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油かすの肥料の正しい使い方で失敗なく効果的に使う方法

2018.11.22

ホームセンターなどで販売されている「油かす」は手軽に購入できて安全な肥料というイメージを持たれている方も多いと思います。
しかし、使い方がわかりやすい化成肥料と違い、油かすの使い方にはちょっとしたコツが必要です。
間違った使い方をすると、虫の発生につながったり、悪臭を放つこともあります。

そんな油かすですが、正しい使い方をすれば、土壌の改良にも効果的な肥料です。
油かすの正しい使い方をご紹介します。

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肥料の油かすの効果と使い方

安心安全な野菜を食べたくて家庭菜園をしている人も多いですよね?
「安心安全」を目的としている方だと、化成肥料ではなく有機肥料を使いたいと考えることも多いでしょう。

肥料として油かすを使う時には、まずはその特徴を知っておく必要があります。

油かすというのは、菜種や大豆からオイルを絞った後に残るカスです。原料によって三要素(チッ素、リン酸、カリ)の含有量は若干異なりますが、リン酸とカリの含有量はあまりなく、チッ素を多く含んでいます。

油かすは、土の中の微生物によって分解されるので効果が現れるまで時間がかかります。

また、分解の過程で有機酸やガスが出てしまい、肥焼けを起こしやすいので、植え付ける2~3週間前には、土にしっかりと混ぜ込みます。

酒粕だけではリン酸とカリが不足するので、骨粉や草木灰などを使い補うようにしましょう。
骨粉にはリン酸が、草木灰にはカリが多く含まれています。

油かすは、液肥を作ることもできます。

油かす1Lに水10Lを混ぜて、2ヶ月ほど発酵させて作るので臭いはきついですが、即効性のある追肥として利用することが出来ます。
5倍に薄めて使います。

油かすの肥料はふかふかの土壌作りに効果的

植物が元気に育つためには16の必須元素が必要になります。
3大栄養素の他にも、カルシウムやマグネシウムなどがあります。

この必須元素を補うのが有機肥料で、その代表格にあたるのが油かすです。

有機肥料は植物の栄養と言うよりは、土の中の微生物の食物となって分解され、肥沃な土壌を作ることで、食物に栄養分を届けています。

有機肥料である油かすは、一度土壌微生物に分解される過程があるため、効果が現れるのゆっくりですが、土壌微生物を増やして土の団粒化を促進するので、ふかふかな土壌作りにも効果があります。

このように、油かすは土壌を活性化させる働きがあるので無農薬栽培を可能にするため、有機農業では最も重要であるとされています。

安心安全な野菜のために家庭菜園を行う場合には、とても適した肥料といえるでしょう。

油かすの肥料の効果を上げる正しい使い方

油かすは発酵してから肥料成分の効き目が現れますから、元肥としての使用に適しています。

先ほど液体肥料の時にも少しお話しましたが、油かすが発酵すると悪臭がします。
悪臭を押さえるためにはしっかりと土に混ぜ込むことが大切です。
更に臭いを抑えたい場合には、マルチやビニールシートを被せて発酵するまで待ちましょう。
この方法は臭いだけではなく、ハエの発生も防ぐことが出来ます。

油かすを発酵させる時間や環境がない場合には、発酵済の油かすを購入するのがおすすめです。
発酵する過程で臭いが発生しますが、すでに発酵が済んでいるので、臭いもほとんど気になりません。
発酵済みですくに肥料成分が水に溶け出す状態なので、追肥としても使うことが出来ます。

とても便利ですが、手間もかかっているため発酵前の油かすよりも、価格は高価になります。

化成肥料とは違って手間隙かかる有機肥料ですが、安心安全のためにはぜひ使いこなせるようになりたい肥料でもありますよね。

油かすのいろいろな種類

油かすと一口に言っても、原料になる植物はいくつかあります。

菜種が最も割合を締めていますが、大豆やごま、ニームや椿などもあります。

菜種や大豆、ごまの油かすは、有機肥料としてこれまでご紹介したように元肥としての使用することが多いのですが、ニームや椿の油かすには他の効果もあります。

ニームの油かすは木酢液のような防虫効果がありますし、椿の油かすに含まれるサポニンという物質には、水と混ぜると泡立つ性質があり、この界面活性作用を利用して、ミミズやナメクジの駆除をすることが出来ます。

菜種などの一般的な油かすの成分は、チッ素が多く、リン酸やカリはあまり含まれていません。
チッ素は葉肥となりますが、肝心な実のための肥料にはリン酸が必要になります。
そのため、リン酸を多く含む骨粉と合わせた油かすも売られています。

また、10種類以上もの有機素材をバランスよく配合して発酵させた醗酵油かすもあります。
チッ素3%、リン酸6%、カリ3%位でバランスの良い肥料になっています。

必要に応じて、これらの肥料を使い分けると良いでしょう。

油かすに発生するカビの対処法

油かすは有機素材になりますから、雨や散水等によってある程度の水分を含むと、菌の働きによって白いカビが生える場合があります。

そのため、プランターでの使用は稀に害があるため適しません。
畑で使う場合には、土壌表面の白カビによる見た目的な問題はあっても、大量の土があるため作物への害は基本的にはありません。
ただし、挿し木苗は弱いので、カビの生えた土壌は控えた方が良いでしょう。

畑で使用している場合、カビによる作物への実害はほぼありませんが、ハエが集まるなどの不快な状況になることはあります。
また、油かすのカビの発生時には、発酵過程によるガスも発生しますから、その匂いを不快に感じることもあるでしょう。

これらの不快感を軽減するためには、油かすを地中に埋めてしまうか、しっかりと土壌と混ぜ合わせることが大切です。

尚、発酵過程に発生するガスは、植物に害を与えることがありますが、畑で適量を使用している場合にはガスが拡散する為、ほとんどの場合は害が現れることはありません。

病気や虫対策も、安心安全を意識するなら

家庭菜園の良い点は、安心安全な野菜を手に入れることが出来ることではないでしょうか?

健康のこと考えると、無農薬野菜を使いたいですが、お店で売られているものは高価です。
毎日の食卓に使うとなると、なかなか難しいですよね。

その点、家庭菜園では、手間と時間はかかりますが、安心安全な野菜を収穫することが出来ます。
また、お子さんがいる家庭なら「食育」にもなることでしょう。
自分で育てた野菜なら、嫌いな野菜も食べれるかもしれません。

安心安全な野菜のための家庭菜園ですから、虫の被害に対しても出来れば殺虫剤ではなく、安全なものを使って対応したいと考えることでしょう。

虫よけであれば、普段口にする食品で作ることが出来ますよ。

酢と焼酎を1:1で混ぜ合わせ、さらに唐辛子を入れて3~4日間待ちます。
うっすらオレンジ色になったら完成です。
水で300倍に希釈して、スプレーします。

また、混植することで虫や病気を防ぐコンパニオンプランツもおすすめです。

ぜひ、安心安全な野菜を家庭菜園で楽しんでくださいね。

この記事の編集者

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