友達とのトラブル!子どもの喧嘩を親は解決させられない
2018.7.15
友達とのトラブル。子供同士の喧嘩や揉め事は、心の成長にとって必要なことです。
小さいうちに自分の意見を言い、他人と意見が違うことがあるということを、たくさん経験させなければ、思春期や反抗期になった時に、対人スキルが低すぎて対応できなくなってしまいます。
他人と意見がぶつかり合うのは、決して悪いことではありません。
どんどん揉めて、どんどん意見を言い合って、どんどん喧嘩させましょう!
子どもは賢い生き物です。本能でトラブルを解決できます。
他人を尊重することも大切ですが、自分の意見を口に出して言えるということは、とても素晴らしいことなのです。
ちょっとしたトラブルから、イジメに発展してしまった時は、まず子供の話をよく聞きましょう。
この時、子どもが親であるあなたを信頼していなければ話を聞くことはできません。
問題があった時、子どもは親に心配を掛けたくないと隠したがるものです。
子どもの世界と子どもの心の中は、大人の私達が思いつかないようなことでいっぱいですよ。
子育ては大きな方向転換はできません。日々の微調整が大切なのです。
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この記事の目次
友達同士のトラブル!解決することは決して重要ではない
小学生にもなれば、保育園や幼稚園にいた頃とは違い友達同士でいる時間というのも増えてきます。親や先生の目が行き届かない時間も多い分、友達同士のトラブルというのも増えてくるものです。
子供同士でトラブルを起こしたと知れば、親はどうしても心配になってしまいますよね。しかし、友達同士のトラブルというのは決して悪いことだけではありません。小1くらいのお子さんであれば、トラブルを沢山経験しておくことも大切になるのです。
どんな時に友達同士でトラブルが起こるのか考えてみると、学校であれば休み時間や登下校の時間、帰宅後に公園などに遊びに行ったときなどに起こりやすいでしょう。
どれも、先生や親がいない環境と言えます。友達と遊んでいる最中にトラブルは発生するのです。
しかし考え方を変えてみれば、友達と遊んでいるからこそトラブルは起こるのです。逆に、何もトラブルを起こさない子供の方が心配と言えるでしょう。
成長していく中で、友達同士のトラブルを経験しておくことはとても重要なのです。
友達とのトラブルは親が『解決』させるのではなく『見守る』
親は、子供に常に共感してあげる
親は、常に子供の味方でいてあげてください。もし自分の子供が間違っている場合でも、その理由をしっかりと聞く必要があります。
きっと何か理由があるのでしょう。その理由に共感してあげた上で、間違えたことについてはきちんと話し合ってください。
友達に嫌なことをされているというケースもあります。その場合、友達にだって何か理由があるのかもしれませんが、まずは自分の子供に共感することを第一優先にしてくださいね。
可哀想に、辛かったね、よく耐えたね、無理しなくていいんだよと。
親に共感してもらえることで、子供は悲しい気持ちを自分自身で受け止めることが出来るようになります。
子供がトラブルを起こした時は親がドンと構えてあげる
子供がトラブルを起こしてしまったとき、親があたふたしていると子供まで不安になってしまいます。子供が悲しい思いをしていたり、人に迷惑をかけてしまったと知ったとき、親だって不安な気持ちになってしまうのはよくわかります。
しかし、そこで親がドンと構えてあげないと、子供も落ち着いて考えることが出来なくなってしまうのです。子供のトラブルというのは子供自身の問題であり、親が解決するものでは無いのです。トラブルを経験することで、子供は成長していくのです。
友達とのトラブルがエスカレートしてきたら、解決するには親の洞察力が必要
子供同士で遊んでいると、仲間はずれや無視、暴力などが起こってしまうことがあります。もし自分の子供がそんなトラブルに巻き込まれたときは、どのようにして気付いてあげることが出来るのでしょうか?
「普段となんとなく違う」と思ったら、それはSOSのサインかもしれません。それを見逃さないようにしましょう。
例えば、いつもより元気が無かったり、口数が少なくなったり、反抗的になったり、帰宅が早くなったり、友達の話をしなくなったり・・・。ちょっとした変化に気付いてあげてください。
ただ、親に心配かけたくないと思うことで、逆に元気に振る舞ってしまう子もいるので、判断が少し難しいかもしれませんね・・・。
また、もし子供から苦しい思いを伝えてきた時にはどうすれば良いのでしょうか?
「学校に行きたくない・・・」「○○ちゃんが遊んでくれない・・・」そんなネガティブな発言をしてきた時、「大丈夫だよ、頑張って」「そんなこと言われると、お母さん悲しいな」「お母さんを困らせないで」といった言葉を返すのはNGです。
子供は自分の苦しい思いをわかってもらえないと、悲しい気持ちになってしまいます。そして、言っても意味が無いと判断して、口を閉ざして溜め込むようになってしまうのです。
親が介入して解決する場合、主観的になりすぎないで
子供から話を聞いて、親が何らかのアクションを起こす場合、まずは先生に相談をすると良いでしょう。その際には、子供の言葉をそのまま伝えないように注意してください。
子供の言っていることを鵜呑みにしてそのまま伝えてしまうと、園や学校での事情とあまりにも違いすぎて大げさな親だと思われてしまう可能性があるからです。大事にしたくないのであれば、その旨も事前に先生に伝えるようにしましょう。
- 相手の親に謝って欲しいわけではない
- トラブルはお互い様であることはわかっているので、どちらかだけにやめさせてと言いたいわけではない
- しかし、子供が○○を何度もされると相談してきているのは事実
- 一応先生にもそのことを知っておいて欲しい
こんな風に要点をまとめて話すと、先生も事態を飲み込みやすいですし、モンスターペアレントなんて思われることも無いかと思います。
ここで、学校側にも責任があるという思いから、攻撃的な口調になったり感情的に話してしまうのはNGです。出来るだけ丁寧に、冷静に行動するようにしてください。
親と子の信頼関係は、積み重ねて得るもの。困った時には親を頼らないのが子ども
親が気付いていないところで、子供同士のトラブルは起こっていたりします。
最近元気が無いみたいだけどどうしたんだろう?
いつも同じ子のことで悩んでるみたいだけど大丈夫かな?
最近、いつも一緒に登校していた子と一緒に行っていないみたいだな?
遊ぶ友達が変わったみたいだけど、どうしたのかな?
といったように、何か思い当たることがあったりしませんか?
実際にトラブルが起こっているのかどうかはわかりませんが、何かしらの変化があることは事実です。
そして子供は、親にぺらぺらと話すようなことはしません。親に相談しても意味がないと考えたり、先生に相談されて面倒くさいことになると思ったり、自分が責められると思ったり・・・。
子供の思っていることをどれだけ理解できるかが、問題解決のための近道なのです。コミュニケーションを沢山とって、子供のことを知ることが大切です。