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相撲を見ていると気になる力士の怪我。怪我が多い訳を考える

2018.6.1

海外でも関心を集める相撲。多くの人気力士が登場する一方で、怪我が多いことが話題になることも。

怪我で横綱が立て続けに休場すると、見ているほうもちょっとがっかり。それにテレビに映った力士たちも、体のあちこちがテーピングだらけで痛々しいと思うことありますよね。

最近の力士は怪我が多い気がするけど、考えられる理由はどんなことなのでしょうか。

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相撲で怪我が多いのは現代的な食生活になったのが原因?

甘いものや肉料理を好んだ食生活になっているスポーツ選手は怪我をしやすいようです。
糖類や動物性食品、穀物を粉にした食品(パンやクラッカーなど)を良く食べる人は、加齢とともに脂肪が溜まりやすくなってしまいます。

現代の相撲業界でも、高脂質な食品や、動物性中心の食事に偏りがある日本力士が目立っています。
本来の骨ごと叩いたつくねや魚を使った昔ながらのちゃんこ鍋が廃れてきていることで、脂肪が溜まって筋肉にしなやかさがなくなっている日本力士が増えているようなのです。

日本人は本来雑穀中心に進化した農民民族です。
そのため、もともと狩猟民族であった欧米人に比べて肉類を体内に取り込む能力は低いようです。

しなやかな筋肉を持った日本力士を育てるには、昔ながらのちゃんこ鍋を大切にし、取り入れていく事が大事であると考えいます。

近年、怪我が多い相撲界。力士の稽古不足が原因という声も

相撲業界で怪我が多いといわれているのは、力士たちの基礎練習が足りていない事が原因ではないかといわれています。

相撲の一番基本的な運動である「四肢」「すり足」「テッポウ」の練習が足りておらず、ちょっとした事で怪我を引き起こしているのではないでしょうか。

相撲の基礎練習でしっかり鍛えられた肉体は、下半身の筋肉のつき方が全然違います。
まわしの下の肉が筋肉で盛り上がっている力士もいれば、筋肉に張りがなく、脂肪がたっぷりついている力士もいます。
基礎練習をしっかり行う事で、体の出来上がりも異なりますし、怪我のしやすさも変わってくるのです。

基本的なすり足ができないと、土俵際で足が出なくてバタバタしてしまうでしょう。
取っ組み合いの最中に安易に引いたり、強引に投げたりすると怪我に繋がる事が多いです。
お互いの基礎ができて、お互いに前にせめて相撲をとっていればそれほど怪我が起こる事はないのです。

土俵の高さは相撲での怪我を防ぐためにある?

土俵に高さがあるのは、力士が土俵外に落下するまでに受身の体勢を取る事ができるようにしているからでしょう。
そして、土俵の床下にはなんらかのクッションとなるようなシートを敷いているのではいかと考えられます。

稽古場などの平坦な土俵だとモロに体を打ってしまいますが、高さがあれば受身の体勢を作る事ができますよね。

力士はもともと肉体を鍛え上げているのに加え、稽古を重ねて怪我をしない受身の取り方も身につけていると思われます。

そして、それ以外にも土俵に高さがあるのは以下の理由が考えられます。

  • 高い土俵は舞台のようなもので、観客も勝負を観戦しやすいから。
  • 土俵際の勝負になった場合より一層力を発揮する事ができるから。
  • 審判にとっても見えやすく判定しやすいから。
  • 稽古場とは違う本勝負の場所だから。

 

相撲で怪我をしても出場する力士が多いのは制度変更が原因?

現在の相撲業界では怪我だらけの力士が目立っているように見えます。

土俵の上には、サポーターやテーピングだらけの力士がいたり、プロテクターかギブスに見えてしまうほどの大きなサポーターをしている力士もたくさんいるのです。

こういった重症患者ともいえる力士たちが増えてきたのは、2002年に「公傷制度」が廃止されてしまった事が理由であるといえます。

以前は公傷であれば休場しても番付が下がる事がありませんでした。
しかし「公傷制度」が廃止されてからは、休めば休んだ分だけ番付が下がってしまうので休もうにも休めなくなって無理をして出場する力士が増えてしまったのです。

このように、怪我をじっくりと治療する事ができずに、怪我のまま出場する力士が増えているのが現状なのです。

当時は、「公傷制度」を利用してずる休みをする力士が後を絶たなかったようです。
そのため「公傷制度」復活を望む声もありますがいまだに実現していないのです。

相撲観戦中に取り組みの影響で怪我をした観客の治療費は?

大相撲では、取っ組み合いの際に力士が観客席に突っ込んでしまうケースがあります。

大相撲は土俵のすぐそばまで観客席があり、土俵と観客席の間に柵も特別なスペースもありません。
そのため、力士が観客席に突っ込んでくる場合が想定できます。

土俵そばの座席を購入した観客は、その事を承知の上でその席に座っていますので多少の擦り傷や打撲程度の傷を負うことを了解しているのです。

大相撲のチケットの裏には「怪我をしても治療費はお客さんが全額持つように」と記載されており、観客もその事を了承した上で購入しているため、軽い傷程度なら自分で治療費を払わなくてはいけない決まりになっています。

もちろん、軽い傷程度なら観客が負担するようにと決まっていますが、その範囲を超えるような重症の場合は力士や相撲協会に治療費を請求する事はできます。

 - スポーツやアートに関する疑問