時の抱負は?実習に行くときに大切なこと
2018.4.9
児童養護施設で実習をする時、しっかりと目標や抱負を持って実習に参加することが大切です。
児童養護施設での実習は決して楽なものではなく、毎日大変な事もあるでしょう。だからこそ目標や抱負をしっかりと持ち、実習をすることが大切なのです。
そこで今回は、児童養護施設で実習をする時に大切なことについてお伝えします。
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この記事の目次
児童養護施設で実習をする時の心得や抱負
児童養護施設で実習をするときは以下のことを理解して実習に望みましょう。
児童養護施設の実習は必ず終わるもの
児童養護施設の実習真っ最中の人は、きっと心の中で「辛い」とか「しんどい」と思っていることでしょう。
実習期間が終ったとき「とても楽しかった」と言う実習生さんはほとんどいないと思います。
大変な実習もいつかは必ず終わります。仕事ではないのですから、期日がやってくれば終るのが実習なのです。
休まないで頑張っていきましょう。必ず終わる日がやってくるのですから。
実習生は歓迎されると思わない
実習生を受け入れるということは、職員の人たちに「実習生指導」という仕事が加わることになります。
きっと受け入れてくれるだろうという甘い考えを持ってはいけません。
また、子供も知らない人が自分の住んでいる場所に来ることを受け入れてくれないことがあります。
児童養護施設での実習をする時の抱負について
児童養護施設に実習に行くときは、その場所が子供にとってどんな場所であるべきかを考え、理解することが大切になります。
職員の人たちと一緒に、何が足りないのか、どんなところを改善すれば良いのかを考えて実習に臨みましょう。
職員は子供にとってどんな存在であるべきか
実習をしていくうえで。職員が子供にとってどんな存在であるのが良いのかを考えて理解するようにしましょう。
子供に直接かかわる実習であることから、役割をまじかで見て実際に担うようになります。自分がどんな職員であるべきなのかを考えて、どんなスキルが必要かを知りましょう。
実習中はしっかりと目標に取り組む
実習をするときは、自分で目標を立てて実習に臨みましょう。そして、その目標が達成できるように、毎日努力をすることが大切です。
児童養護施設での実習の抱負・子供たちとの関わり
児童養護施設は児童の施設ですから、子供たちと一緒に出来る遊びやレクリエーションも大切です。
子供たちは職員に対して「抱っこしてほしい」などと要望してくることもあります。
この時、抱っこするだけではなく、ほかのかかわり方を考えるのも大切なポイントなのです。
実習に行くときは、よりたくさんの子供と接することが出来るように、たくさんの子供たちと会話することが出来るように考えて臨むようにしましょう。
実習に行くまでの間に、事前に実体験の文献と比べて勉強しておくことも大切で、これを行っておくことによって理解力も高まります。
実習に行く前にボランティアに参加して児童養護施設に行ってみるのも一つの方法です。
施設を利用してる人との関わりを考えて実習をするようにしてください。
児童養護施設とは
児童養護施設は、子供たちの自立を支援する「家族」のようなものです。
児童養護施設は児童福祉法に定められた施設になり、親が色々な事情で育てることが出来ない子供たちを養育し、自立を支援していく場所になります。
児童福祉法や児童憲章の基本的理念に沿って、そこで暮らす子供たちが幸せで心豊かに暮らしていけるように、成長を見守りながら社会に出るまでに必要な支援をしていくようになります。
児童養護施設は子供たちが生活する「生活の拠点」になります。
出来るだけ家庭に近い状況で、暖かな雰囲気の中で生活することが出来るようにしています。
また、地域と交流をしたり、趣味を楽しむ時間を儲け、子供たちが幸せで健やかに成長していけるように支援が行われています。
児童養護施設には児童指導員・保育士といった専門の仕事をする職員のほかにも、事務職員、栄養士、調理師、施設庁がいて、子供たちの健全な成長を見守っています。
少子化なのに児童養護施設は満員の状態
今の日本は少子化が進んでいることが問題になっています。
子供の数が減少しているのにも関わらず児童養護施設は満員の状態で、空きが出るのを待っているのが現状です。
これは、子供に対する虐待や育児放棄が増えているからで、法改正が行われたことによって虐待を受けている可能性がある子供の安全確認や身柄の確保を、裁判所の許可があれば強制的に行えるようになったことが背景にあります。
特に年末年始は緊急で子供が施設に預けられる件数が装荷する時期で、債務に追われて首が回らなくなってしまった親が子供の世話をしなくなり、子供を置いて夜逃げをしてしまうことがあるからのようです。
大人を取り巻く社会が、一番弱い子供に悪影響を与えているのです。
本当は家族で幸せに新しい年を迎えることが出来るはずなのに、親がいなくなって不安な気持ちで新しい年を迎える子供たちもいます。
子供の心を考えると本当に言葉も見つかりません。
親に育ててもらえなくなった子供が社会に出るまでに生活をするのが児童養護施設です。実習に行く場合は子供たちの心を大切にして関わっていくことが重要になります。
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