高校受験の面接マナー控え室から退室までの基本マナーを解説
2018.10.28
高校受験では筆記試験の他に面接試験もありますが、面接で最も重視したいのが「マナー」です。
そこで今回は、高校受験の面接で押さえておきたい、控え室から退室までのマナーについてご紹介したいと思います。
面接に向けてしっかり対策を行って日々練習しているとは思いますが、間違った面接対策をしている可能性も。もう一度見直しましょう。
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この記事の目次
高校受験で面接の控え室で順番を待っている時のマナー
高校受験の面接の控え室で順番を待っている時は、誰でも緊張してしまいますよね。
少しでも緊張をほぐそうと同じ学校の友達とおしゃべりしてしまいますが、控え室では静かに順番を待つようにしましょう。
また、周りをキョロキョロ見回したり、だらしなく座ったりしないようにしましょう。呼ばれるまで時間があるからと、校内を歩き回ることもやめましょう。
トイレは早めに行っておいた方がよいでしょう。もし待っている時に行きたくなっても、我慢せずに係の人に一言言ってから行くようにしましょう。
控え室で時間つぶしに受験勉強をする人もいるようですが、それも止めましょう。
自分の前の人が呼ばれたら、いよいよ次は自分の前です。もう一度身だしなみをチェックして、ボタンやホックが外れていないか確認しましょう。
そして、今まで対策してきたことを思い出して、落ち着いて面接を受けて下さいね。
高校受験の面接で入室から着席するまでのマナー
さて、いよいよあなたの順番がきました。
- 名前を呼ばれたら、はっきりした声で「はい」と返事をしましょう。そして面接室に入る時にはドアを2回ノックします。室内から「どうぞ」などと声がしてからドアを開けて中に入るようにしましょう。ドアを閉める時は、両手で静かに閉めるようにします。
- 面接官の方へ向き直り、姿勢を正して「失礼します。」と言ってからおじぎをしましょう。この時、背筋を伸ばしあごは少し引いて面接官の顔を見て上半身をゆっくりを倒し、一拍静止してからゆっくりを上半身を起こします。
- 名前と受験番号を言うように言われたら、はっきりと答えるようにしましょう。「おかけ下さい。」と言われたら、一礼してから静かに着席します。
- 椅子に座る時は、静かに腰をおろすようにしましょう。椅子には深く座りすぎないように注意して下さい。椅子に座っている間も背筋を伸ばし、手は太ももの上に置きましょう。
- 返事をする時や受験番号を言う時にも、声が上ずったりしないようにしましょう。もし失敗しても、慌てないようにして下さい。
高校受験の面接で退室する時のマナー
面接官から「本日の面接はこれで終了です。お疲れさまでした。」というような言葉で面接は終わりとなるでしょう。この時は椅子に座ったまま「本日はありがとうございました。」と一礼します。
ここで「ようやく終わった。」と安心するかもしれませんが、最後に退室するまで気を抜かないようにしましょう。ドアを閉めて面接官の顔が見えなくなって初めて面接終了となるのです。
一礼した後は素早く立ち上がり、椅子の横に移動してからもう一度「ありがとうございました。」と今度は45度の角度でおじぎをします。「ありがとうございました。」と言ってからおじぎをするようにしましょう。この挨拶は、時間をとってくれたことに対する感謝の気持ちを表しています。
その後荷物を持って、ドアの前へ移動します。ドアを開ける前に振り返って面接官に深くおじぎをします。その後片手でドアノブを持ってドアを開けましょう。
ここで注意!ドアを開けて外に出ても、そのままドアをバタンと閉めないようにして下さい。面接官と目を合わせながら静かに閉めるようにするのです。勢いよく閉めてしまうと、早く帰りたいという印象を持たれてしまいます。
おろそかになりがちな退室時のマナーですが、最後までしっかりと行うようにしましょう。
高校受験の面接で志望動機や長所・短所を答える時のポイント
高校受験で必ず質問されるのが「志望動機」でしょう。
ここで大切なことは、正直に答えることです。そして、他の高校とは違うポイントや自分がその高校に入りたいという気持ちを、自分の言葉で面接官に伝えるようにしましょう。
しかし、「ちょっとでもアピールしたい。」と考えてもいないようなことを言うことはNGです。面接官にはウソだと見抜かれてしまいます。
また、長所と短所もよく聞かれますが、長所については遠慮なく自分の思うことを伝えても問題ありません。そして「なぜそれが長所なのか。」という理由や、それが高校生活で活かせるということも伝えるようにすると、さらに印象も良くなるでしょう。
短所については、短所だけを言うのではなくどうやって改善していくのか、又は長所にも変えられる短所を伝えるようにしましょう。
例えば「優柔不断なところがありますが、慎重に判断することができます。」「頑固なところがありますが、自分の信念を持って行動するようにしています。」などと短所を裏返して考えてみましょう。
注意しよう、高校受験の間違った面接対策
高校受験の面接対策のために、質問に対する答えを用意して、すべて暗記するという人もいるでしょう。
しかし、これは間違った対策と言えます。
面接当日は誰でも緊張するものですが、全部暗記しているからこそ面接中に忘れてしまって何も答えられなってしまうのです。
そうならないためには、質問の答えをすべて暗記するのではなく「こういう感じで答えよう。」というくらいに考えておきましょう。
面接では志望動機、長所と短所、将来の夢などを聞かれる可能性が高くなりますが、自分の思いや考えなので答えに正解も間違いもありません。すべて完璧に覚える必要はないのです。
答えを用意することは大切ですが、根本的なことさえしっかりと覚えておけば、緊張した時でも言葉を出すことはできるでしょう。