夕日が綺麗に見えるための条件とは?必要なのは●●●!
2018.5.7
綺麗な夕日を見ると、なんだか心が洗われた気分になって「よ~し!明日も頑張ろう!」と思えますよね。
しかし、いつでも綺麗な夕日が見られるとは限りません。実は綺麗な夕日を見るためにはある条件が必要だとか。その条件とはいったい何なのでしょうか?
必見!綺麗な夕日を見るための条件について詳しく説明します!
スポンサーリンク
こんな記事もよく読まれています
スポンサーリンク
この記事の目次
綺麗な夕日を見るための条件とは○○と●●!
綺麗な夕日を見るための条件は二つあります。
綺麗な夕日を見るには適度な雲が適当な高度にあること
燃えるような夕焼けは、その夕焼けの光に雲の下側から照らされることでより美しく見れます。
そのためには、適度な雲の位置、自分の上空に雲があることで綺麗に見えることが多いです。
それも、薄く広い雲だとより綺麗に見えます。
夕日は夕日でも、沈む方向に雲があっても、夕日があっても雲に隠れるだけなので、綺麗な夕日を見たい時は、雲の位置には注意しましょう。
綺麗な夕日を見るには前日もしくは、その日の午前中に雨が降ること
雨が降った後の夕焼けは綺麗に見えることが多いです。
雨が降ることにより大気中に大きな塵や埃が落ちるためと、空気中の水蒸気が増すからといわれています。
前者は、雨が空気中の塵や埃が取り除くので、光が遠くまで届きやすくなり、後者は、雨が降ったあと、空気中の水蒸気が増えることで、青系の光線が分散して、夕日の赤系の光が強く残りやすくなることです。
夕日が綺麗に見えるために必要な気象条件とは?
夕日が綺麗に見えるためには、気象条件があります。
空気は普通、上に行けば行くほど温度が下がります。山登りしていて、頂上に上ると気温が低いと感じますよね。
特に秋から冬にかけて風が弱いときに「放射冷却」という現象が起き易くなります。「放射冷却」とは、太陽が沈んだ夜の間に、昼に温められた地表の熱が宇宙空間に逃げていく現象のことです。
それがおきると、上空が暑くなり、下が寒くなるという逆転現象が起こります。それが逆転層になります。(細かくは「接地逆転層」といいます)
この逆転層が起こることにより、大気中に細かいちりなどの濃度が高くなり、光が反射しやすくなり、夕日がよりきれいに見えるということになります。
この細かいちりですが、過剰にありすぎても、「スモッグ」という現象になり、のどが痛くなる原因にもなります。ですので、ある程度綺麗な空気が必要になります。
夕日が綺麗に見える条件が揃うのは【冬】?
釣りや海遊びのあとに、忘れられないほどの綺麗な夕日をみたことはありませんか。
季節的には、秋から冬は夕日が美しくなる時期です。
実はこれには理由があります。
秋から冬ですが、空気が乾燥しやすくなり、空気中にある水分の量が減少しています。
大気中の水分の量が減ると、光や遠くの景色を妨げる水の量が少ない分、空がより綺麗に見えるのです。
その分、光も見えやすくなり、夕日も見えやすくなるのです。
室内でお湯を沸騰させると、水蒸気が発生して、部屋に霧とかモヤがかかりますよね。これと同じ現象が大気でも起きています。
なので、湿った空気が漂う春から夏よりも、秋から冬のほうが、海辺に素晴らしい夕日を見ることができます。これは夜空も一緒で、冬には正座がはっきりと見えます。
夕日と夕暮れ、夕焼けとの違いとは?夕焼けはなぜ赤い?
「夕日」、「夕暮れ」、「夕焼け」。
どれも似たような言葉ですが、違いはご存知ですか?
同じ空を見ても、「夕日が綺麗だな」という人もいれば「綺麗な夕暮れ」「綺麗な夕日」という人もいます。ここでは、それぞれの定義をみてみたいと思います。
夕日とは夕方の太陽そのものです。
夕日といえば赤いイメージがありますが、赤くなくても、夕方に出ていれば、夕日になります。
夕暮れは、日が暮れ始める時間帯を示します。
ですので、夕暮れは風景を示さず、夕暮れ時というのは、夕方と同じ意味になります。
夕焼けというのは、日が沈むときに地平線の近くの西の空が赤く染まる現象のことを言います。これとは逆に東の空が赤く染まるのは朝焼けです。
夕焼けではなぜ空が赤く染まるのか、その原理をここでみてみましょう。
夕焼けで空が赤く見えるのは、太陽の光、空気層の距離、波長の長さが関係しています。太陽は私たちの真上から横へ移動しますが、横の方が、太陽光が空気層を通る距離が長くなります。距離が長いと、夕焼けの正体である、赤い長い波長が散らばります。それにより、私たちの目に写っていた短い青い波長が私たちの目には届かず、赤い長い波長が届き、夕焼けが見えるのです。
夕焼け空が綺麗に見えるためには気温も条件?綺麗に見える季節は?
夕焼けが綺麗に見えるための条件は二つあり、
- 赤い波長の光線を産卵させる水蒸気などが大気にあること。煙、ほこりなどにより光線の散乱はもやがかかったようになるので、避けたほうが良い。
- 適当な量の雲があり、その雲より低い高度(雲の下)から太陽光線が当たること。
1,2を満たす条件は
- 昼と夕の気温差が大きいこと
- 湿度が高いこと
- 上空には雲があるが、西のほうには、雲がないこと。
また、特に根拠はありませんが、秋に夕焼けが綺麗だと感じることが多いようです。
周りの風景にもよるとは思いますが、単純に空気が澄んでいる冬場の夕日が綺麗に感じます。