猫が動物病院で暴れることが大変!?病院嫌いを克服させるには
2018.4.30
猫を動物病院に連れて行くと、物凄く暴れるので連れて行けずに困っているという人もいますよね。
では、病院嫌いの猫を病院に連れて行くのにはどうしたらいいのでしょうか?
また、そんな猫のために飼い主ができることとはどんなことなのでしょうか?
そこで、病院嫌いの猫を連れて行くためのコツや病院嫌いを克服させるためにできることなどについてまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
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この記事の目次
動物病院で暴れる猫はキャリーバッグに入れる!
キャリーバッグ
まず猫を入れるキャリーバッグ、これが一番重要です。
猫をキャリーバッグから出すのに手間取るとそれだけで検査や治療ができなくなってしまい、猫や飼い主にとっても大きな負担となります。
キャリーのタイプによっては猫を入れづらい、出しづらいものもあります。
そしてもしものときに猫が逃げ出さないないように頑丈な物がいいでしょう。デザインの良さも大事ですが、ここでは機能面でオススメなことを書いあげていきます。
上が開くor蓋が取れるタイプ
猫を出すときに横の扉から引っ張る方がいますが、それは猫がもっとも嫌がる出し方です。また横から出すときに、攻撃される可能性が高くなります。。
一番猫にとって負担が少ないのは、自分から出て来てもらうことですが、そのようにスムーズに行くことはあまりないでしょう。そんな時は、上からゆっくり出すと興奮しにくいです。上からタオルをかけながら出せば抵抗されることもありません。
また聴診や簡単な注射は蓋をとればキャリーバッグの中でできるので、天井が蓋になっているキャリーバッグだと猫を外に出す必要がありません。
素材
布製のキャリーはデザインが可愛いですし、素材も柔らかいので猫も過ごしやすいかもしれません。しかし型が崩れてしまいやすいので、入れにくく出しにくいキャリーと言えます。ここではプラスチック性のケージがオススメです。中が汚れてしまってもプラスチック製なら簡単に綺麗にできるという利点もあります。
暴れる猫を動物病院に連れて行くときのコツ
病院嫌いの猫は、こうして病院に連れて行こう!
そうは言っても、病院に連れて行こうとすれば大暴れ、病院では脱走してつかまらない。そんな愛猫をどうすれば無事に受診させられるのでしょうか? おすすめのポイントをいくつかまとめてみました。
- 暴れる猫は、可能ならば洗濯ネットに入れて、さらにキャリーに入れましょう。
- 前述にもあるように、上部が開けられるタイプが出し入れも楽で、病院での使い勝手がバツグン。
また、恐怖から粗相をする猫もいるので、掃除のしやすいプラスチック製がおすすめです。
- キャリーは普段から家の中に置いて、中にベッドを置いたり、そこでおやつを与えたりして、お気に入りの場所にしておくこと。
通院のときだけ使用していると、キャリーを見ただけで逃げ出すようになります。 - 臆病な猫は外が見えない方がいいので、カバーや普段使っているタオルなどでキャリーを覆ってください。
- 他にも猫の心を落ち着かせるフェロモン製剤があります。すべての猫に有効というわけではありませんが、キャリー内にスプレーしておくこともオススメです。
猫が動物病院で暴れるのを防ぐには、子猫の時から慣らす
病院に行くときだけキャリーバックを出して猫をそこへ入れると、「キャリーバックに入ると必ず病院に連れて行かれる」と学習し、キャリーバックを見ただけで逃げるようになってしまいます。
キャリーバックは普段から猫が自由に入れる場所に置いておき、そこに入っても何も嫌なことは起らないという経験を積ませるとよいでしょう。
また、健康診断や爪切りなど、あまり猫に負担がかからない内容で病院へ定期的に通うことで、動物病院はおそろしい場所だという認識が徐々に薄れるかと思います。
ストレスになりそうなことは、年齢が若い時から慣らしておくことが大切なんですね。
動物にとって、通常と異なることは強いストレスになります。
特に猫は「たまに起こる変化」を嫌いますので、動物病院に行くことは「よくあること」で、しかも、そこまで嫌な場所ではないと思ってもらうことが大切です。
嫌がりそうなことは子猫のうちから習慣にしておくことが、ストレスのない生活を送る上で重要になります。
不慣れな場所で暴れる猫にはタイプがある!
- 不慣れな場所で暴れる猫には2つのタイプがあります。
生まれつき気が強く、他人に自由を奪われるのが嫌いなタイプ - 気が弱く怖がりで、知らない場所や不慣れな場所で、知らない人に接するとパニックになってしまい逃げ出すタイプ
病院で何とか逃げようとする猫は後者のタイプです。不慣れな場所をとても恐怖に感じてしまい、診察台でじっとしていることができずに、落ち着きなく動き回ります。特に動物病院の診察台は、いろいろな動物を診察するので、臭いが残っている場合が多く、嗅覚の優れた猫はとても落ち着かない場所であるのは間違いありません。
怖がりの性格は生まれつきなの?
猫の怖がりは、生まれつきの性格によるものと、幼少期の環境によるものがあります。本来ならば、生後3~9週間の間に親猫や兄弟猫から社会性を学びますが、この時期に親猫や兄弟猫と離れ離れで育った猫は社会性を学ぶ事ができない為に、とても怖がりになってしまいます。
また、猫は群れを作る動物ではないので、慣れている飼い主さん意外の人間だと恐怖心があり、パニックになってしまうのです。
動物病院で飼い主がしてあげた方が良いこと
動物病院では、キャリーバックからは飼い主さんが取り上げる
診療などの際、ワンちゃんやネコちゃんをキャリーバックから出してあげる時はなるべく飼い主さんが行うようにしましょう。初めて動物病院に行く際などに、知らない人に抱っこされることは彼らにとってはとても怖いことになってしまい、それが原因で動物病院を嫌いになってしまうこともあります。そのため、ワンちゃん、ネコちゃんが一番安心できる飼い主さんがキャリーバックから出してあげることで不安などを減らすことができるのです。
動物病院での処置中の接し方
注射や、治療の際にワンちゃん、ネコちゃんはとても不安になります。その時、普段の生活の中から信頼関係を築けていると不安そうな顔で飼い主さんの顔を見てきます。そんな時には普段と同じようにゆっくりと語りかけながら、撫でたりして安心させてあげてください。
この時に早口などで、何度も語りかけると、余計に興奮してしまい暴れてしまうこともありますので気をつけてくださいね。処置中などに飼い主さんが不安そうに、獣医さんに何度も質問などをしているとワンちゃんやネコちゃんが不安になってしまうこともありますので、なるべく落ち着いて普段通りを装うようにしましょう。
処置が終わった後などにしっかりと褒めてあげて、ご褒美をあたえるなどすることで、病院のことを嫌いになってしまう可能性を減らすことができます。動物病院に行くとご褒美がもらえるというように楽しい場所に変えるためには大事なことですよ。