幼稚園と保育園で就職に迷ったら!2つの職場の違いを調査
2018.5.19
幼稚園と保育園、どちらも小学校に入る前の小さな子供を保育するするお仕事ですが、就職するなら、どちらが良いのか迷ってしまいますね。
まずは就職をするときに、どのような資格が必要となるのかが問題になるようです。
また同じように子供とかかわる仕事ですが、仕事内容には明確な違いが根本にはあるんです。2つの職場について違いをいろいろな角度から調べてみました。
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この記事の目次
幼稚園と保育園、就職するときに考える違いについて
幼稚園教諭も保育士も、目指そうと考える方は子供が好きという共通点はほとんどの方が当てはまるのではないでしょうか。
子供が好きだからこそ、子供と関われる仕事をと考えたときに、幼稚園と保育園それぞれ就職してどんなことが異なってくるのか実際に働くまでわからないこともあります。
幼稚園教諭と保育士は、まず資格の管轄省庁が変わってきます。
幼稚園教諭の管轄は「文部科学省」で、学校教育法が根拠法になります。
これに対して保育士の管轄は「厚生労働省」となり、児童福祉法が根拠法になります。
幼稚園は教育、保育園は福祉という概念が違ってきます。
最近は幼稚園と保育園を一元化した認定こども園も増えてきています。
認定こども園では幼稚園教諭と保育士の両方の資格を兼ね備えている人材を求める傾向があるので、両方の資格を取得しておくとこのような場所での就職という選択肢も広がってきます。
保育士の資格を取得している人は、幼稚園教諭の資格を取得しやすくなるという特例もあるようなので、検討している方はこのような仕組みを活用してみるのも良いでしょう。
幼稚園か保育園、就職に迷ったら・・・。
就職するに当たって、迷う理由も人それぞれだと思います。
安定した給与などの待遇を重視する方もいますし、どのように子供達と関われるのか教育方針を考える方もいるでしょう。
大まかに考えると、小学校に入学前の子供を保育するという部分はさほど差はありません。
指導内容も似てきている傾向もあるようです。
公立の幼稚園や保育園は働き方としては、公務員という立場になります。
給与や休暇は割と安定している職場となります。
休暇の面だと、保育園は仕事をしている両親の子供が多いので幼稚園と比較すると少ないことが多いです。
休暇も重視する方は、公立の幼稚園が良いという感じでしょうか。
ただ、どちらも求人が少ないので狭き門とされています。
また、幼稚園と保育園では一日に子供と関わる時間も変わります。
幼稚園の場合はみんながだいたい決まった時間を幼稚園で過ごします。
バスなどの時間の関係で、朝や帰りの時間は前後することもありますが滞在する時間にさほど差はありません。
これに比べて保育園は、両親の仕事の間は保育園で過ごす子供達が多いので滞在時間が長い傾向があります。
このようなことも踏まえて、自分自身にはどのような働き方が合っているのか考えていきましょう。
就職先の多さや保育できる子供が幼稚園と保育園では違う
幼稚園と聞くと、だいたい意思の疎通が言葉で出来たり、簡単な身の回りのことくらいなら自分で出来るような年齢になってから通い始めるイメージありませんか。
保育園の場合は、場所によっても違いはありますが赤ちゃんも在籍していることが多いです。
これも資格の違いがあります。
保育士は0歳から2歳の乳児を保育することが出来ます。
しかし、幼稚園教諭は3歳の子供からの保育になるので乳児を保育することは出来ません。
だから幼稚園に乳児はいないということなんですね。
働ける職場にも違いがあります。
保育士は保育園以外の児童福祉施設でも働くことが出来ます。
例としては、身寄りのない子供やなんらかの事情で養育をしてくれる人がいない子供達を保育する「児童養護施設」もその対象です。
民間の託児所やベビーシッターとして働くことも可能です。
幼稚園教諭は、基本的に幼稚園での勤務がメインの考え方となります。
こんな事も幼稚園か保育園かで就職を迷ったとき選ぶポイントに
お昼ご飯は幼稚園と保育園では違うことが多いのではないでしょうか。
幼稚園はだいたいが、親の手作りのお弁当を持って行って食べることが多いです。
また、給食の場合でも業者に注文していたり、給食センターのお弁当もあるようです。
保育園の場合は、お弁当というシステムがほとんどないので給食がメインとなります。
お昼寝も幼稚園ではしないことがほとんどです。
保育園では、子供が大きくなってくるとなかなか眠れないなんて子もいるようですが、基本的にはお昼寝をします。
これも子供達の滞在時間に関係しますね。
朝から晩まで保育園で過ごす子供にとっては、お昼寝なしでは体力が持ちません。
普段元気に、時にはわんぱくに遊んでいた子供達の純真で愛らしい寝顔を見られるのは保育園で働く保育士の特権かもしれないですね。
似ているようでも仕事内容に明確な違いがありました
先ほど大まかな考えとして、小学校に入学する前の子供を保育するという部分であまり差はないと言いました。
ですが、保育をする目的は幼稚園と保育園では違いがあります。
幼稚園は学校教育法が根拠法になっているので、教育や指導を行うというのが目的です。子供の年齢に合わせて、勉強のようなことをする場合もあります。
実質子供達を保育している時間は約4時間から5時間程度です。
この限られた時間の中で、教育だけではなく正しい箸の持ち方でお弁当を食べるなど、生活面の指導も行っていきます。
これに対し保育園は、児童福祉法が根拠法となっているのであくまでも保護者に代わって保育をするというのが目的です。
仕事で保護者が不在の間、安心して過ごす場所が保育園となるのです。
食事の基本や排泄など、生活する上での基本的なことを学び身に付けていきます。
手遊びや歌遊びはすることがありますが、幼稚園のように教育を主とした勉強のようなことはほとんどしません。
どちらも共通して言えるのは、子供が健やかに成長していくことに携わる素敵な仕事ということには変わりはありません。
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