生ゴミの肥料をプランターで作る作り方!手作りでロハスな生活
2018.12.8
プランターを活用すれば自分で生ゴミから肥料を作ることができます。電気を使わずに微生物の力だけで肥料を作る方法ですので、環境にも優しいという特徴があります。
では、実際にはどんなふうに肥料を作れば良いのでしょうか。作り方を確認して、環境に優しい肥料を手作りしてみましょう。
そこで今回は、プランターを使って生ゴミから肥料を手作りする方法についてお伝えします。
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この記事の目次
プランターを利用して生ゴミで肥料を作ろう
毎日のように出る生ゴミをただ捨てるのではなく、どうせならプランターを活用して肥料を作ってみませんか?
ここで言う生ゴミとは、主に野菜や果物の皮などを指します。どうせ土に返すのならば、食べ残した残飯などでも大丈夫ではないかと思うかもしれませんが、調理の際に使用した油などを土に混ぜてしまうと、土が傷んでしまうため、残飯は肥料を作るためには適していません。
また、肉や魚などが含まれた生ゴミは、悪臭の原因となることから、やはり肥料づくりには適していないと言えるでしょう。
家庭ゴミとして出る少量の生ゴミであれば、ベランダなどにプランターやバケツを置いて作ることが出来ます。
ただし、プランターなどでは処理できる量がどうしても限られていますので、排出される生ゴミの量が多すぎて、プランターでは間に合わないという場合には、大容量の生ゴミ処理機を利用した方が良いかもしれませんね。
プランターを利用して生ゴミで肥料をつくる方法
いくら材料が野菜や果物の皮などだとは言っても、どうしても臭いは気になるところですよね。可能であれば、やはり室内よりも屋外のベランダなどにプランターを置いて、肥料づくりをスタートしてみましょう。
とは言え、マンションなどのベランダに置く場合は、隣近所へ迷惑をかけないように、臭い対策も重要です。生ゴミと一緒にコーヒーかすを入れたり、生ゴミの周囲を必ず土で覆うなどのして、臭いがなるべく漏れないように注意しましょう。コーヒーの良い香りでイヤな臭いも上手くごまかしてくれますよ。
まず用意するものは、プランター(底に穴が空いたもの)と、ガーデニング用の土、もしくは、ピートモス6:もみがら4 の割合で配合した土です。
プランターに土を入れたら、周囲を土でグルっと囲めるような形で穴をいくつか掘ります。掘った穴に生ゴミを入れ、上から米ぬかをかけたら、さらに土を被せます。全ての穴が埋まってから1週間ほど経ったら全体をまんべんなくかき混ぜ、さらに数日そのまま寝かせたら完成です。
プランターで生ゴミ肥料を作る時の注意点
ベランダなどにプランターを置いて生ゴミ肥料を作る際には、なるべく日当たりの良い場所を選びましょう。ベランダがなければ、そのまま外に置いて作ることも出来ますが、なるべく雨に当たらないように、ひさしのある場所のほうが理想的です。
生ゴミを埋める時は、そのままの状態ではなく、なるべく細かく刻んでから埋めたほうが、より早く分解されますので、野菜の大きな葉っぱなどは、小さくちぎったり刻んだりした方が良いでしょう。
外に置いているわけですから、当然土には虫も入り込みます。あまりにも多くの虫が湧いていると困りものですが、ヤスデやムカデなどが多少いるくらいであれば、栄養価の高い肥料としてはベストな状態であると言えるでしょう。
ただし、生ゴミにはしっかりと土をかけておかないと、変な害虫がわいたり、鳥や猫などに食べられてしまう可能性も高いので、その点は注意が必要です。
あとは、けっこうな量でも放置しておくだけで、不要な生ゴミが肥料として生まれ変わりますよ。
生ゴミを使った肥料を作るのにはこんな手軽な方法もあります
プランターよりもさらにお手軽に、生ゴミから肥料を作る方法をご紹介しましょう。
1リットル~2リットルのペットボトルを用意します。どんな形でもOKですが、出来れば角型がベストです。焼酎などのさらに大きなボトルでも大丈夫です。
まず、カッターなどで上部の細くなっている部分を切り取ります。そこに、あらかじめ混ぜておいた生ゴミと腐葉土を入れ、ペットボトルの口の部分をいらない布で覆って、輪ゴムやヒモでくくります。
その状態で2日間ほど直射日光の当たらない場所に置いておき、その後、口を開けて中をかき混ぜます。そのまま1~2週間くらい経って、中に白いカビのようなものが出てきたら完成です。このあとは、5回ほど続けて作ることが出来ますよ。
もっともっと少量で、臭いの心配をせずに生ゴミから肥料を作りたいという方には、牛乳パックを使う方法はいかがでしょうか?
牛乳パックは切らずに、上の部分だけ全て開けて、そのまま中に生ゴミと微生物資材を入れます。しっかりと混ぜたらガムテープなどで口を閉じ、しばらく放置するだけで完成です。
ダンボールを使って肥料を作る方法
ダンボール箱を利用すると、大きさによってはかなり多くの生ゴミを処理することが出来ます。
プランター代わりにダンボール箱を使用する際には、まずはしっかりと乾燥させます。作る量を増やすために、蓋の部分を起こしてガムテープで固定して、底が重みで抜けないように、こちらもしっかりとガムテープで固定しておきます。
ダンボール箱は乾燥した場所に置いておきましょう。
次に、乾いた小さめの枯れ葉を入れます。大きいものはあらかじめ小さく切っておくと良いでしょう。野菜くずなどの生ゴミは一度にたくさん入れすぎると、水分が出てダンボールの中が湿ってしまいますので、4~5日ごとに様子をみながら追加していきます。他には、米ぬか・乾燥した土などを適量ずつ加えたら、毎日ダンボールの底の方からしっかりとかき混ぜ、箱の中の水分が均一に保たれるように調整します。
かきまぜる作業は中の物が完全に乾くまで続けますが、もしもこの作業が不十分だと、下の方に水分が溜まってダンボール箱が湿ってしまい、底が抜けてしまうこともあるので、毎日忘れずにしっかりとかき混ぜるようにしましょう。